『リビングルームのメタモルフォーシス』 東京公演より(2024年9月)Ⓒ前澤秀登
「ウィーン芸術週間」から委嘱された音楽劇
チェルフィッチュ×藤倉大 with アンサンブル・ノマド『リビングルームのメタモルフォーシス』が2025年3月1日午後2時から、名古屋・新栄のアマノ芸術創造センター名古屋 (名古屋市芸術創造センター)で上演される。
毎年5-6月、オーストリア・ウィーンで開催されるヨーロッパ最大級の演劇・ダンス・オペラなどの芸術祭「ウィーン芸術週間」から委嘱された音楽劇。
2023年にチェルフィッチュが選定され、クリエーションワークショップやワークインプログレス公演を通して、愛知県芸術劇場も共同製作に携わりながら創作した。


23年5月の世界初演の後、ドイツ・ヘレンハウゼン芸術祭、オランダ・フェスティバル、東京芸術劇場、神戸文化ホールと、国内外5か所で上演された。
作・演出は、演劇カンパニー・チェルフィッチュを主宰する演劇作家・小説家の岡田利規。
岡田は、岸田國士戯曲賞や三島由紀夫賞の受賞経歴を持ち、近年は「ノン・ネイティブ日本語話者との演劇プロジェクト」で、日本語を母語としない俳優を対象としたワークショップなどにも取り組んでいる。

『リビングルームのメタモルフォーシス』 東京公演より(2024年9月)Ⓒ前澤秀登
愛知県芸術劇場と製作した『瀕死の白鳥 その死の真相』『ジゼルのあらすじ』は国内外で上演され、再演のオファーが続いている。
音楽は、藤倉大。作曲やオペラの国際的評価が高く、映画『蜜蜂と遠雷』の劇中オリジナル楽曲やNHK Eテレ「にっぽんの芸能」のテーマ曲でも知られる
2014年度から3年間にわたり、名古屋フィルハーモニー交響楽団の初代コンポーザー・イン・レジデンスを務めた。

『リビングルームのメタモルフォーシス』 東京公演より(2024年9月)Ⓒ前澤秀登
この2人に、チェルフィッチュの作品に参加してきた青柳いづみら俳優6人と、時代やジャンルを超えた幅広いレパートリーで独自の世界を表現する「アンサンブル・ノマド」の7人も加わり、演劇×音楽の物語を紡ぐ。
ストーリー
賃貸契約を一方的に破棄されたある家族の物語。住む家を追い出されそうになったところで、人の手には負えない強大な力により問題は消えてしまう。その後、人の世界を圧倒する存在が登場し、まったく新しい世界が現れ始めるーー。

『リビングルームのメタモルフォーシス』 東京公演より(2024年9月)Ⓒ前澤秀登
開催概要
公演日時:2025年 3月 1日(土)14:00開演
※開場は開演30分前
※公演時間:約80分(休憩なし)
会 場:アマノ芸術創造センター名古屋 (名古屋市芸術創造センター)
主 催:愛知県芸術劇場
TEL / 052-211-7552
チケット
全席指定 一般 4,800円/U25 2,500円
※ U25は公演日に25歳以下対象(要証明書)
※ 未就学児入場不可。託児サービスあり(有料・要事前予約)
愛知県芸術劇場オンラインチケットサービス
愛知芸術文化センタープレイガイド(地下2階)
TEL 052-972-0430
平日10:00-19:00 土日祝休10:00-18:00(月曜定休/祝休日の場合、翌平日・年末年始休み)
チケットぴあ [Pコード:530-581]
https://t.pia.jp/
アマノ芸術創造センター名古屋(名古屋市芸術創造センター)
TEL 052-931-1811
2024年12月28日までは休館日(日曜日)を除く9時~17時、2025年1月4日からは休館日(原則月曜日)を除く9時~20時
名古屋市文化振興事業団チケットガイド
TEL 052-249-9387
平日9時~17時/チケット郵送可
スタッフ・キャスト
作・演出:岡田利規
作曲:藤倉大
出演:青柳いづみ、朝倉千恵子、石倉来輝、川﨑麻里子、矢澤誠、渡邊まな実
演奏:アンサンブル・ノマド
音響:白石安紀
音響スーパーバイザー:石丸耕一(東京芸術劇場)
照明:髙田政義(RYU)
衣裳:藤谷香子(FAIFAI)
美術:dot architects
ドラマトゥルク:横堀応彦
技術監督:守山真利恵
舞台監督:湯山千景
テクニカルアドバイザー:川上大二郎(スケラボ)
英語字幕翻訳:アヤ・オガワ
宣伝美術:REFLECTA, Inc.(岡﨑真理子+田岡美紗子+邵琪)
プロデューサー:水野恵美(precog)、黄木多美子(precog)
プロダクションマネージャー:武田侑子
アシスタントプロダクションマネージャー:遠藤七海
委嘱:Wiener Festwochen
製作:Wiener Festwochen、一般社団法人チェルフィッチュ
共同製作:KunstFestSpiele Herrenhausen、Holland Festival、愛知県芸術劇場、独立行政法人国際交流基金
企画制作:株式会社precog
[愛知県芸術劇場]
芸術監督:唐津絵理、舞台:峯健、築山竜次、制作:仲村悠希、大島直子、高木悠子