山本富章さんが「イオンホールのためのインスタレーション~アラベスク あるいは ジャパネスク~」
長久手の歴史を辿る
第15回ながくてアートフェスティバル「まちNAF」が2022年9月23日〜10月10日、愛知県長久手市内で開催されている。今年のテーマは「長久手の歴史を辿る」。ベテランから若手まで約70人が参加する。
毎年、長久手市文化の家をメインに展示会場を市内各所に広げてきたが、今回は、中心的な会場はつくらず、「歴史ルート」「リニモ沿線ルート」という2つの推奨コースを設定。全ての作品を2つのルートに沿って街の各所に展開している。
徳川家康軍が陣を張り、軍議を開いたといわれる色金山の色金山歴史公園茶室管理棟では、櫃田伸也さん、久野利博さんらが展示している。
イオンモール長久手のイオンホールでは9月24、25日10:00-17:00限定で、山本富章さんが「イオンホールのためのインスタレーション~アラベスク あるいは ジャパネスク~」と題し、長さ40m以上の大作を展示する。
1994年、山本さんが北九州ビエンナーレに出品した作品を構成を変え、28年ぶりに公開した。24日には、当時のエスキースも披露された。
隣接する瀬戸市では、「瀬戸現代美術展2022」が同市内の菱野団地で9月17日〜10月23日の日程で開かれている。車での移動なら、2つの展覧会を巡ることも可能だ。
参加アーティスト
櫃田伸也、久野利博、山本富章、北住淳、大塚道男、櫃田珠実、阿野義久、浅田泰子、青木秀敏、雨宮史郎、安藤ムイ、石掛延子、伊東江利子、稲垣浩二、今川理恵、えぐちみちろう、エンド譲、大島誠、大橋利行、尾関健治、奥田美樹、神谷佳予子、北村尚子、木野瀬正人、古山庸一、澤恵子、坂井智子、坂下惠子、坂本明美、澤村佳代子、鹿村香名、柴田泰雄、柴田由紀、柴山由貴子、示崎麻紀、周業欣、趙宰瑩、鈴村由紀、崎久保愛&福山環(SOBOKAN)、祖父江治生・光恵、武田篤胤、田村美奈、寺本実里、出口朗、富田徹、鳥本采花、中島和弘、中野理奈、中野優、中村友美、ニシダミホ、ニシムラマホ、丹羽幸子、橋寛憲、服部ユーイチ、伴和憲、平子雅浩、福岡栄、福西広和、松野ちり子、松山美穂、Michiyo、みんなのアトリエたねのいろ、村田祐一郎、村瀬摩里子、森川美紀、森正樹、山田明広、山本憲、崔允静、吉村知子、寄川桂
コースは2つ
歴史ルート
「小牧長久手の戦い」で、徳川家康が指揮をとった色金山から古戦場までの史跡を辿って、長久手の歴史を楽しむアートの道。
リニモ沿線ルート
日本初のリニアモーターカー、リニモ沿線の各所で美術作品に触れ合いながら、長久手の今を楽しむアートの道。
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2021年、2019年の「ながくてアートフェスティバル」レビューはこちら。