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「城跡芸術展 2024」丹波亀山城跡(京都府亀岡市)で2024年10月12-27日に開催

  • 2024年9月20日
  • 2024年9月20日
  • 美術

歴史と文化が折り重なる丹波亀山城跡が舞台

 「かめおか霧の芸術祭」は2024年10月12~27日、京都府亀岡市の丹波亀山城跡を舞台に「城跡芸術展 2024」を開催する。亀岡にゆかりの深いアーティスト28組が参加する。

 作品展示[Exhibition]と、アーティスト自らが企画するイベント[Event]がある。

 「かめおか霧の芸術祭」は2018年にスタート。年間を通じ、さまざまな事業を展開している。作品だけではなく、先人の知恵や職人の技、農村の美しい風景なども「芸術」と捉え、文化芸術の振興を図るのはもとより、地域の課題をアートの力を通じて解決していく「場」づくりに取り組んでいる。

 2022年から始まった「城跡芸術展」では、歴史と文化が折り重なる丹波亀山城跡で、絵画や陶器、漆造形、インスタレーションなど、多用な作品を展示。パフォーマンスなども披露してきた。

参加アーティストは28組

  稲あゆ美/上野裕二郎/Acoon Hibino/大石早矢香/大村大悟/大矢一成/奥村博美/栗本夏樹/小峰花香/ZENG HUIRU/柞磨祥子/崔石鎬/辻將成/出口鯉太郎/でぐちみつぎ/中山元宗/西野康造/日置結弥/フォックチン/ベリーマキコ/松井利夫/松岡勇樹/森太三/八木良太/安井友幸/山口さとこ/山本和夫/吉田伊佐 

開催概要

会  期:2024年10⽉12⽇(⼟)~10⽉27⽇(⽇)
開催時間:10:00 – 16:30
会  場:丹波⻲⼭城跡(⼤本本部・みろく会館 / 春陽閣 / 花明⼭植物園 / 広場)   〒621-0851 京都府亀岡市荒塚町内丸
観 覧 料:無料
主  催:かめおか霧の芸術祭実⾏委員会、⻲岡市
助  成:令和6年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業
特設ウェブサイトhttps://kameoka-kiri.jp/shiroato-art-exhibition/

見どころ

28組すべての出展アーティストが1人1回は開催する[Event]シリーズ
 すべてのアーティストが作品展示だけではなく、トークやワークショップ、オープンアトリエ、上映会など各々の特性を生かしたイベントを開催。
会場である丹波亀山城跡(大本本部)の魅力
 丹波亀山城は1577年頃に明智光秀によって築かれ、栄えたのち、明治維新後の廃城令により解体されたが、現在は、所有者である「宗教法人 大本」により石垣などが修復され、地域の歴史を感じる自然豊かな場として、人々に開かれている。
 城跡芸術展では、丹波亀山城跡に佇む美しい日本家屋だけでなく、城跡内に広がる、日本の在来種を中心に約1000種類もの植物が栽培、保護されている「大本花明山植物園」や松林、中庭、広場など、多様な場所に作品を展開する。
 また、昨年、宗教法人大本の協力で実施し、好評を博した「能」や「お茶」の文化を学ぶプログラム、花明山植物園を散策し、植物標本を作るワークショップを本年も開催。
サポーターの存在
 「城跡芸術展」や「かめおか霧の芸術祭」を支える人々「市民サポーター」が2022年から誕生。本展は、アーティストと市民が一緒に作り上げていく展覧会として、市民サポーターとともに新たな出会いや交流が生まれることを目指している。本年は会期中の展示だけでなく、イベントについても市民サポーターと運営する。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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