記事内に商品プロモーションを含む場合があります

名古屋地裁判決 名古屋造形大の前学長、建築家の山本理顕さんへの5400万円支払いを同朋学園に命じる

 報道によると、愛知県小牧市から移転し、2022年4月から使われている名古屋造形大の新校舎(名古屋市北区名城2丁目4番1)を巡って、建物の設計者で、同大学の前学長だった建築家、山本理顕さんが報酬の未払い分の支払いを求めた訴訟の判決が2023年10月19日、名古屋地裁であり、大学を運営する同朋学園に対し、山本さんへの5400万円の支払いが命じられた。

 報道によると、同朋学園は、建築材料や仕様の変更について「十分な説明がなかった」などの理由を挙げ、支払いを拒否したが、裁判官は、原告に瑕疵はなく、説明義務違反もしていない、としている。両者は、設計と工事監理などで、約4億円の業務委託契約を結んでいたという。

 山本さんの名古屋造形大学長の退任については、記事「名古屋造形大学次期学長に伊藤豊嗣さん 山本理顕学長は退任」を参照。

 

最新情報をチェックしよう!
>文化とメディア—書くこと、伝えることについて

文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

CTR IMG