報道によると、画家、エッセイスト、美術評論家、絵本作家として活躍した谷川晃一さんが2024年3月10日、老衰のため、静岡県伊東市の病院で死去した。86歳。画家、エッセイストの故・宮迫千鶴さんの夫。
1938年、東京生まれ。絵画は独学。1963年に読売アンデパンダン展に出品。1964年に「記号の増殖」シリーズで最初の個展を東京・内科画廊で開催。ハイレッド・センターによる「首都圏清掃整理促進計画」に参加した。1968年から美術批評活動も展開。美術評論集や絵本を手がけるなど、活動は多岐にわたった。
1988年に伊豆高原に転居。自然をモチーフにしたプリミティブな作風へと変化した。1990年に「谷川晃一の世界展」(静岡・池田20世紀美術館)、2005年に「田島征三、宮迫千鶴、谷川晃一3人展」(練馬区立美術館)、2016年に「陽光礼讃 谷川晃一・宮迫千鶴展」(神奈川県立近代美術館 葉山館)を開催。