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シアターカフェ移転&リニューアルオープン4周年記念開放祭 2024年8月10-18日に開催

28作品を5プログラムに分けて上映

 2020年夏に名古屋・大須から移転した名古屋市東区白壁のシアターカフェで2024年8月10〜18日、移転&リニューアルオープン4周年記念開放祭が開催される。

 5月10日に応募締切をし、59作品の応募があった。今年は28作品を5プログラムに分けて上映する。

 また、2023年11月に10周年記念ワークショップで制作した『床寿司In the Theatercafe』のお披露目もする。協賛はジーンハート株式会社。
〇料金 要1ドリンク注文(600円~)
〇定員 各回15名
予約はこちら

プログラム

12:30-14:1014:40-16:2016:50-18:30
8/10(土)A  残席わずかBC
8/11(日)DEA
8/12(月祝)B 満席御礼CD
8/15(木)EAB
8/16(金)CDE
8/17(土)ABC
8/18(日)DE

上映作品

Aプログラム(6作品/約80分) 

『ロイヤル劇場の夢』(2024年/29分47秒)監督:大野達也 
※8/15(木)舞台挨拶予定

出演:加藤雅也 桜木梨奈 片岡稔

 映画館を経営する館主と仕方なく経営を手伝っている娘。ある日、女は映画が終わっても帰らない男性客とたわいもない会話をする。男は幼いころロイヤル劇場で観た映画に心を打たれて映画監督になることを夢見た。

『転生女優』(2022年/23分57秒)監督:ダイナマイト・ボンバー・ギャル
※8/15(木)監督、撮影道川昭如さん舞台挨拶予定

出演:かんこ 飯島大介 秋本つばさ 佐野元哉 佐々木リオ 三木美毅 江藤あや 矢野歌織 鳥之海凪紗 川崎瑠奈 相川優 芳川つかさ 佐川奈菜恵 向山智成 鈴木拓 鷹Nishigata 竹内昌義 池田薫 服部伸孝 大庭亮律 古東久人 高市羽嵐 かわえびこ 虻川美里 大山孝彦 パスタ功次郎

 かつてグラビアクイーンだった森里千秋。36歳となった今、事務所の社長からヌード写真集を要求される。引退かヌードか? 千秋は人生の決断を迫られる。

『あちゃー』(2024年/4分30秒)監督:武馬由季
※8/10(土)舞台挨拶予定

 「あちゃー」と、やらかします。生きていたら、自分だけが見えるものに逃げることも、あると思います。んー…逃げきれていないですね…あちゃー。人様に迷惑をかけていなかったら、何が見えていてもいいじゃないですか。

『Pasiri』(2023年/5分4秒)監督:国海伸彦

出演:片山大輔 国海伸彦

 スマホに依存する無気力な青年は、どんな簡単なことでもスマホに内蔵されたAI「Pasiri」にやらせていた。ある日突然「Pasiri」が青年の言うことを聞かなくなって、青年は部屋に閉じ込められてしまう。部屋から脱出するために「Pasiri」を利用しようとするがスマホの電源も入らなくなってしまい・・・。

『この人生は夢だらけ』(2024年/10分16秒)監督:西尾友希
※8/10(土)監督、熊田佳奈子さん舞台挨拶予定

出演:西尾友希 熊田佳奈子

 50歳。半額の惣菜と共に、私は心中する。世界から透明になっていく私の前に現れたこの世界から、はみ出てしまった子は言った。『ほら、あなたはここに居る』。何でも屋、我妻來の前日章。初めてのお仕事、始まります。

『メイキング・シブヤ』(2024年/7分)監督:山口改

出演:遠藤しずか 獣神ハルヨ 髙橋篤弘 山口改

 渋谷スクランブル交差点を行ったり来たりするバイトを始めた主人公。そこへ、ベテランアルバイターが現れる。

Bプログラム(5作品/約80分) 

『息子さんのつくもさん』(2024年/26分40秒)監督:鹿野洋平

出演:渡部直也 木許昌子 村松和輝 森山みつき 佐藤晶愉輝

 孤独に誕生日を迎えた老婦・トシエは、思い出深い日本人形の買取を依頼する。つくもは出張査定に訪れるが、彼女のホースの水がかかってずぶ濡れに。二人は服が乾くまでのあいだ一緒に過ごし、つくもは亡き母とトシエの姿を/トシエは亡き息子とつくもの姿を重ね合わせるのだが、やがてある真実が突きつけられて・・・。

『GASKETSU』(2022年/2分48秒)監督:植田翔太

 夜道を原付で駆ける最中、街頭すら無い暗闇でガソリン切れを起こしてしまう。途方にくれる主人公だがそこで観たものは??

『借りていたもの』(2022年/3分48秒)監督:蔭山周

出演:梶原航平 川口葵 志生 華丘あさ

 青年が茂みを走っていると、謎の少女が「かりもの」と書かれた箱を持って立っている。 箱から紙を引くと、そこには「命」の文字。青年は花、ザリガニ、人間・・・様々な命を持っていくが、少女は首を振るばかり。果たして、命の正体とは・・・?

『大食い大好き大石さん』(2023年/22分47秒)監督:田中亮丞
※8/17(土)舞台挨拶予定

出演:小薗井真子 黒須暁斗 飯田緑子 野澤輝匠 相原聡佑 吉成隆之介 藤田佳久 のの 三浦雄太 菊嶌太士 松岡寿迪 冨澤真以 神崎みどり トミサット(センチネル) 八王子市立第五中学校のみなさん

 学校でいじられ、何故か先生からも怒られ、家に帰っても誰もおらず、おまけに親は「メシア」を崇拝する新興宗教に入っている冴えない中学生・菊丸は、同じクラスで体の小さい大石さんにデカ盛り飲食店に連れて行かれる。菊丸は実は大食いである大石さんを撮影し、ネットにあげれば冴えない日常が変わると考え、2人でデカ盛りに挑戦する。

『イタコ道』(2024年/22分57秒)監督:米山朋子 
※8/12(月祝)舞台挨拶予定

出演: 笠井和男 萬年志朗 北岡真紀子 川口智子 岡本昌司 田中広子

 運がない直樹は、ある日突然イタコにスカウトされる。しかし、うまくイタコをすることができない。そんな中、親友の貴大が急に亡くなる。呆然としイタコの呪文を唱える直樹。直樹が自信を持って生きるようになるまでのファンタジードラマ。

Cプログラム(6作品/約81分) 

『僕のいる景色』(2022年/26分21秒)監督:髙畑颯人 
※8/10(土)監督、出演 田渕加奈さん、高畑百々さん舞台挨拶予定

出演:舛田M儀 高田堅介 田渕加奈 木治正人 曽爾村の皆様
(声のみ)高畑百々 辻岡しんぺい 森岡匠

 都会に暮らす心を閉ざした青年は、たまたまインターネットで教育実習で来ていた先生からのメッセージが届く。彼は一念発起して、その先生がいるという奈良の曽爾村に向かう事を決めた。そこで出会う人々の温かさに触れ、彼の気持ちは柔らかくなっていく中、ある出会いをする。

『走馬灯』(2024年/5分57秒)監督:しじみ 
※8/10(土)監督、出演 しのはらさん舞台挨拶予定

出演:しじみ 橘さり しのはら 山中翔平 堀さや花(ナレーション)

 目覚めると白い部屋にいるしじみ。どうやら死んだらしい。走馬灯制作会社を名乗る女に「走馬灯を作ってみませんか」と誘われ、予算3000円で作ってみる事にしたのだが…。

『電話のあいて』(2024年/11分53秒)監督:高上雄太
※8/10(土)舞台挨拶予定

出演:渡部大稀 広瀬慎一 小夏いっこ 大山大

 達也の母・敏江が交通事故で亡くなった。ある日、敏江の遺品のスマホに非通知の着信があった。達也が通話に出ると、声の主は死んだはずの敏江だった……

『monsoon』(2022年/8分27秒)監督:森川錦

出演:高田歩 茅原拓也 菊 千代

 同じ大学の演劇サークルに所属する三人が稽古後にバスで帰宅中。 経験の浅いアカリは、杉元と咲苗がバスの中でも次回公演の準備を進めている中、何も協力できないことがもどかしく、手持ち無沙汰な状態で二人の間に座っている。

『空回りな記憶』(2023年/4分4秒)監督:石川真衣

音楽:林亮太 出演:鳥居紗歩

 写真撮影時、フィルムが空回りして何も映っていなかったという経験を元に制作した映像作品。写真を撮った瞬間の自身の記憶は残っているが、残っているネガには何も映っていない。そして、年月が経つにつれてその瞬間の記憶もだんだんと薄れていく。過去になればなるほど不確かになっていく記憶を、再撮影を繰り返すことでゆがんでいくイメージと重ねて制作した。

『秘事himegoto』(2024年/23分54秒)監督:みやたにたかし

出演:吉橋航也 紀那きりこ 大根田良樹 司馬正太郎 中原シホ ぎたろー 藤原絵里 伊藤藍 田川可奈美

 病院の御曹司である医師村井は、親友の医者北川から結婚式の司会を頼まれ、顔合わせで北川の結婚相手が旧知の女性、理恵だと初めて知る。ところが理恵はなぜか村井と初対面であるかのように装う。理恵が抱える秘め事とは?そして村井と理恵の間には過去に何が?

Dプログラム(6作品/約80分) 

『それからのインタビュー』(2023年/17分00秒)監督:武子直樹 
※8/12(月祝)舞台挨拶予定

出演:上原剛史 今城沙耶

 自称プロデューサーの中年男・細川は、元アイドル夏香のインタビュー取材を行う。将来への不安を抱え、事務所にも所属していない夏香に、上から目線のアドバイスをほざき、あわよくばとよこしまな事も企もうとするが、何も実績がないことがばれると一転し、夏香の逆襲に遭う。

『ボ―――――』(2023年/3分18秒)監督:内藤日和

音楽:ガンジー石原

 ボ―――――っとしてたら出会ったあの子

『唯一』(2023年/7分38秒)監督:龍健太

出演:木野愛子 大石理枝 板敷卓

 2人組の女が、ある男を殺している。男はなぜか、殺してもすぐにまた女たちの前に現れる。だからまた殺す。殺す女たちと、殺される男。その関係を繰り返すだけの日々。そんなある日、女の内の1人が病に伏し、命の危機を迎える。悲しみに暮れる中、いつものように女たちの前に現れた男が、ある恐ろしい提案を持ち掛ける。

『あの日、私たちにあったこと』(2024年/9分52秒)監督:鈴木剛志 
※8/11(日)、12(月祝)両日監督、出演 紀那きりこさん舞台挨拶予定

出演:紀那 きりこ 倉多 七与

あの日、私たちに何があったのか
あの日、私たちは何をしてしまったのか
あの日、私たちは何を想ってしまったのか
踏切を挟んで二人の女は告白を始めた

『役づくり』(2022年/11分52秒)監督:山谷武志

出演:田村陸 菊沢将憲 芦原健介 他

 ある日、駆け出しの役者である鈴木義久は、新作映画のワークショップオーディションを受けるために会場を訪れた。しかし、そこで彼が経験したことは、演技指導や演技審査の名を借りたパワハラだった。その結果として彼の中に芽生えた衝動は、図らずも彼が「役づくり」として求めていたものだった。

『酔者の贈り物』(2022年/30分)監督:中村公彦
 ※8/11(日)監督、出演平山さとみさん、池田諭さん、12(月祝)監督舞台挨拶予定

出演:平山さとみ 池田諭 齊藤あきら 武藤令子 芹口康孝 中村英香 あべかつのり 美智 ワシダゴロウ 児玉純一 千代反田美香 薄井伸一 三浦則子

 50歳を機に集まった、大学時代の日本酒愛好会サークルのメンバーたち。結城萌は、贈り物に特化した通販サイトを経営する社長になっていた。萌は大神酒造の社長・修一と一緒に、それぞれのメンバーにとって「人生で想い出に残っている年」に作られた古酒を贈り始める…。

Eプログラム(6作品/約80分) 

『それでも僕らは家族だった』(2023年/30分)監督:片岡優太 
※8/11(日)、15(木)、16(金)、18(日)舞台挨拶予定

出演:小出房江(曽祖母) 加藤幸枝(祖母) 片岡恭子(母) 片岡綾音(姉) 片岡優太

 僕の家族は、「一般家庭」の形から離れていた。モラハラだった父と離婚し、シングルマザーとして僕と姉を育ててきた母。父親代わりのように、一家の大黒柱を担ってきた祖母。経済援助をしてくれた曽祖母。上京した今思うのは、僕は家族が好きということだった。これは、帰郷したときに見つめた、僕の家族のドキュメンタリー。

『もう一度、旋回』(2023年/10分46秒)監督:浅田若奈 
※8/11(日)監督、出演 有里まりなさん舞台挨拶予定

出演:田野真悠 有里まりな

 山中風希(26)が一冊の歌集『もう一度、旋回』を読んでいるところに、見覚えのある人物が通りかかる。それはかつての友人でもあり、『もう一度、旋回』の作者の天野透子(26)だった。風希と透子は二年前に絶交していた。透子との予期せぬ再会をきっかけに風希は二人の間に起こったことを思い返し、ある行動に出る。

『死霊のダンス』(2022年/14分02秒)監督:青木アリサ
※8/11(日)、15(木)監督のみ、16(金)監督、出演西出明さん、特殊メイク稗田梓さん、18(日)監督、出演七草きよえさん舞台挨拶予定

出演:GON 七草きよえ 波佐本麻里

 引きこもりの息子と隠れるように暮らす、母親。ある日、彼女は息子に起きている奇妙な変化に気づく。

『Yellow Exile #01 lost things in life』(2024年/9分53秒)監督・出演:城台宏典

 大切なものを失ったピエロは当てもなく彷徨い、過去の自分の行いを悔いる。明確なストーリーよりも、鑑賞中に自身と向き合う時間にしてもらえればと思います。

『ゆめかさくら』(2022年/10分9秒)監督:八十川勝

出演:岸本ゆめか 春歌 山本欣生

 少女ゆめかと母親がベッドの上で、昔の写真を並べてみていた。これまでの楽しい思い出を振り返りながら、写真を見ている2人。しかし、そこにはとても大切な目的があった。

特別上映ワークショップ作品 『床寿司 in the Theater Cafe』(2024年/5分47秒)監督:飯塚貴士

寿司造形・脚本・操演・声の出演:金子岳司 中川千鶴 南條琴美 百合草一樹 中山美幸 羊 順子 中島清路 中島妙子 中島巧

 ある朝目覚めると、ネギトロ寿司になっていた。寿司の寿司による寿司のためのザ・寿司ワールドに迷い込んだ一人の人間は、上級寿司たちに虐げられている床にいる寿司、「床寿司」たちと出会う。

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>文化とメディア—書くこと、伝えることについて

文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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