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新装シアターカフェ(名古屋)を紹介 

 2012年4月から2019年2月まで、名古屋・大須で自主映画や短編アニメーションを上映してきた「シアターカフェ」が2020年8月1日、名古屋市東区白壁に移転し、リニューアルオープンした。機材費などの調達には、クラウドファンディングも実施した。
 シアターカフェでは、新しいスペースを多くの人に知ってもらおうと、8月8日から、大開放祭を開催する。

シアターカフェ

 営業時間は、午後1〜9時( 火・水曜日定休、祝祭日や教室・イベント等開催時はオープンすることもある)。ただし、新型コロナウイルス感染者数増の影響に伴い、当面、営業時間を日・月・木・金曜日は午後1〜6時、土曜日は午後1〜9時に短縮する。場所は、国道41号線の東側歩道に面していて、とても分かりやすい。

 映像作品の上映を中心に、レンタルスペース、ギャラリー、映像関連の講座・ワークショップなど 、多様な企画を展開する。交流の場としてのコミュニティス ペースとしても活用できる。

 1 階に ギャラ リー とカフェ、2階に上映スペ ースを設けている。

 以下、写真とともに中の空間を紹介します。入り口で、履き物を脱いで上がります。アットホームな雰囲気です。

シアターカフェ

 中に入って、入り口側を見ると、こんな感じになっています。コロナ禍の中、手指の消毒をするようになっています。シアターカフェの新型コロナウイルスの感染予防対策は、こちらをご覧ください。

シアターカフェ

 こちらは、カフェスペースになっています。古材を使った雰囲気がナチュラルで、良い感じです。椅子も深く腰を沈められ、快適。壁には、今後、映画関係の雑誌などが置かれることでしょう。床は、木目調のフローリングです。

シアターカフェ

 この写真は、入り口側から奥に向かって撮影したものです。左側の壁が展示スペースになっています。手前の壁と奥の壁を合わせ、写真、グラフィック、絵画、ドローイングなどが紹介されるはずです。

シアターカフェ

 右手は、キッチンスペースです。ドリンク類は、こちらで用意されます。ここもシンプルかつナチュラルな雰囲気です。色彩を抑えたカウンターや壁のタイルも空間にマッチしています。

 2階の上映スペースには、奥の階段から上がります。

 奥に長い空間ですが、スクリーンは、長い壁面に設けています。こうすることのメリットは、1つに、スクリーンを大きくできること、2つ目には、どの席からもスクリーンが近く、よく見えること。実際に座ってみましたが、スクリーンが大きいので、端のほうの席でも、見にくいということはありませんでした。

 シアターカフェの新しい上映スペースでは、椅子の座り心地を重視しています。座椅子や肘掛のある椅子など、デザインを含め、多種多様。快適に作品を鑑賞できるようにとの気遣いを感じます。サイドテーブルがあるのが、とてもいいです。ゆったりと作品を楽しんでほしいというホスピタリティーを感じます。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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