記事内に商品プロモーションを含む場合があります

八木美知依・箏の世界 愛知県芸術劇場で5月22日に開催

(C)Yuriko Takagi

八木美知依・箏の世界 古から未来へと伝統楽器を導く

 愛知県芸術劇場小ホールで2021年5月22日午後6時から、「八木美知依・箏の世界 古から未来へと伝統楽器を導く」が開かれる。

 伝統音楽の枠を超えた音楽を追求している“ハイパー箏奏者”の八木美知依(やぎ・みちよ)さんが独奏、そして、先鋭ジャズ・ベーシスト/チェロ奏者の須川崇志さんとのデュオを聴かせるリサイタルである。

愛知県常滑市出身 世界的な箏奏者

八木美知依(やぎ・みちよ)
(C)Yuriko Takagi

 八木美知依さんは愛知県常滑市出身。邦楽はもとより、ジャズ、現代音楽、ロック、ポップスなど、幅広い音楽を演奏する箏奏者として世界的に活躍している。

 国内では、ジャズ・ミュージシャンらとリサイタルを重ねながら、浜崎あゆみ、アンジェラ・アキらのステージや録音にも参加。世界では、ヨーロッパ、アジア、オセアニア等の地域でリサイタルを開催してきた。

 2008年には、英国のワールドミュージック誌“Songlines”の「世界の最も優れた演奏家50人」に選ばれている。

箏という楽器のイメージを覆す、ソロそしてデュオのリサイタル

 八木さんが地元の愛知公演に向けて思い描いてきたプログラムを2 部構成で演奏する。

 前半は、国際交流基金主催の中央アジア・コンサート・ツアー(2003年)の移動中に、ウズベキス タン、キルギス、カザフスタンの枯れた草原を見ながら作曲した『Song of the Steppes』や、世界中のJAZZ フェスで披露している『水晶の夢』などをソロで演奏する。

 後半は、八木さんが「音楽性が似ている」というコントラバス・チェロを奏者の須川崇志さんとデュオを披露。 即興を含むスリリングな演奏を聴かせてくれる。

 従来の13絃箏よりも音域の広い21 絃箏と、深みのある低音が魅力的な17絃箏を自在に操る八木さん。

 拡張奏法や歌、さらにエレクトロニクスも取り入れた音楽は、躍動感と冒険心、美しさに満ち、聴く者を「これが箏 ?」と驚 か せてくれる。

日時・会場・入場料

■日時
5 月22日(土)18:00 開演(17:30開場)
■会場
愛知県芸術劇場小ホール
■入場料
全席自由 一般3,000円 、U251,500円
※U25 は公演日に 25 歳以下対象(要証明書)
※未就学児入場不可
※託児サービスあり(有料・要予約)。対象は満1歳以上の未就学児で、1人につき1,000円(税込) 。
申込締切は5月15日(土)。
問合せは株式会社マーマ名古屋(9:00~17:00)
☎0120-353-528(携帯からは052-562-5005)
月~金9:00~17:00、土9:00~12:00(日・祝日は休業)
※車椅子で来場の人は劇場事務局(☎052-971-5609)まで。

チケット

愛知県芸術劇場オンラインチケットサービス

○愛知芸術文化センタープレイガイド(地下 2 階)
10:00~19:00、土日祝は18:00 まで。月曜定休、祝休日の場合は翌平日。☎052-972-0430

八木美知依(やぎ みちよ/ 21絃箏、17 絃箏、エレクトロニクス、歌)

(C)Yuriko Takagi

 愛知県常滑市出身。邦楽はもちろん、前衛ジャズや現代音楽からロックやポップまで幅広く活動するハイパー箏奏者。
 故 · 沢井忠夫、沢井一恵に師事。NHK 邦楽技能者育成会卒業後、ウェスリアン大学客員教授として渡米中、ジョン・ケージやジョン・ゾー ンらに影響を受け、自作自演をその後の活動の中心に据えた。
 世界中の優れた即興家と共演する傍ら、柴咲コウ、浜崎あゆみ、 アンジェラ・アキらのステージや録音にも参加。ラヴィ・シャンカール、パコ · デ · ルシアらと並んで、英ワールド・ミュージック誌 Songlines の《世界の最も優れた演奏家 50 人》に選ばれている。

須川崇志(すがわ たかし/コントラバス、チェロ)

 群馬県伊勢崎市出身。ボストンのバークリー音楽大学卒業後、ニューヨークでピアニスト菊地雅章 に出会い、その音楽観から多大な影響を受ける。
 帰国後、辛島文雄トリオを経て日野皓正バンドのベーシストを 6年間務める。
 現在は、自ら率いる須川崇志バンクシア・トリオ(林正樹p、石若俊ds)を中心に活動しながら、日本のトップ・ジャズ・ベーシストの地位を確立しつつある。

最新情報をチェックしよう!

ステージの最新記事8件

>文化とメディア—書くこと、伝えることについて

文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

CTR IMG