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スターダンサーズ・バレエ団リラックスパフォーマンス「白鳥の湖」(全1幕)&「くるみ割り人形」(全1幕)」愛知県芸術劇場で2024年11月2日に上演

バリアフリーの古典バレエ公演

 名古屋・栄の愛知県芸術劇場大ホールで2024年11月2日午後1時30分から、スターダンサーズ・バレエ団リラックスパフォーマンス「白鳥の湖」(全1幕)&「くるみ割り人形」(全1幕)」が上演される。

 リラックスパフォーマンスは、「じっとしているのが苦手」「暗い場所が苦手」など、劇場空間での鑑賞に不安がある人のためにアレンジされた公演形態。

 通常のバレエ公演と比べ、劇場マナーを緩和し、少しリラックスした雰囲気の中、自閉症やADHDの症状などで支えを必要とする人や、バレエ鑑賞が初めての子供も鑑賞を楽しめる。

 「通常の劇場マナーは窮屈」「もっと気楽にバレエを見たい」という人の来場も大歓迎!

 具体的には、
・上演中でも、休憩が必要なら客席の外に出ることができる。
・外に出やすい席を希望する人のための優先席エリアが用意される。
・客席の照明を完全に暗くしない。
・突然大きな音がでる場面は、音のボリュームに配慮する。
・完全な静寂でなくても、皆で鑑賞を楽しめる環境づくりに努める。

 スターダンサーズ・バレエ団では、2018年から、リラックスパフォーマンスの上演を開始。これまで全国8県で15公演を開催している。

 愛知県芸術劇場では、2022年以来2回目。今回上演するのは、チャイコフスキー音楽による古典バレエの名作としても知られる「白鳥の湖」と「くるみ割り人形」。

©️Hasegawa Photo Pro.

 バレエ鑑賞が初めての人や、子供でも飽きることなく楽しめるよう、ストーリーの流れはそのままに、それぞれ【全1幕】約45分間に再構成した特別プログラムになっている。

 「白鳥の湖」では上演前・途中に解説があり、「くるみ割り人形」では作品に登場する「ドロッセルマイヤー」役がナビゲートしてくれるので、初心者でも心配は無用だ。

©️Hasegawa Photo Pro.

©️Hasegawa Photo Pro.

©️Hasegawa Photo Pro.

公演概要

日時2024年11月2日(土) 13:30開演(12:45開場)
※ 上演時間:約1時間50分(解説・休憩含む)
会場愛知県芸術劇場 大ホール
演目白鳥の湖」(全1幕)
悪魔の魔法により白鳥に姿を変えられたオデット姫とジークフリート王子のドラマティックな愛の物語
「くるみ割り人形」(全1幕)
クリスマスの夜に少女クララが体験する不思議なできごとを描いた夢あふれるファンタジー
スタッフ・キャスト演出・振付:鈴木稔
舞台美術:ディック・バード
音楽:P.I.チャイコフスキー
※ 特別録音による音源を使用します。

第1部「白鳥の湖」(全1幕)
オデット/オディール:渡辺恭子
王子ジークフリート:池田武志

第2部「くるみ割り人形」(全1幕)
クララ:塩谷綾菜
王子:林田翔平
金平糖の女王:中川郁
主催一般社団法人日本バレエ団連盟、公益財団法人スターダンサーズ・バレエ団、愛知県芸術劇場(公益財団法人愛知県文化振興事業団)
問い合わせ公益財団法人スターダンサーズ・バレエ団
TEL : 03-3401-2293
E-mail : info-sd△sdballet.com(「△」を「@」に置き変える)
愛知県芸術劇場
TEL: 052-211-7552 FAX: 052-971-5541 
Email: contact△aaf.or.jp(「△」を「@」に置き変える)

チケット情報

全席指定
大人 4,000円 子ども 2,000円(3歳~高校生)

※ 2歳以下の入場はご遠慮ください。託児サービスあり(有料・要予約)。
※ 一部の座席で舞台が見えにくい場合がある。
※ 1階5列目までは傾斜がないため、舞台の一部が見えにくい場合がある。
※ 車椅子席は 劇場事務局で取り扱い。
※ 公演中止の場合を除き、チケットの変更及び払い戻しはしない。
※ やむを得ない事情により、内容・出演者等が変更になる場合がある。

☆愛知県芸術劇場オンラインチケットサービスはこちら
☆愛知芸術文化センタープレイガイド(地下2階)
TEL 052-972-0430
平日10:00-19:00 土日祝休10:00-18:00(月曜定休/祝休日の場合、翌平日)
☆スターダンサーズ・バレエ団はこちら
TEL 03-3401-2293(平日10:00-18:00)
☆チケットぴあ http://pia.jp/
☆e+(イープラス)https://eplus.jp/

スターダンサーズ・バレエ団

 太刀川瑠璃子を代表として1965年に創設。1981年に日本のバレエ団として初の財団法人化を果たした。創立当初からナショナルバレエの創造を活動の柱とし、日本人振付家による数々のオリジナル作品を生み出す一方、海外の優れた振付家の作品紹介にも力を注ぎ、古典から現代作品まで日本初演作品を含む世界水準のレパートリーを保持している。
 国内公演のほかドイツ、中国、韓国などでの海外公演の実績も多く、2019年にはパリのJapan Expoにおいてバレエ「ドラゴンクエスト」を上演し好評を博した。また、学校巡回公演やワークショップを通して子どもたちがバレエに触れる機会を幅広く提供しているほか、障がいのある方が気軽に鑑賞できるリラックスパフォーマンスや、パーキンソン病患者のためのダンスプログラムに取り組むなど、社会と広くかかわる活動も積極的に行っている。2020年に創立55周年を迎えた。

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>文化とメディア—書くこと、伝えることについて

文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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