東海地方唯一の定席の寄席小屋、大須演芸場(名古屋市中区)の定席寄席(毎月1~7日)が、新型コロナウイルスの影響で2021年7~9月、再び休演となる。
大須演芸場は、2020年3〜9月にもコロナ禍で定席寄席を休演。同年10月の再開以降は、新型コロナウィルス感染症の拡大と向き合いながら、国や愛知県のガイドラインに基づき、定席寄席を続けてきたが、 今回、2度目の休演となった。
大須演芸場のWEBサイトによると、客層の中心となる高齢者の来場者数が従来より8割も減少している。
また、中日新聞の2021年5月24日夕刊の報道によると、地方からの数十人規模の団体予約もなくなった。
大須演芸場のWEBサイトによると、対策として期待されているワクチン接種 が当初予定より遅れている状況からも、7〜9月の休演はやむを得ないと判断した。
6月の定席寄席は開催する。貸席の利用も受け付け、開催についてはそれぞれの主催者の判断にゆだねる。