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愛知県芸術劇場 勅使川原三郎 芸術監督就任記念 『 調べ―笙とダンスによる』追加席販売

『 調べ―笙とダンスによる』

 名古屋・栄の愛知県芸術劇場小ホールで2020年12月4〜6日、勅使川原三郎芸術監督就任記念の『 調べ―笙とダンスによる』が上演される。
 ダンサー・振付家の勅使川原さんの2020年度からの同劇場芸術監督就任を記念する第2弾。好評の中、追加席が販売された。

 4日は午後7時開演、5、6日は午後4開演。

 本公演では、“雅楽”の演奏で用いられる日本の古典楽器の1つ 、 笙 がダンスと コラボレーションをする。

 笙は、吹く息と吸う息で奏でられる。本公演は、演奏家と舞踊家の呼吸を重ね、新たな舞台を創造する試みである。
ダンスは勅使川原三郎さんと佐東利穂子さん、笙の演奏は、笙を国際的に広めた第一人者の宮田まゆみさんが務める。

勅使川原三郎

 2018年にシアターX(東京)で初演され 、 「勅使川原の、身体の芯や、足の裏や指、腰といった、ダンスの動きを生み出すための重要な部分のコントロール力の素晴らしさこそが、音楽とのこれほどの一体化を可能にしたのだろう」などと評された。

 全席自由・整理番号付きで、 一般が3,000円、U25は1 ,000 円。

 芸術監督就任の記念公演は、 7月の『白痴』と本公演に続き、2021年 2月に新作のダンス公演を開く。

チケット

愛知県芸術劇場オンラインチケットサービス

愛知芸術文化センタープレイガイド(地下2階)

☎ 052-972-0430
平日10:00〜19:00、土日祝は18:00 まで。 月曜定休。祝休日の場合は翌平日が休み。

出演

勅使川原三郎

 1981年から独自の創作活動を開始。1985年、ダンスカンパニーKARASを設立。世界の主要な芸術祭や劇場から招聘され、毎年公演。独自のダンスメソッドを基礎に美術と音楽の稀有な才能によって創作を続ける。
 パリ・オペラ座をはじめとした欧州の主要バレエ団に委嘱振付、エクサンプロヴァンスフェスティヴァル、ヴェニス・フェニーチェ劇場でのオペラ演出等、芸術表現の新たな可能性を開くアーティストとして創作依頼多数。
 2013年に活動拠点カラス・アパラタス開設。2020年4月に愛知県芸術劇場初の芸術監督に就任した。2007年、芸術選奨文部科学大臣賞、2009年紫綬褒章、2017年フランス芸術文化勲章オフィシエなど、受賞多数。

佐東利穂子

 1995年からKARAS ワークショップに参加。1996年以降、勅使川原三郎振付の全グループ作品に出演している。
 2009年に勅使川原ディレクションによるソロ作品「SHE‒彼女‒」を上演した。
 2019年から振付家としての創作活動を開始。活動拠点カラス・アパラタスで初演した初の振付ソロ作品「IZUMI」は6月の欧州初演で高い評価を得た。9月には、アテール・バレット(イタリア)への振付作品「Traces」を発表。
 今後も、自身の創作活動を続ける。
 2012年第40回レオニード・マシーン賞、2018 年芸術選奨文部科学大臣賞など、受賞多数。
 勅使川原のアーティスティック・コラボレーターも務め、演出・振付助手の役割を担う。

宮田まゆみ

 東洋の伝統楽器「笙」を国際的に広めた第一人者。古典雅楽はもとより、武満徹、ジョン・ケージ、細川俊夫など現代作品の初演も数多く、ニューヨーク・フィル、BBC響、ベルリン・ドイツ響、リヨン国立管、チェコ・フィル、ベルギー王立歌劇場管、バンベルク響、N響、サイトウ・キネン・オーケストラほか、国内外のトップオーケストラと数多く共演。
 ザルツブルク、ウィーン・モデルン、ルツェルン、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、パリの秋、アヴィニヨン、ダルムシュタット、ドナウ エッシンゲン、タングルウッドをはじめとする各国の音楽祭への参加、ウィーン、パリ、アムステルダム、ミラノ、ニューヨークなどでのリサイタルと幅広く活躍。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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