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三重県立美術館が2024年度展覧会スケジュールを発表

 三重県立美術館が2024年度の展覧会スケジュールを発表した。

藤島武二没後80年 鹿子木孟郎生誕150年 洋画の青春―明治期・三重の若き画家たち 2024年1月27日~4月14日

 日本で油彩画が普及し始めた頃、のちに近代美術史に名を遺す藤島武二、鹿子木孟郎、赤松麟作らが図画教師として三重に赴任し、それぞれの影響や足跡をこの地に残した。本展では、明治20年代から30年代にかけての日本の油彩画=「洋画」に焦点をあて、三重ゆかりの洋画家たちや当時の三重の美術状況、美術教育について紹介する。

☆美術館のコレクション 2024年4月2日~7月7日

☆柳原義達記念館 柳原義達の芸術Ⅰ 2024年4月2日~5月12日

☆『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本  2024年4月27日〜6月30日

 現代文化に幅広い影響をおよぼした20世紀最大の芸術運動シュルレアリスム。運動の始動から100年を記念し、昭和初期にその影響を受けた日本の画家たち、東郷青児、古賀春江、福沢一郎、三岸好太郎、靉光(あいみつ)、岡本太郎ほか約90名の作品や資料、合計約200点を展示し、戦前の日本で展開したシュルレアリスムの美術表現を紹介する。

☆柳原義達記念館 柳原義達の芸術Ⅱ 2024年5月14日~7月21日

☆美術館のコレクションⅡ 小特集:小林研三 2024年7月9日~10月6日

☆長崎県美術館・三重県立美術館コレクション 果てなきスペイン美術―拓かれる表現の地平 2024年7月20日~9月29日

 国内では珍しい、スペイン美術を収集方針に含む美術館である三重県立美術館と長崎県美術館のコレクションによるスペイン美術展。本展ではゴヤやピカソ、ダリなどの巨匠の作品に加え、中世の板絵や芸術文化の黄金世紀である17世紀の油彩画、そして20世紀のインスタレーション作品まで様々な作品を展観し、スペイン美術の魅力に迫る。

☆特集展示 植松永次 2024年7月27日~9月29日

 植松永次(うえまつえいじ・1949-)は三重県を拠点に制作を行う現代美術家。日々の生活や身の回りの自然から着想を得て、土を素材とした制作を行っている。本展では、柳原義達記念館の空間にあわせ、新作と旧作による展示を行う。

☆美術館のコレクションⅢ 小特集:浅野弥衛 2024年10月8日~12月1日

知っておきたい三重県の江戸絵画 2024年10月12日~12月1日

 江戸時代、三重県の地において絵筆をとったのは、画家を本職とする者だけではない。領主から風来まで、さまざまな人が絵を描いた。その表現も、多種多様であり、三重県の江戸絵画の特色をなしている。本展では、主に同館の近世絵画コレクションのなかから、曾我蕭白(そがしょうはく)、増山雪斎(ましやませっさい)、月僊(げっせん)の作品を紹する。

☆没後20年 柳原義達展 2024年10月12日~12月1日

 鴉(からす)や鳩をモチーフとした「道標」シリーズや「犬の唄」と題された女性立像などで知られ、戦後日本の具象彫刻界を代表する彫刻家柳原義達(やなぎはらよしたつ・1910-2004)。柳原の没後20年を記念した特別展示に加え、各種プログラムを実施し、さまざまな側面から柳原義達とその作品について「みる」、「かんじる」、「かんがえる」機会を提供する。


 

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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