昨年のパレードの様子
MetarmorphosisⅡ
トリニダード・トバゴ出身で、名古屋市を拠点に活動するアーティスト、 マーロン・グリフィスによるアートプロジェクト《Metamorphosis Ⅱ》が2024年11月16日(土)午前11時から正午まで、名古屋・鶴舞公園で開催される。
クリエイティブ・リンク・ナゴヤの助成採択事業として、鶴舞公園で昨年度行われた第1弾に続き、3部作の第2弾として開催。
「鶴舞公園の戦争と記憶」をテーマに、人々の記憶に残る戦中・戦後の公園の様子を丹念に聞き取りし、独創性あるパレードをつくりあげる。
マーロン・グリフィスは、あいちトリエンナーレ2013で、3.11以降の日本の再生と復活をテーマに、不死鳥をモチーフにしたパレード《太陽のうた》を展開した。
パレードは、マーロン・グリフィスの母国、トリニダード・トバゴでは「マス」と呼ばれ、カーニバルを構成する重要な要素になっている。
今回も、事前のワークショップ(マスキャンプ)で、トリニダード・トバゴ特有のパレード文化を取り入れた衣装や装飾を参加者と制作している。
開催概要
【日程】
パレード 2024年11月16日(土)11:00~12:00
※ 雨天の場合翌17日(日)に順延
ワークショップ(マスキャンプ) 2024年10月31日(木)~11月15日(金)8:00~20:00
【開催場所】
パレード 鶴舞公園奏楽堂 名古屋市昭和区鶴舞1丁目1番49
ワークショップ(マスキャンプ) レンタルスペースroca 名古屋市昭和区鶴舞2丁目9番6
【料金】
無料
【定休日】
ワークショップ(マスキャンプ)は水曜休み
マーロン・グリフィス Marlon GRIFFITH
1976年、トリニダード・トバゴの首都ポート・オブ・スペイン生まれ。名古屋を拠点に活動している。故郷の伝統的なカーニバルをアートの形に昇華させ、多様な人々を結集させたパレードを制作する。
制作過程で生まれる参加者同士の対話や体験の共有を重視し、コミュニティ内に新たな物語をもたらすことを目指す。
「マス」と呼ばれるトリニダード ・トバゴ のカーニバルのコスチューム・デザイナーとして活動後、観客も参加できるパレードの作品を制作。
2004年の南アフリカ・ヨハネスブルグのBag Factory Artists’ Studiosでのレジデンスでは、伝統的なマスと仮面制作のワークショップを実施。住民らとカーニバルを行った。
2008年には、韓国・光州ビエンナーレのパブリック・パフォーマンスイベント「SPRING」で、光州事件とトリニダード・トバゴのカーニバルの起源を題材にした《Runaway Reaction》を発表。
2005年、岐阜県美濃市でのアーティスト・イン・レジデンスにも参加。
2010年グッゲンハイム・フェロー選出。 他に、2022年ドクメンタ15(ドイツ)、2015年ヨーク大アートギャラリー(カナダ)、2014年テートモダン(英国)、2013年あいちトリエナーレ(日本)など。