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奥村雄樹《彼方の男》上映会 2月26日愛知芸術文化センターで開催

奥村雄樹《彼方の男》上映会

 2022年3月13日まで愛知県美術館で開催されている企画展「ミニマル/コンセプチュアル ドロテ&コンラート・フィッシャーと1960-70年代美術」の一環で、ベルギー・ブリュッセルなどを拠点とするアーティスト、奥村雄樹さんの映像作品《彼方の男》の上映会が2022年2月26日午後1時30分から、名古屋・栄の愛知芸術文化センターを会場に開催される。

 《彼方の男》は、「ミニマル/コンセプチュアル 」展の出品作家である河原温とスタンリー・ブラウンにまつわる記憶を題材にしている。

 奥村雄樹さんは、国際芸術祭あいち2022の出品者でもある。

概要

上映作品:奥村雄樹《彼方の男》2019年、HDヴィデオ、116分15秒
日  時:2月26日(土)13:30-15:30(13:15開場)
会  場:アートスペースA(愛知芸術文化センター12階)
定  員:先着70名(申込不要・参加無料)
協  力:MISAKO & ROSEN(東京)/LA MAISON DE RENDEZ-VOUS(ブリュッセル)

内容

  《彼方の男》は、 フィッシャー・ギャラリーで展覧会を開いた河原温、スタンリー・ブラウンの双方と交流が あった9人へのインタビューで構成された映像作品である。

 映像の中で、9人の語り手は、奥村さんのインストラクション(指示)によって、「河原」と「ブラウン」の名前を呼ぶことなく、「彼」という代名詞で2人に言及している。

 河原温、 スタンリー・ブラウン とも、公の場に姿を現さなかったことで知られる。

 この映像作品で、2人の作家は、9人の交錯する回想の中で重ね合わされ、謎に包まれた1人の人物として立ち現れる。

 9人の語り手は、マリア・ブルーム、ミシェル・クロウラ、ヘルマン・ダレッド、ミシェル・ディディエール、ルディ・フックス、イヴ・ヘヴァルト、カスパー・ケーニッヒ、ジャン=ユベール・マルタン、フィリップ・ファン・デン・ボッシュ。

 作品は、イシ・フィズマンとの思い出に捧げられている。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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