報道によると、愛知県小牧市から移転し、2022年4月から使われている名古屋造形大の新校舎(名古屋市北区名城2丁目4番1)を巡って、建物の設計者で、同大学の前学長だった建築家、山本理顕さんが報酬の未払い分の支払いを求めた訴訟の判決が2023年10月19日、名古屋地裁であり、大学を運営する同朋学園に対し、山本さんへの5400万円の支払いが命じられた。
報道によると、同朋学園は、建築材料や仕様の変更について「十分な説明がなかった」などの理由を挙げ、支払いを拒否したが、裁判官は、原告に瑕疵はなく、説明義務違反もしていない、としている。両者は、設計と工事監理などで、約4億円の業務委託契約を結んでいたという。
山本さんの名古屋造形大学長の退任については、記事「名古屋造形大学次期学長に伊藤豊嗣さん 山本理顕学長は退任」を参照。