設楽知昭さん死去
2021年8月3日の中日新聞朝刊によると、画家で愛知県立芸術大名誉教授の設楽知昭さんが7月27日死去した。66歳。白血病だった。
作品についての詳細は、「追悼 設楽知昭 愛知県美術館で2022年10月29日-12月25日」、「設楽知昭退任記念展 愛知県立芸術大学サテライトギャラリーSA・KURA 10月10日〜11月8日」。
1955年、北海道苫小牧市出身。1980年、愛知県立芸術大大学院を修了した。2005~2021年に愛知県立芸術大美術学部油画専攻教授。
突然の訃報で、驚いている。筆者は、1990年代を中心に、名古屋の画廊、白土舎での個展等で、新聞記者として取材させていただいた。
2021年3月末で愛知県立芸術大教授を退任したばかりである。
その記念展が2020年10月10日〜11月8日、愛知県立芸術大学サテライトギャラリーSA・KURA(名古屋)で開催された。
また、2020年10月6〜18日、愛知県立芸大「設楽知昭研究室」の修了生、在学生(当時)によるグループ展「絵の回路」展が、名古屋・愛知芸術文化センター地下2階アートスペースXで開かれた。
名古屋大学教授、秋庭史典さんの新著「絵の幸福—シタラトモアキ論」の出版記念展として、東京・不忍画廊では、2020年10月2〜24日、「設楽知昭個展 絵の幸福」展も開かれた。
ご冥福をお祈りいたします。
以下、STANDING PINE(名古屋)のWEBサイトより
個展
1984 ギャラリー大西(名古屋)
1989 ギャルリーユマニテ東京(東京)
ギャラリー1956(那覇)
ギャラリーOH(一宮)
1990 ギャラリー竹内/A.C.S.(名古屋)
1992 ギャルリーユマニテ名古屋 (名古屋)
1995 「SHITARA FRESCO H氏邸のフレスコ」(H氏邸/長久手・白土舎/名古屋)
2003 「EQUINOX」T&Sギャラリー(東京)
2004 「FOLIOS-佐久島の恋」(弁天サロン/三河湾佐久島)
1993〜2010 白土舎/名古屋
2012 「毎日、尻尾を食べていた」STANDING PINE(名古屋)
2013 「大きなモレスキンのノート」STANDING PINE(名古屋)
2014 「光・人間・絵画」不忍画廊(東京)
2014 「壊れた紙芝居」STANDING PINE(名古屋)
2015 「二つ折りにして封筒に入れました 手紙」STANDING PINE(名古屋)
2016 「瞼 まぶた」不忍画廊(東京)
グループ展
1994 「POSITION 1994 – 名古屋発現代美術展」(名古屋市美術館)
「VOCA展 – 現代美術の展望、新しい平面の作家たち」 (上野の森美術館/東京)
1996 「石田財団1995年度芸術奨励賞 受賞記念展」(名古屋電気文化会館)
「Art Spirit:HOKKAIDO BIENNIAL 1996-97 語る身体・10人のアプローチ」(北海道立近代美術館・帯広美術館・旭川美術館・函館美術館/札幌・帯広・旭川・函館)
1997 「絵画の方向’97」(大阪府立現代美術センター)
2001 「EXTENSION MAXI GRAPHICA」(京都市美術館別館/京都)
2002 「仲介者たち」ファン・デ・ナゴヤ美術展2002(名古屋市民ギャラリー矢田)
2004 「Light Boxes/Dark Rooms」(ホープカレッジ・アートセンターギャラリー/ミシガン州、米国)
「人間をつくってください」(名古屋市民芸術祭2004主催事業/名古屋市民ギャラリー矢田)
2005 「人工夢」(名古屋市民芸術祭2005主催事業/名古屋市民ギャラリー矢田)
2006 「北の創造者たち」(札幌芸術の森美術館)
2008 豊田市美術館・常設展第Ⅰ期(豊田市美術館)
「版の誘惑展」(名古屋市美術館)
「土から生える」(国際陶磁器フェスティバル美濃‘08)
2009 「放課後のはらっぱ」(愛知県美術館・名古屋市美術館)
2010 「TOYOTA ART COLLECTION 09-10」(豊田市美術館)
2013 「アイチのチカラ!」(愛知県美術館)
受賞歴
1978 愛知県立芸術大学卒業制作桑原賞(愛知県立芸術大学)
1980 愛知県立芸術大学修了制作買い上げ賞(愛知県立芸術大学)
1995 名古屋市芸術創造賞(名古屋市文化振興事業団)
1996 石田財団芸術奨励賞(財団法人石田財団)
パブッリクコレクション
愛知県美術館
名古屋市美術館
豊田市美術館
徳島県立近代美術館
愛知県立芸術大学
愛知県立農業総合試験場
長久手町立中央図書館