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Q SO-KO(名古屋)で2023年12月3日に 『ミャンマー・ダイアリーズ』上映+トーク

© The Myanmar Film Collective

ベルリン国際映画祭パノラマ部門でドキュメンタリー賞

 名古屋市中川区外新町2-84のオルタナティブ・スペース、Q SO-KOで2023年12月3日午後2時から、『ミャンマー・ダイアリーズ』の上映+トークが催される。

 圧政下ミャンマーの市民の日常をドキュメンタリーとフィクションを行き来しながら描き、2022年の第72回ベルリン国際映画祭パノラマ部門でドキュメンタリー賞を受賞した作品。

 2021年2月1日のクーデター以降、軍事政権の支配が続くミャンマー。ジャーナリストや映画制作者の逮捕が続く中、ミャンマーの若手作家が匿名性を維持した「ミャンマー・フィルム・コレクティブ」を結成。

 その10人が参加し、オランダ在住プロデューサーらの支援のもと制作されたのが本作である。

 上映後のトークでは、ミャンマーの精霊信仰や映画事情に精通するミャンマー研究者の山本文子さんと、長年、東海地方のミャンマー難民の支援に携わり、名古屋市中川区のミャンマー式仏塔・ミッタディカパゴダの建立にも尽力した馬島浄圭さん(妙法寺住職)を招く。

イベント概要・予約

日 時:12月3日(日)14:00〜16:30
場 所:Q SO-KO(名古屋市中川区外新町2-84
入場料:1,000円(ドリンク付き)
予約制:予約はこちらから

トークゲスト:山本文子(ミャンマー研究者)、馬島浄圭(妙法寺住職)

問い合わせ:SEASUN 主宰 鈴木一絵 seasun.art.asia@gmail.com

作品紹介

監督・制作:ミャンマー・フィルム・コレクティブ(匿名のミャンマー人監督たちによる制作)
原題:Myanmar Diaries | 2022年 | オランダ ミャンマー ノルウェー | 70分 | ミャンマー語 |カラー | DCP | 5.1ch 配給:株式会社E.x.N

 民主化にむけて変革が続いたこの10年、市民は自由と発展への希望を抱き始めていた。しかし2021年2月1日、軍が再び国の支配に乗り出し、反発した民衆による大規模な抗議デモが全国各地で勃発。

 人々は抵抗のシンボルとして三本指を掲げて軍政に反対する声をあげるも、一人の少女の死をきっかけに軍の弾圧行為は激化。人々の自由と平穏な暮らしは崩れていく……。

 インターネットは定期的に遮断され、軍に都合が悪い情報を発信するメディアや SNS 投稿が処罰の対象となるなど、国内外に情勢を伝えることが困難な中、若手ミャンマー人作家たちが自らの匿名性を維持しながら“ミャンマー・フィルム・コレクティブ”を結成。

 それぞれの日常から生まれた10人の映画監督による短編映画と SNS に投稿された一般市民の記録映像をシームレスにつなぎ、抑圧された日常における切実な”一人称の物語”を紡いでいく。

トークゲスト

山本文子
 2003年よりミャンマーに通い始める。大学院生時代にミャンマーの精霊信仰の研究に従事する傍ら、ミャンマー映画を見始める。現在は会社勤めをしながら、日々、ミャンマー映画(主にB級)をチェックすると共にミャンマー映画史の再構築を試みている。著作に「隠れた映画天国」『ミャンマーを知るための60章』(2013、明石書店)所収など。

馬島浄圭
 日蓮宗妙法寺住職。ミャンマーから逃れてきた難民たちの支援や、名古屋市中川区にあるミャンマー式パゴダ・ミッタディカパゴダの建立に尽力。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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