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『ワタシタチハニンゲンダ!』シアターカフェ(名古屋)で12月3-9日上映

外国人差別の本質に迫るドキュメンタリー

 外国人差別の本質に迫る高賛侑監督のドキュメンタリー映画『ワタシタチハニンゲンダ!』が2022年12月3~9日、名古屋市東区白壁のシアターカフェで上映される。

 外国人学校に対する官製ヘイト、技能実習生、難民、入管の実態等を通じて、在日外国人に対する差別政策、人権侵害を浮き彫りにする。

 2022年6~7月にシネマスコーレ(名古屋市)、刈谷日劇(愛知県刈谷市)で公開。2021年3月、スリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん(33)が名古屋出入国在留管理局(名古屋入管)で死亡した問題などへの関心がいまだ高いこともあって、再上映が決まった。

上映スケジュール

日時:2022年12月3日(土)~9日(金) 13:30から ※火水定休
料金:1200 円+ドリンク代(600 円~)
定員:19名
予約はこちら

『ワタシタチハニンゲンダ!』(2022 年/114 分)



 スウィシュマ・サンダマリさんの死は、長年ベールに包まれてきた入管の闇、公権力による外国人差別の歴史を象徴する事件と言って過言ではない。

 戦後、日本政府は、在日外国人の9割を占めていた韓国・朝鮮人の管理を主目的とする外国人登録法などを制定。後年、他国からの在留者が増えると、全ての外国人に対する法的・制度的な出入国管理政策を強化した。

◆在日コリアン/高校無償化制度から朝鮮学校を排除。幼児教育・保育の無償化制度から外国人学校を排除。
◆技能実習生/長時間・低賃金労働。暴力・不当解雇・恋愛禁止等の人権侵害事件多発。
◆難民/難民認定を極端に制限。認定率は諸外国の 20~50%に比べ、日本は 1%未満。
◆入管/被収容者に対する非人道的な処遇が常態化。

 高賛侑監督は前作「アイたちの学校」で朝鮮学校差別問題に焦点を当て、国内外で大きな反響を呼んだ。

 本作品では、全ての在日外国人に対する差別政策の全貌を浮き彫りにする。人権侵害に苦しむ外国人は訴える。「私たちは動物ではない。人間だ!」

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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