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竹久夢二展 2024年-2025年開催

  • 2024年9月14日
  • 2024年9月14日
  • 美術

2024年-2025年の竹久夢二展

高岡市美術館

高岡市美術館開館30周年記念 生誕140年 竹久夢二のすべて 画家は詩人でデザイナー 2024年3月15日~5月6日

 メランコリックな表情を湛えた、しなやかで優美な女性像。可憐な少女や、愛くるしい子どもたち。描いたのは大正ロマンを代表する画家、竹久夢二(1884-1934)。「夢二式美人」と呼ばれる美人画で一世を風靡し、時代の寵児となった夢二は、絵画の世界にとどまらないその多彩な個性と才能で、今もなお高い人気をもち続けている。本展は、京都・嵐山にある福田美術館が所蔵し、生前の夢二と交流のあった下関の実業家・河村幸次郎氏(1901-1994)が収集したコレクションを12年ぶりに大規模に公開するもの。画家であり、詩人、デザイナーでもあった夢二の「クリエイター」としての魅力に焦点を当てながら、《長崎十二景》、《女十題》、《旅》、《青春譜》などの名作から、音楽とのコラボレーションが楽しいセノオ楽譜や中山晋平楽譜の表紙原画、文才を発揮した小説や俳句にいたるまで、夢二のすべてを紹介する。展示は、夢二の代名詞となる美人画をはじめ、雑誌の挿絵原画、楽譜の表紙デザイン、俳句、作詞、小説などの自著・他著をまじえた文学関連の装丁本や挿絵原画、そして若い女性に人気を博した千代紙、便箋や封筒などの印刷物を含めて約200点に及び、多彩な才能を発揮したクリエイターとしての夢二の魅力がつまった展覧会である。

東京都庭園美術館

生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界 2024年6月1日〜8月25日

 「大正ロマン」を象徴する画家であり、詩人でもあった竹久夢二。1884(明治17)年に岡山県で生まれた夢二は、正規の美術教育を受けることなく独学で自身の画風を確立し、「夢二式」と称される叙情的な美人画によって人気を博した。グラフィックデザイナーの草分けとしても活躍し、本や雑誌の装丁、衣服や雑貨などのデザインを手がけ、暮らしの中の美を追い求めた。夢二の作品は、没後90年を経た今もなお多くの人々を魅了し続けている。本展は、生誕140年を記念して、最新の研究に基づく新たな視点からその生涯をたどる。このたび発見された大正中期の名画《アマリリス》、滞米中に描かれた貴重な油彩画《西海岸の裸婦》、そして夢二を看取った友人に遺したスケッチ帖や素描など、初公開資料を含む約180点の作品を夢二郷土美術館コレクションを中心に紹介する。

竹久夢二美術館

生誕140年記念 竹久夢二の軌跡 2024年7月6日~9月22日

 大正ロマンの画家・詩人として知られる竹久夢二(1884-1934)は、「夢二式美人」と呼ばれる女性像を描き、大正時代を中心に圧倒的な人気を集めた。夢二の独創性あふれる作品には、日常生活に溶け込む美や、女性や子供をはじめとする大衆への共感があらわれ、時を越えて見る者を惹きつける。和と洋が混ざり合い、近代社会へと急激に変化する時代に、夢二は生涯をかけて自身の理想の美を追求した。夢二の生誕140年を記念する本展は、明治末期のデビューから昭和初期までの約30年に及ぶ夢二の画業と人物を、新収蔵を含む約250点の所蔵作品と資料で紹介する。

【竹久夢二生誕140年×読売新聞創刊150周年】竹久夢二と読売新聞 ~記者・夢二の仕事とそれから~ 2024年9月28日~2025年1月26日

 大正ロマンの画家として知られる竹久夢二(1884-1934)は1907年(明治40)4月、読売新聞に入社する。紙面には若き日に記者として取材した、22歳の夢二による瑞々しい時事スケッチが掲載され、さらに紀行文の連載も手掛けた。本展では記者としての仕事をはじめ、公私にわたり注目され取材対象にもなった夢二に関する記事もあわせて紹介。加えて明治末期~昭和初期に、紙上で情報発信されたニュースや話題を夢二作品とともに見せ、読売新聞と夢二の関わりを展観する。

北九州市立文学館

‟かわいい″のパイオニア 竹久夢二展 大正浪漫のマルチクリエイター 2024年7月20日~9月23日

 大正浪漫の画家・詩人 竹久夢二の生誕140年を記念した展覧会。木版画、日本画、水彩画、ペン画をはじめ、表紙や挿絵を手がけた雑誌・書籍・楽譜、画集・画文集などを展示し、夢二の多岐にわたる創作活動を紹介。また、夢二と北九州のかかわりもパネル展示する。

郵政博物館

生誕140年記念 -乙女たちの夢-竹久夢二展 2024年7月27日〜9月23日

 大正時代、美人画で有名な画家竹久夢二は、絵はがきや千代紙、封筒、着物の半襟など、生活雑貨のデザインも手掛け、当時の少女たちに絶大な人気を誇った。令和4年には、夢二の花図案をモチーフにしたグリーティング切手「グリーティング(ライフ・花)」が発行されるなど、夢二の作品は今でも人々を魅了し続けている。令和6年は竹久夢二の誕生140年、没後90年にあたります。このことを記念して夢二の作品を主題とした切手や当時の絵はがき、雑誌や楽譜の表紙絵などを展示し、アートディレクターとしての夢二の魅力を紹介する展示会を開催する。

竹久夢二伊香保記念館

竹久夢二生誕140周年記念企画展 Ⅰ「いとしきひと」 2024年4月27日~ 2024年9月23日

☆竹久夢二生誕140周年記念企画展 Ⅱ「港屋の美しいもの可愛いゝもの」 2024年10月1日~ 2025年3月31日

金沢湯涌夢二館

特別展 夢二式モデルルームへようこそ! ―夢二好みの室内空間― 2024年8月31日~10月21日

夢二郷土美術館

☆夢二生誕140年記念・本館移設開館40周年記念『YUMEJI×FASHION』 2024年6月11日~9月1日

生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界 2024年9月7日~12月8日

 岡山出身の大正浪漫を代表する芸術家、竹久夢二(1884-1934)の生誕140年を記念し、最新の研究に基づく新たな視点からその生涯をたどる「YUMEJI展」を開催する。本展は、夢二郷土美術館が所蔵する選りすぐりのコレクションが全国の美術館を巡回する大規模な記念展で、東京展に続く今展では、夢二郷土美術館本館をメイン会場、夢二生家記念館・少年山荘をサテライト会場として、岡山展のみで初公開する新収蔵作品や貴重なコレクション作品を加えた約270点を紹介。明治後期に「夢二式美人」という独自のスタイルを生み出し、一世を風靡した竹久夢二は、明治から大正、昭和にいたる日本近代美術・文化の円熟した魅力をもっとも醸し出した芸術家だった。絵画だけでなく、雑誌や楽譜の表紙、本の装幀、日用品のデザインなどあらゆる分野に取り組み、時代を切り拓くパイオニアとなった。画家、詩人、デザイナーなどジャンルを超えた幅広い活躍、先駆的な活動は、時代に先駆けたマルチアーティストとして注目を集めている。夢二が描いた現存する油彩画は約30点。本展では長らく所在が不明で80年の時を経て発見された名画《アマリリス》、滞米中に描かれた油彩画《西海岸の裸婦》など貴重な13点を展示、油彩画家としての夢二に焦点をあてる。また、夢二の最期を看取った医師であり友人の正木不如丘(まさきふじょきゅう)に遺した外遊スケッチも初公開し、岡山展限定ので初公開となる裸婦のスケッチなども展示する。

2025年-2026年の竹久夢二展

あべのハルカス美術館

生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界 2025年1月18日~3月16日

 大正浪漫の象徴であり、「夢二式美人」で一世を風靡した竹久夢二(1884-1934)は、明治から昭和前期にいたる日本近代芸術・文化の円熟した魅力をもっとも醸し出した芸術家。夢二は、絵画だけでなく雑誌や楽譜、本の装幀、日用品のデザインなど多岐にわたるジャンルで活躍し、彼の作品は、今もなお私たちを惹きつけてやまない。本展は、夢二郷土美術館が所蔵する選りすぐりのコレクションを中心に、最新の研究に基づく新たな視点から選んだ作品や資料約180点により、夢二の画業と魅力を紹介する。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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