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モネ 睡蓮のとき 2025年3月7日-6月8日に京都市京セラ美術館で開催

  • 2024年11月1日
  • 2024年11月4日
  • 美術

日本初公開作品7点を含む約50点が春の京都に

 京都市京セラ美術館で2025年3月7日~6月8日、「モネ 睡蓮のとき」が開催される。

 印象派を代表する画家のひとり、クロード・モネ(1840-1926年)は、光と色彩をとらえる鋭敏な眼によって、自然の移ろいを画布にとどめた。しかし後年になるにつれ、その芸術はより抽象的かつ内的なイメージへと変容してゆく。

クロード・モネ《ポール=ヴィレのセーヌ河、ばら色の効果》1894年 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

 モネの晩年は、最愛の家族の死や自身の眼の病、第一次世界大戦といった多くの困難に直面した時代でもあった。

 そのような中で、彼の最たる創造の源となったのが、ジヴェルニーの自邸の庭に造られた睡蓮の池に、周囲の木々や空、光が一体と映し出されるその水面だった。

クロード・モネ《ジヴェルニー近くのセーヌ河支流、日の出》1897年 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ(エフリュシ・ド・ロチルド邸、サン=ジャン=キャップ=フェラより寄託)© musée Marmottan Monet / Studio Christian Baraja SLB

 そして、この主題を描いた巨大なカンヴァスによって、部屋の壁面を覆いつくす“大装飾画”の構想が、最期のときにいたるまでモネの心を占めることになった。

 本展の中心となるのは、この試行錯誤の過程で生み出された、2mを超える大画面の〈睡蓮〉の数々である。

 今回、パリのマルモッタン・モネ美術館より、日本初公開作品を含むおよそ50点が来日。さらに日本各地に所蔵される作品も加え、モネ晩年の芸術の極致を紹介する。日本では過去最大規模となる〈睡蓮〉が集う貴重な機会となる。

クロード・モネ《睡蓮、夕暮れの効果》1897年 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet / Studio Christian Baraja SLB

マルモッタン・モネ美術館
 パリ16区の閑静な住宅街にあるマルモッタン・モネ美術館は、〈睡蓮〉の連作や印象派の名前の由来となった《印象・日の出》など、モネの重要作品を多数所蔵。モネの死後、それらの作品は、息子のミシェルが相続したが、1966年に他界。「マルモッタン美術館」はミシェルの継承したコレクションを譲り受け、画家の名を冠して、「マルモッタン・モネ美術館」となった。

クロード・モネ《睡蓮》1907年 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

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一般入場券2枚のお得なセット券。
2名で来場の場合も1名で2回来場の場合も利用できる。
料  金:4,000円(税込)
販売期間:2024年10月5日(土)10:00~
販売場所:ローソンチケット

ローソンチケットローソン・ミニストップ店頭Loppi
Lコード:52087
https://l-tike.com/monet2025/

■11月中旬から企画チケット発売予定
■前売券は12月中旬に発売予定
※いずれも詳細は決まり次第、公式サイト等で発表する。

クロード・モネ《キスゲ》1914-1917年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

クロード・モネ《藤》1919-1920年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

クロード・モネ《藤》1919-1920年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet / Studio Christian Baraja SLB

開催概要

【展覧会名】モネ 睡蓮のとき
【開催期間】2025年3月7日(金)~6月8日(日)
【開催会場】京都市京セラ美術館 本館北回廊1階・南回廊1階
[〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町124]
【開館時間】10:00~18:00  
 ※入場は17:30まで
【休館日】月曜日
 ただし4月28日(月)、5月5日(月・祝)は開館 

【観覧料】

前売・団体(20名以上) 当日
一般2,100円2,300円
大学・高校1,500円1,700円
中学・小学800円1,000円

※未就学児無料
※障害者手帳等を提示の人は本人及び介護者1名無料(障害者手帳等確認できるものを持参)
※学生料金で入場の人は学生証を提示(小学生を除く)
※入場券の変更・払戻・再発行・転売不可

【主催】マルモッタン・モネ美術館、読売テレビ、読売新聞社、キョードーエンタテインメント、京都市
【後援】在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
【特別協賛】大成建設
【協賛】第一生命グループ、光村印刷
【協力】日本貨物航空、NX 日本通運、FM802、FM COCOLO
【企画協力】NTVヨーロッパ
【一般のお問合せ】京都市京セラ美術館075-771-4334
【公式ウェブサイト】https://www.ytv.co.jp/monet2025/
【巡回情報】
[東京展] 2024年10月5日(土)~2025年2月11日(火・祝) 国立西洋美術館
[豊田展] 2025年6月21日(土)~9月15日(月・祝) 豊田市美術館

クロード・モネ《アガパンサス》1914-1917年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

クロード・モネ《睡蓮》1914-1917年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

クロード・モネ《睡蓮》1916-1919年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

クロード・モネ《睡蓮》1916-1919年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

クロード・モネ《睡蓮》1914-1917年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

クロード・モネ《睡蓮の池》1917-1919年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

クロード・モネ《睡蓮、柳の反映》1916-1919年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

クロード・モネ《睡蓮の池》1918-1919年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

クロード・モネ《日本の橋》1918年 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

クロード・モネ《枝垂れ柳》1918-1919年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

クロード・モネ《日本の橋》1918-1924年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

クロード・モネ《ばらの庭から見た家》1922-1924年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

クロード・モネ《枝垂れ柳と睡蓮の池》1916-1919年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet

クロード・モネ《睡蓮》1916-1919年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet / Studio Christian Baraja SLB

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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