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『のさりの島』公開記念 山本起也監督ドキュメンタリー作品特集上映 シアターカフェ(名古屋)で7/17~25

 名古屋市東区白壁のシアターカフェで、2021年7月17~25日、「『のさりの島』公開記念 山本起也監督ドキュメンタリー作品特集上映」が開催される。

 新作『のさりの島』の公開(名演小劇場で6月19日から公開予定、刈谷日劇で7月23日から公開予定)を記念し、山本起也監督の過去のドキュメンタリー作品を上映する企画。

  以前から山本作品を知っているファンのみならず、 『のさりの島』で新たに山本監督の魅力を発見した人も楽しめる貴重な特集上映になっている。

 上映作品は、 山本監督デビュー作『ジム』(2003年 /124分)と、『ツヒノスミカ』(2006年/80分)である。

上映スケジュール

7月17日(土)~ 25(日)
13:00 『ツヒノスミカ』
15:00 『ジム』

※火・水定休

料金

各作品 1000 円 、ドリンク( 600 円~)
定員 各回 10人


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『ジム』(2003年/124分)

山本起也 

監督:山本起也 
出演:北澤鈴春、矢原隆史、清水高志

 川崎市のとあるボクシングジムを舞台に、そこに集まる若者たちの姿を追ったドキュメンタリー。22歳でジムを立ち上げた北澤鈴春と、ジムに通う若者たちの不安と希望を映し出す。
 山本監督のデビュー作。

『ツヒノスミカ』(2006年/80分)

山本起也 

監督:山本起也 
出演:山本マツ、山本耕三、ナレーション寺島進

 その家に、ばあちゃんは、ひとりで住んでいた。毎朝、2 枚のパンと納豆、それにリンゴを絞ったジュース。何十年も淡々と続けられた、変わらない暮らし。
 その家が取り壊される。家中に山積みになったガラクタ。それは、この家に流れていた時間の証。
「それを捨てられちゃ困る。死んでも捨てられない」と、ばあちゃんは呟く。
 解体される家。ひとつ物を捨てる度に、ひとつの時間が消えてゆく。ささやかだけれど、慈しむように営まれたひとつの歴史の終わり…。
 山本監督の第2作。

山本起也監督プロフィール

(写真撮影:高橋保世)

 1966年生まれ、静岡県出身。無名の4回戦ボクサーたちの姿 を6年にわたり追った長編ドキュメンタリー映画『ジム』(2003年)、90歳になる実の祖母の「住み慣れた家の取り壊し」をモチーフにした第2作『ツヒノスミカ』(2006年 )などのドキュメンタリーを発表。
 『ツヒノスミカ』で、スペインの国際ドキュメンタリー映画祭 PUNTO DE VISTA ジャン・ヴィゴ賞(最優秀監督賞)を受賞する。
 2012年、初の劇映画『カミハテ商店』(出演・高橋惠子、寺島進ほか)を監督。同作は島根県隠岐郡海士町の全面支援のもと撮影され、第47回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭でメインコンぺ部門12作品の1本に選ばれた。
 京都芸術大学映画学科で、プロのスタッフと学生による映画製作プロジェクト「北白川派」を推進。『のさりの島』はその第 7 弾にあたる。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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