SLOW ART CENTER NAGOYA 多様なプログラムを実施
名古屋市中区錦三丁目16番街区の市旧教育館跡地の暫定活用事業として、2024年3月31日に開業する「SLOW ART CENTER NAGOYA」でアート事業と施設運営を行う合同会社コマンドA(東京都千代田区)が、年間を通じて実施するワークショップ型のアートプロジェクトと、オープン記念の特別ワークショップを明らかにした。
SLOW ART CENTER NAGOYA(スローアートセンターナゴヤ)は2028年3月末までの期間限定で開設。アーティストや大学研究者の活動拠点となり、多様なスローアートプログラムを実施する。
さまざまな人との繋がりを通じて地域の街づくり、コミュニティ活性に貢献するプロジェクトを行う。サウナ、フィットネス、カフェなど、心と身体を整える施設を有し、ウェルネスなプログラムも展開する。
事業者:三菱地所株式会社
企画・監修:合同会社コマンドA 中村政人
設計監理:安井・ondesign・irodori・Graph Studio設計共同企業体(杉木勇太,林秀樹,一色ヒロタカ,小澤成美,福島佳浩)
設計協力:株式会社ai level + クラフトノーツ 藤田幹人
施工者:株式会社アフェクションウォーク
植栽 :東邦レオ株式会
住所 :名古屋市旧教育館跡地(名古屋市中区錦三丁目 16 番街区)
アートプロジェクト「Slow Art Collective Nagoya(スローアートコレクティブ・ナゴヤ)」
Slow Art Collectiveは、オーストラリア・メルボルン在住の加藤チャコとディラン・マートレルが主宰する芸術グループ。
持続可能性や多文化共生をテーマに、竹やロープなどの自然素材、街で拾い集めた素材を用いた市民参加型のアートプロジェクトを実施する。
彼らの「スローアート」は、多様な人々が共にゆっくりと何かを創造することを通して、金銭とは別の価値や文化を共有・交換していく「つながりの装置」である。
SLOW ART CENTER NAGOYAでは、常設展示として、誰もが参加できるスローアートのためのオープンスペースを創出。そこに集う人々や、たまたま立ち寄った人々の「表現したい気持ち」を刺激しながら、生活とアートが緩やかにつながる場所を目指す。
オープン記念 特別ワークショップ
①「キネティック・スカルプチュア(動く彫刻)ワークショップ」
日時:4月6日(土)13時〜14時
講師:ディラン・マートレル
参加費:3,000円
定員:15名
廃材や天然素材を使い、ユニークなキネティック・スカルプチュア(動く彫刻)を作る。太陽の光で動く彫刻は、まわりの環境と呼応しながら、表情豊かな動きを見せる。制作した彫刻は、スローアートセンターナゴヤで期間限定の展示を予定している。
②「Window Gardenワークショップ」
日時:4月5日(金)・6日(土)11時〜12時
講師:加藤チャコ
参加費:無料
定員:各回15名
自分たちの足元に広がる自然を感じながら、暮らしのなかでアートとつながるワークショップ。会場の大きなガラスに、スローアートセンター名古屋周辺で見つけた植物を貼り付け、オリジナルの庭を作る。
【①②申込先】https://slowartcollective3331.peatix.com/
いつでも参加可能 ウィービング・ワークショップ
施設内には、身の回りの素材や植物をつかって、小さな子どもからお年寄りまで自由に創作し、遊べるスペースを開設する。
竹製の大きな星形の 基地のなかで、好きな場所にカラフルな紐を結んだり、編みこんだりするワークショップや、草花を使った「たたき染め」、道端に生えている植物を窓に貼っての「窓庭」作りなど、もりだくさんのワークショップを予定している。