ⒸTerrapin／Peter Mathew
災害と復興をテーマにした演劇
オーストラリアの人形劇団「テラッピン・パペット・シアター」と愛知県芸術劇場の国際共同制作作品「ゴールドフィッシュ 〜金魚と海とわたしたち〜」が2025年2月9、11日、愛知県芸術劇場小ホールで上演される。
物語の舞台はある地方の公立劇場。お客さんが影絵を鑑賞していると、劇場の外で洪水が起き、災害復興協力チームが劇場内に入ってくる。突如、避難所となった劇場で、影絵の俳優は混乱しながらも、子どもたちのために物語を続けようと試みる。災害時に人々が必要にしているものとはー。
国内外で天災が相次ぐ中、困難に立ち向かう人々の姿勢や想像する力が感じられる舞台。ビニールシートや傘、はしご等、身近な防災グッズが小道具に変身するなど、豊かな表現も楽しめる。
テラッピン・パペット・シアターと愛知県芸術劇場は、環境問題をテーマにした演劇『小さな島とエヴァ』（2018年初演）でも国際共同制作を行っている。
今回は、愛知県芸術劇場の自主事業では初の取り組みとして、ろう者の俳優による舞台上の手話通訳も行う（11日14:00公演のみ）。観劇を支援する「特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク」理事長で、舞台手話通訳の第一人者として全国で活躍する廣川麻子さんの協力で、子どもにも伝わりやすい舞台手話を目指す。
2月16日（日）には、三重県四日市市文化会館でも公演がある。
公演概要
公演日：2025年2月9日（日）14:00開演、11日（火･祝）11:00開演／14:00開演★
★2月11日（火･祝）14:00 のみ舞台手話通訳付き公演・リラックス公演
※ロビー開場は開演30分前、客席開場は開演15分前
※公演時間約60分（休憩なし）
※推奨年齢8歳以上
会 場：愛知県芸術劇場 小ホール
スタッフ・キャスト
作：ダン・ジョヴァノニ
演出：サム・ラウトレッジ（テラッピン・パペット・シアター）
共同演出・日本語台本：鳴海康平（第七劇場）
舞台美術：佐々木文美（快快）
出演： 岩崎麻由、大道寺梨乃、マーカス・マッケンジー
作曲：ディラン・シェリダン
コーディネーター： 山本麦子
チラシデザイン： とりやまゆり
製作：テラッピン・パペット・シアター（Terrapin Puppet Theatre）
共同製作： 愛知県芸術劇場
滞在制作協力： 一般財団法人ちりゅう芸術創造協会（パティオ池鯉鮒）
手話コーディネート： NPO 法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク（TA-net）
手話パフォーマー：平井知加子（デフキッズ・プロジェクト）
手話監修：河合祐三子
チケット情報
全席自由 一般2,000円／高校生以下1,000円
※ 2歳以下は入場不可。9日公演のみ託児サービスあり（有料・要事前予約）
※ 高校生以下チケットで入場の際は年齢確認を行う場合がある
※ 車いすで来場の方は劇場事務局 まで連絡
◉愛知県芸術劇場オンラインチケットサービス
◉愛知芸術文化センタープレイガイド（地下2 階）
TEL 052-972-0430
平日10:00-19:00 土日祝休10:00-18:00（月曜定休／祝休日の場合､翌平日・年末年始休み）
巡回：2025 年2 月16 日（日）11:00/14:00 開演
三重県四日市市文化会館 第2 ホール