やきもののまち 、瀬戸で開催する現代美術展
国際芸術祭「あいち」地域展開事業実行委員会と愛知県瀬戸市は2024年10月12日〜11月4日、2025年9月から開催する国際芸術祭「あいち2025 」のプレ事業として、国際芸術祭「あいち」地域展開事業「底に触れる 現代美術 in 瀬戸 」を瀬戸市のまちなかで開催する。
同市は、国内屈指のやきものの産地として知られ、古くから日本の陶磁文化において重要な役割を担ってきた。伝統を受け継ぐまちの様々な場所で、現代美術展、ワークショップ等の関連プログラムを実施する。
参加アーティスト
井村一登、 植村宏木、木曽浩太、 後藤あこ 、 田口薫、 津野青嵐、 波多腰彩花、 藤田クレア、ユダ・クスマ・プテラ、光岡幸一
テーマ
本展では、触れたり覗き込んだりしなければ見えてこないものをうつわや壺の「底」になぞらえるという視点で、アートを紹介する。
たとえば茶碗を口に近づけるという行為のなかで、わたしたちはあまり意識せず、うつわの底に触れている。普段と異なる茶碗を使えば、その手ざわりを通して底の存在が強く意識されるかもしれない。
一方で、たとえば「壺中之天」という故事のように、暗い壺の内側は覗き込んでもなかなか底が見えない。
その先には別の世界が広がっているかもしれない。アーティストたちのさまざまな「底」に触れることで、普段目を向けていないことに気づき、物事の奥底に潜んでいるものに触れる機会にもなるだろう。
展示作品
井村一登
植村宏木
木曽浩太
後藤あこ
田口薫
津野青嵐
波多腰彩花
藤田クレア
ユダ・クスマ・プテラ
光岡幸一
事業概要
テーマ:「底に触れる 現代美術 in 瀬戸」
会 期:2024年10月12日(土)〜11月4日(月・振替休日)
時 間:10:00~17:00(休館日:火曜日)
※瀬戸信用金庫アートギャラリーのみ10:00~16:00
(休館日:火曜日及び10月16日(水)、21日(月)、28日(月))
会 場:名鉄瀬戸線 尾張瀬戸駅周辺のまちなか 50音順
旧小川陶器店 、 古民家レンタルスペース梅村商店 、 瀬戸市新世紀工芸館、瀬戸信用金庫アートギャラリー、ポップアップショップ、松千代館、無風庵
観覧料:無料
主 催:国際芸術祭「あいち」地域展開事業実行委員会、瀬戸市
助 成:文化庁 、一般財団法人地域創造
公式サイト https://aichitriennale.jp/aichi-art/
関連プログラムなどの詳細チラシのダウンロード
過去の地域展開事業
同事業は、国際芸術祭の開催成果を県内各地に広め、県民に文化芸術への関心を高めてもらうとともに、次回の国際芸術祭の開催気運の醸成を図るのが狙い。
2011年度から、豊橋、岡崎、豊川、春日井、一宮、豊田、大府、西尾で開催。
2023年度は「なめらかでないしぐさ 現代美術 in 西尾」(作家:茨木のり子、大和田俊、岡本健児、柄澤健介、キ・スルギ、神農理恵、大東忍、時里充、潘逸舟、札本彩子、山口麻加)、2020年度は「境界のかたち 現代美術 in 大府」(作家:うしお、折原智江、下道基行、鈴木一太郎、平川祐樹、松川朋奈)、2018年度は「Windshield Time – わたしのフロントガラスから 現代美術 in 豊田」(作家:荒木優光、小栗沙弥子、小島久弥、コタケマン、津田道子、徳重道朗、鳥巣貴美子、松田るみ、Nadegata Instant Party《中崎透+山城大督+野田智子》+ Recasting Club)が開かれた。