報道によると、美術家の篠田太郎さんが2022年8月13日、死去した。57歳。茨城県内のアトリエで作品を制作していたときの事故が原因という。
篠田太郎さんは1964年、東京都生まれ。
人間と自然の関わりなどをテーマに、絵画や彫刻、インスタレーション、映像を制作。国内外の展覧会に参加した。
さいたま国際芸術祭(2020年)、シドニー・ビエンナーレ(2016年)、イスタンブール・ビエンナーレ(2007年)、釜山ビエンナーレ(2006年)など、数多くの国際展に出品。日本初の本格的国際展として開かれた2001年の横浜トリエンナーレにも参加している。
2017年から東京芸術大准教授を務めていた。
なお、筆者は、1998年、現代美術館・名古屋(名古屋市港区港町、ジェティー・イースト3階)であった個展や、2000年に愛知県西春町(現・北名古屋市)のアートスペース・ドットで開催された個展を新聞記者として取材している。ご冥福をお祈りいたします。