国際芸術祭「あいち2022」のラーニング・プログラムの一環で、2022年4月17日午後2時から、国際的に活躍する美術家、森村泰昌さんによる第4回「アーティストによる美術史講座」が開催される。オンラインによる講座となる。
毎回、講師を変えて実施する全4回のシリーズの最終回。
森村泰昌さんは、1985年以来、何ものかに「なる」という手法でセルフポートレート作品を制作してきた。
テーマは「『なる』美術史・試論〜なってみてわかること」。森村さんが、なぜ美術史に「なる」のか?「なる」ことで何がわかるのか?「なる」という実践のおもしろさとは? ――などの問いに対して、これまでの実践を通じて話す。
講座の概要
(1)日時 2022年4月17日(日)午後2時から午後4時まで
(レクチャー90分程度、質疑応答)
(2)場所 オンライン(Zoomウェビナーを使ったライブ配信)
(3)定員 50名(先着順)
(4)ゲスト 森村泰昌氏(美術家)
(5)進行役 会田大也、山本高之(国際芸術祭「あいち2022」のラーニング担当キュレーター)
申し込み方法
●申し込みは、国際芸術祭「あいち2022」公式ウェブサイトの「ラーニング」ページから。
●申し込み締切は、2022年4月12日(火)午後5時。
●実施したプログラムの動画は順次、配信される。詳細は公式ウェブサイトの「ラーニング」ページで。
森村泰昌 Morimura Yasumasa
美術家。1951年、大阪市生まれ。1985年、ゴッホに扮したセルフポートレート写真でデビューして以降、国内外で作品を発表。2014年、ヨコハマトリエンナーレのアーティスティックディレクターを務める。
近年の個展に、「森村泰昌:自画像の美術史―『私』と『わたし』が出会うとき」国立国際美術館(2016年,大阪)、「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私」原美術館(2020年,東京)、「M 式『海の幸』―森村泰昌 ワタシガタリの神話」アーティゾン美術館(2021年,東京)。
2022年2月に「人間浄瑠璃 新・鏡影奇譚」を大阪中之島美術館ホールにて上演。
2022年3月現在、京都市京セラ美術館で「森村泰昌:ワタシの迷宮劇場」を開催中。
2018年、大阪・北加賀屋に「モリムラ@ミュージアム」を開館。著書に『自画像のゆくえ』(光文社新書)ほか多数。