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名古屋ボストン美術館跡 短期の貸し出しへ

 2020年6月27日の中日新聞、朝日新聞などによると、2018年10月に閉館した名古屋・金山の名古屋ボストン美術館跡の空間(金山南ビル美術棟)について、名古屋市が2020年度以降、催事などで短期の貸し出しをすると発表した。

 短期でも利用できるようにするなど貸し付け条件を緩和する方針。加えて、2020年度は、実験的に短期入居者を無償で募る。

 名古屋市は、閉館後、1年半以上、入居者を探したが、名古屋ボストン美術館に代わる入居者が見つからなかった。

 用途が美術館、博物館に限られる上、年間賃料が5280万円(月440万円)と高額で、貸付期間も3〜10年と長いことがネックとなった。閉館以降、空きビルにもかかわらず、年間7、8000万円の維持費が必要で、問題になっている。

 夏以降、事業パートナーを公募する方針。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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