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運慶展 2024年-2025年開催

2024年-2025年の運慶展

鎌倉国宝館

特別展「鎌倉旧国宝展」 2024年10月19日~12月1日

特集展示「鎌倉の伝運慶仏」 2024年10月19日~12月1日

 「旧国宝」とは、昭和25年(1950)に公布された文化財保護法以前の法律で国宝になった作品の通称。鎌倉の社寺には優れた文化財が数多くあり、これらの多くは、かつて国宝に指定されていた。本展では、鎌倉国宝館に保管されている旧国宝の作品を一堂に展示。また、特集展示では、仏師・運慶作の伝承を持つ仏像を紹介。大町・教恩寺の阿弥陀如来及び両脇侍立像は修理後初公開となる。

横須賀美術館

運慶展 運慶と三浦一族の信仰 2024年10月26日 〜12月22日 

 12~13 世紀の三浦半島で大きな力をもった武士・三浦一族。鎌倉幕府成立前後の彼らの地位 を象徴するように、横須賀・三浦半島には一族ゆかりの寺が多くつくられ、当時一流の仏師の手に よる仏像が安置された。 うち6躯が国指定重要文化財である。三浦一族の一人、和田義盛(わだ よしもり 1147~1213)の依頼で仏師・ 運慶(うんけい ?~1224)が制作した阿弥陀三尊像、不動明王像・毘沙門天像(すべて横須賀市芦名、浄楽寺蔵)は、まさにその典型だ。本展では、この運慶作の五つの仏像を中心に、義盛の所持と伝わる薬師如来像(三浦市初声和田、 天養院蔵)、三浦半島の宗教的先進性を伝える南宋からの舶来仏で、滝見観音の名で親しまれてきた観音菩薩坐像(横須賀市大矢部、清雲寺蔵)を含め、東国武士の祈りを受けとめた全9躯の貴重な仏像を紹介する。なお、本展は「運慶と鎌倉」をテーマに、神奈川県立金沢文庫、鎌倉国宝館とともに開催する連携展示のひとつ。鎌倉幕府と三浦一族、そして運慶が結びつくことによって生まれた、この地域における中世仏教文化の至宝を、館ごとに異なるテーマによって見ることができる。 

神奈川県立金沢文庫

☆「運慶ー女人の作善と鎌倉幕府ー」 2024年11月29日~2025年2月2日

2025年-2026年の運慶展

東京国立博物館

☆特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」 2025年9月9日~11月30日⇨興福寺公式サイト

 興福寺(奈良)の北円堂は、鎌倉時代を代表する仏師・運慶の仏像が安置される空間をそのまま伝える貴重な例として知られている。本尊の弥勒如来坐像と、両脇に控える無著世親菩薩立像は、運慶晩年の傑作である。北円堂は通常非公開だが、弥勒如来坐像の修理完成を記念し、約60年ぶりの寺外公開が決まった。本展では、弥勒如来坐像、無著・世親菩薩立像と、かつて北円堂に安置されていたとされる四天王立像の合計7軀の国宝仏を一堂に展示することで、鎌倉復興当時の北円堂内陣の再現を試みる。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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