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「没後100年 富岡鉄斎」愛知・碧南市藤井達吉現代美術館で2024年10月5日-11月24日に開催

画業と生涯を回顧

 愛知・碧南市藤井達吉現代美術館で2024年10月5日〜11月24日、「没後100年 富岡鉄斎」が開催される。同館で、約10年ぶり、2回目となる鉄斎展である。

 世に「最後の文人画家」と称えられる富岡鉄斎(1836-1924年)。幕末の京都に生まれ、幅広い学問と多様な流派の絵画を学び、深い学識に裏付けられた豊かな画業を展開した。

 胸中に思い描かれた理想の山水を表出し、人間の理想を説いた鉄斎の絵画は、生前から今日まで国内外で高く評価されてきた。

 2024年の大みそか、鉄斎は没後100年を迎える。これを機に、本展では改めて彼の画業と生涯を回顧。名作として知られる作品はもちろん、近年になって再発見された作品、また画室を彩った文房具や筆録等も取り上げ、鉄斎の日常も紹介する。

展覧会概要

展覧会名没後100年 富岡鉄斎
会期令和6年10月5日(土曜日)〜11月24日(日曜日)
※会期中、展示替えがある
前期:10月5日(土曜日)~10月27日(日曜日)
後期:10月29日(火曜日)~11月24日(日曜日)
観覧時間10:00 ~17:00(入場は16:30まで)
休館日月曜日(10月14日(月・祝)、11月4日(月・休)は開館し、翌日休館)
観覧料一般1,000円(800円)、高・大学生600円(480円)、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金。
市内在住・在学の高校生、市内在住の65歳以上の方、各種障害手帳をお持ちの方と付き添い1名は無料。受付に証明書を提示。
※11月22日(金曜日)は「あいち県民の日連携事業」として無料。
主催碧南市・碧南市教育委員会・碧南市藤井達吉現代美術館、清荒神清澄寺 鉄斎美術館、毎日新聞社
協賛ライブアートブックス
巡回先京都国立近代美術館:2024年4月2日(火曜日)~5月26日(日曜日)
富山県水墨美術館:7月12日(金曜日)~9月4日(水曜日)
碧南市藤井達吉現代美術館:10月5日(土曜日)~11月24日(日曜日)

関連イベント

記念講演会1「富岡鉄斎 万巻の書と万里の路」

日時:10月26日(土曜日)14:00~15:30
講師:梶岡秀一氏(京都国立近代美術館・学芸課長)
会場:地下1階・多目的室B
定員:50名
※聴講無料、要申込

記念講演会2「鉄斎の愛した旅と景色」

日時:11月16日(土曜日)14:00~15:30
講師:笠嶋忠幸氏(公益財団法人 出光美術館・学芸部次長)
会場:地下1階・多目的室B
定員:50名
※聴講無料、要申込

ワークショップ「かすれる」×「にじむ」―鉄斎に学ぼう 水墨に挑戦―

 富岡鉄斎の水墨画を参考にしながら、水墨特有の「かすれ」や「にじみ」の技法を学ぶ。
日 時:10月6日(日曜日) 1. 10:30~12:00 2. 13:30~15:00
対 象:1. 小学生 2. 一般(小学4年生以上)
参加費:200円
会 場:地下1階・創作室
定 員:各10名
※要申込

申込方法
 記念講演会、ワークショップともに定員になり次第締め切る。電話で、 1.氏名 2.電話番号 3.参加人数 を知らせる。

ギャラリートーク

 担当学芸員による展示説明会。予約不要。
日程:10月6日(日曜日)・13日(日曜日)・19日(土曜日)・27日(日曜日)・11月3日(日曜日)・10日(日曜日)・17日(日曜日)・24日(日曜日)
時間:14:00~(約30分)
※観覧券を持って2階ロビーに集合。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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