2025年9月に開幕
国際芸術祭「あいち」組織委員会が2025年2月26日、新たに国際芸術祭「あいち 2025」の参加アーティスト 24組(現代美術23組、パフォーミングアーツ1組)を発表した。これで、全アーティスト60組が決定した。
第1弾として、2024年2月に現代美術4組を発表。同年9月には、32組(現代美術26組、パフォーミングアーツ6組)を加え、現代美術30組、パフォーミングアーツ6組の計36組が決まっていた。
国際芸術祭「あいち 2025」は、フール・アル・カシミが芸術監督を務め、2025年9月に開幕。「灰と薔薇のあいまに」というテーマのもと、世界中からアーティストを招かれる。
会期中は、県内4カ所(豊田市、設楽町、大府市、豊川市)を巡回展示する「ポップ・アップ!」も開かれる。
参加アーティスト一覧 (*は今回新たに発表)
[現代美術] 53 組(新たに 23 組発表)
◎バゼル・アッバス&ルアン・アブ゠ラーメ、マユンキキは「パフォーミングアーツ」部門にも参加。
アーティスト名 | 出身・結成地/活動拠点 |
◎バゼル・アッバス& ルアン・アブ゠ラーメ | キプロス/米国、パレスチナ 米国/米国、パレスチナ |
メイサ・アブダラ | アラブ首長国連邦/アラブ首長国連邦 |
ジョン・アコムフラ | ガーナ/英国 |
ロバート・アンドリュー * | 豪州/豪州 |
浅野友理子 * | 日本/日本 |
ミルナ・バーミア * | パレスチナ/ポルトガル |
Barrack(古畑大気+近藤佳那子) * | 日本/日本 |
マリリン・ボロル・ボール | グアテマラ/グアテマラ |
ミネルバ・クエバス | メキシコ/メキシコ |
エレナ・ダミアーニ | ペルー/ペルー |
アフラ・アル・ダヘリ * | アラブ首長国連邦/アラブ首長国連邦 |
プリヤギータ・ディア * | シンガポール/オランダ |
ソロモン・イノス | 米国/米国 |
シモーヌ・ファタル | シリア/フランス |
札本彩子 | 日本/日本 |
ハイブ・アース * | ガーナ/ガーナ |
ウェンディー・ヒュバート | 豪州/豪州 |
イキバウィクルル | 韓国/韓国 |
カマラ・イブラヒム・イシャグ * | スーダン/アラブ首長国連邦、スーダン |
アーティスト名 | 出身・結成地/活動拠点 |
加藤泉 | 日本/日本 |
川辺ナホ * | 日本/ドイツ、日本 |
ムハンマド・カゼム * | アラブ首長国連邦/アラブ首長国連邦 |
是恒さくら | 日本/日本 |
久保寛子 * | 日本/日本 |
シモーヌ・リー * | 米国/米国 |
チャヌーパ・ハンスカ・ルガー * | 米国/米国 |
◎マユンキキ | 日本/日本 |
シェイハ・アル・マズロー | アラブ首長国連邦/アラブ首長国連邦 |
宮本三郎 * | 日本 |
水谷清 * | 日本 |
諸星大二郎 * | 日本/日本 |
ムルヤナ | インドネシア/インドネシア |
ワンゲシ・ムトゥ | ケニア/米国、ケニア |
永沢碧衣 | 日本/日本 |
ダラ・ナセル | レバノン/レバノン |
小川待子 | 日本/日本 |
大小島真木 | 日本/日本 |
沖潤子 | 日本/日本 |
アーティスト名 | 出身・結成地/活動拠点 |
太田三郎 * | 日本 |
クリストドゥロス・パナヨトゥ | キプロス/キプロス |
panpanya * | 日本/日本 |
マイケル・ラコウィッツ | 米国/米国 |
シルビア・リバス | アルゼンチン/アルゼンチン |
西條茜 | 日本/日本 |
ハラーイル・サルキシアン * | シリア/英国 |
佐々木類 | 日本/日本 |
バーシム・アル・シャーケル * | イラク/米国 |
ヤスミン・スミス | 豪州/豪州 |
杉本博司 * | 日本/米国 |
冨安由真 | 日本/日本 |
アドリアン・ビシャル・ロハス | アルゼンチン/拠点を定めずに活動 |
山本作兵衛 * | 日本 |
ロバート・ザオ・レンフイ * | シンガポール/シンガポール |
[パフォーミングアーツ] 7 組(新たに1組発表)
◎セルマ&ソフィアン・ウィスィは「現代美術」部門にも参加。
アーティスト名 | 出身・結成地/活動拠点 |
AKN プロジェクト | 日本/日本 |
ブラック・グレース | ニュージーランド(アオテアロア)/ ニュージーランド(アオテアロア) |
クォン・ビョンジュン | 韓国/韓国 |
フォスタン・リニエクラ * | コンゴ/コンゴ |
オル太 | 日本/日本 |
◎セルマ& ソフィアン・ウィスィ | チュニジア/チュニジア、フランス チュニジア/チュニジア |
態変 | 日本/日本 |
芸術監督 フール・アル・カシミのコメント
この度、国際芸術祭「あいち 2025」に参加する全作家を発表しました。今回の芸術祭では、人間と環境の間に浮上している様々な問題について、アーティストたちの芸術実践を通じて別の視点やアプローチから解きほぐしていく道を探ります。アートといってもその表現方法は実に多様であり、社会で起こっているさまざまな事柄と密接に結びついています。そうしたアートに目を向け、世界と向き合うことで、危機を乗り越えていくための糸口が見つかるかもしれません。「あいち 2025」が会場とする名古屋市と瀬戸市には、これまで何度も足を運んでリサーチを重ねてきました。やきもので知られる瀬戸市では、陶土をはじめとする豊かな天然資源と人々の生活とが分かちがたく絡み合っていることも、今回のテーマの着想源になっています。幅のある考え方を持った素晴らしいアーティストたちとともに、国際色豊かな芸術祭を作り上げていきたいと思っています。9 月の開幕に向けて準備の真っ最中ですが、ぜひ多くの方にご来場いただければ幸いです。
巡回展示「ポップ・アップ!」会場一覧
日程 | 会場市町 |
10 月 24 日(金)~26 日(日) | 豊田市(豊田市民芸館) |
10 月 31 日(金)~11 月 3 日(月・祝) | 設楽町(旧設楽町立田峯小学校) |
11 月 7 日(金)~9日(日) | 大府市(大府市歴史民俗資料館、大府市役所) |
11 月 14 日(金)~24 日(月・振替休日) | 豊川市(豊川市桜ケ丘ミュージアム) |
開催概要
テ ー マ:灰と薔薇のあいまに A Time Between Ashes and Roses
芸術監督:フール・アル・カシミ
[シャルジャ美術財団理事長兼ディレクター/
国際ビエンナーレ協会(IBA)会長]
会 期:2025 年 9 月 13 日(土)~11 月 30 日(日)[79 日間]
主な会場:愛知芸術文化センター、愛知県陶磁美術館、瀬戸市のまちなか
主 催:国際芸術祭「あいち」組織委員会
[会長 大林剛郎(株式会社大林組取締役会長 兼 取締役会議長)]
公式サイト:https://aichitriennale.jp/