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相国寺展 金閣 銀閣 2024年-2025年開催

2024年-2025年の相国寺展

愛知県美術館

☆相国寺承天閣美術館開館40周年記念 相国寺展―金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史 2024年10月11日〜11月27日⇨公式サイト

 雪舟から応挙、若冲へ受け継がれる名品。そこに物語があった。相国寺は、室町幕府三代将軍・足利義満(1358~1408)が永徳 2 年(1382)に発願し、京五山禅林の最大門派であった夢窓派の祖・夢窓疎石(1275~1351)を勧請開山に迎え、高弟の春屋妙葩(1311~1388)を実質開山とし創建された禅宗の古刹。今も京都の地、御所の北側にその大寺の姿を誇り、金閣寺、銀閣寺の通称で名高い鹿苑寺、慈照寺を擁する臨済宗相国寺派の大本山である。時代を通じ、相国寺は芸術家を育て、名作の誕生を導いてきた。室町幕府の御用絵師とされる相国寺の画僧・如拙と周文。室町水墨画の巨匠と称される雪舟。江戸時代に流派の地位を確立した狩野探幽。そして奇想の画家・伊藤若冲、原在中、円山応挙⋯。中世に規範を得た相国寺文化圏の美の営みは、近世、近代、現代へと時を繋ぎ、相国寺、鹿苑寺、慈照寺が所有する美術品は相国寺境内にある承天閣美術館で公開されてきた。本展覧会は、相国寺承天閣美術館開館40周年を機に開催する。国宝、重要文化財あわせて45件以上を含む相国寺派の名品を中心に紹介し、相国寺の美の世界をみつめ、未来へ託す。

相国寺承天閣美術館

☆企画展「頂相ー祖師たちの絵姿」Ⅰ期 2024年3月17日〜5月12日
☆企画展「頂相ー祖師たちの絵姿」Ⅱ期 2024年5月26日〜7月21日

 達磨を初祖に仰ぐ禅の教えは師から弟子へ連綿と受け嗣がれ、今にその法脈が受け嗣がれている。相国寺は、夢窓疎石(むそうそせき)を勧請開山に仰ぐ。その教え、つまり法は鎌倉時代に日本へやってきた無学祖元(むがくそげん)から日本僧、高峰顕日(こうほうけんにち)へ伝えられ、夢窓疎石に嗣がれたもの。法が嗣がれたその象徴として、師の絵姿や袈裟が弟子に渡される。その絵姿を頂相(ちんそう)という。頂相は法を嗣いだ証であるだけではなく、師の回忌法要の際にもかかげられる。夢窓疎石の遺徳を仰ぐ開山忌、第二世の春屋妙葩(しゅんおくみょうは)の普明忌などは、今も相国寺の重要な仏教行事として厳修されている。本展覧会では、法脈を今に伝える頂相を数多く初公開する。

☆企画展「禅寺の茶の湯」Ⅰ期 2024年9月14日〜11月10日

☆企画展「禅寺の茶の湯」Ⅱ期 2024年11月17日〜2025年2月2日

2025年-2026年の相国寺展

東京藝術大学大学美術館

☆相国寺承天閣美術館開館40周年記念 相国寺展―金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史 2025年3月29日~5月25日⇨公式サイト

 相国寺は、室町幕府三代将軍・足利義満(1358〜1408)が永徳 2年(1382)に発願し、京五山禅林の最大門派であった夢窓派の祖・夢窓疎石(1275〜1351)を勧請開山に迎え、高弟の春屋妙葩(1311〜1388)を実質開山とし創建された禅宗の古刹。今も京都の地、御所の北側にその大寺の姿を誇り、金閣寺、銀閣寺の通称で名高い鹿苑寺、慈照寺を擁する臨済宗相国寺派の大本山である。時代を通じ、相国寺は芸術家を育て、名作の誕生を導いてきた。室町幕府の御用絵師とされる相国寺の画僧・如拙と周文。室町水墨画の巨匠と称される雪舟。江戸時代の相国寺文化に深く関わった狩野探幽。そして奇想の画家・伊藤若冲、原在中、円山応挙⋯。中世に規範を得た相国寺文化圏の美の営みは、近世、近代、現代へと時を繋ぎ、相国寺、鹿苑寺、慈照寺が所有する美術品は相国寺境内にある承天閣美術館で公開されてきた。本展覧会は、相国寺承天閣美術館開館40周年を機に開催する。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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