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「蜷川実花展 -虚構と現実の間に-」2月13日~4月4日 松坂屋美術館

  • 2021年2月8日
  • 2021年9月3日
  • 美術

earthly flowers, heavenly colors (2017)
©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

「蜷川実花展 -虚構と現実の間に-」

 鮮烈な色彩感覚で知られ、国内外で活躍する写真家・映画監督、蜷川実花さんの個展「蜷川実花展 -虚構と現実の間に―」が 2021年2月13日~4月4日、名古屋・栄の松坂屋美術館 (松坂屋名古屋店南館7階) で開かれる。 会期中無休。

 熊本市現代美術館、愛知・豊川市桜ケ丘ミュージアム、大分市美術館、札幌芸術の森美術館など、各地の美術館を巡回。蜷川さんの展覧会が松坂屋美術館で開催されるのは初めてである。

入館料(税込) 一般1,200円(1,000円)/高・大生 900円(700円)/中学生以下無料  ( )内は前売料金

earthly flowers, heavenly colors (2017)
©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

 写真家の枠を超え、映画、デザイン、ファッションなど多彩な活動をしている蜷川実花さん。

 本展では、「虚構と現実」をテーマに、 写真家という枠組みを超え、多様なジャンルを行き来しながら、現代にしなやかな眼差しを向ける蜷川さんの写真の本質に迫る。

 色鮮やかな花々を撮影した《永遠の花》や《桜》をはじめ、著名人やスポーツ選手を撮影した肖像のシリーズ《Portraits of the Time》、新境地となった《うつくしい日々》など、多様な作品を一堂に紹介する。

 蜷川さんが好きだという桜のアップ写真が展示空間を埋め尽くす《桜》や、壁が花の写真で埋め尽くされる《永遠の花》、あるいは、亡くなった父親、蜷川幸雄さんへの思いがにじむ《うつくしい日々》・・・。

 表現ジャンルを限定することなく、時代の先端を鮮烈に示し続ける蜷川実花さんの作品世界を全身で体感できる機会である。

earthly flowers, heavenly colors (2017)
©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

蜷川実花(にながわ・みか)

 写真家・映画監督。2001年に、木村伊兵衛写真賞を受賞。映画『さくらん』(2007)、『へルタースケルター』(2012)、『Dinerダイナー』(2019)、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(2019)監督。映像作品も多く手がける。

 2008年、「蜷川実花展-地上の花、天上の色-」が全国の美術館を巡回し、のべ18万人を動員。2010年、Rizzoli N.Y.から写真集を出版、世界各国で話題となる。2016年、台湾の台北現代美術館〈MOCA Taipei〉にて大規模な個展を開催し、同館の動員記録を大きく更新した。2017年、上海で個展「蜷川実花展」を開催し、好評を博した。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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