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名古屋ボストン美術館の後継施設決まらず

 7月2日の朝日新聞朝刊によると、昨年10月に閉館した名古屋ボストン美術館の後継施設について、応募した不動産会社「矢作地所」(名古屋市東区)の案が要件を満たさず、不調に終わったと、名古屋市が1日、発表した。昨年12月に締め切った1回目の募集で応募がなく、今年5月からの再募集で条件を見直していた。3回目の募集の可能性は低いといい、市が直接活用を含め、今後の対応を検討するのだという。

 同社の提案は、美術館の要素を盛り込んだ事業案だったが、賃料で折り合わなかった。

 朝日新聞によると、美術館があったビルの美術館棟が建築基準法の特例を受けているため、美術館や博物館などに用途が限られ、商業施設への転用が難しいのが原因。賃料に加え、維持管理費もかかるといい、限定された用途では民間事業者の採算ラインと合致しないとみられる。

名古屋ボストン美術館跡地
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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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