ミニシアターの名演小劇場(名古屋市東区)が、2023年3月23日もって休館すると、同劇場のWEBサイトで発表した。WEBサイトに「名演小劇場休館のお知らせ」を掲載している。
同サイトによると、新型コロナウィルスが収束しない中、燃料費をはじめとする諸物価の高騰、個人消費の停滞によって、劇場運営の先行き不透明感が強まったとしている。
名演小劇場は1972年の創業以来、演劇、音楽、落語等文化イベントの会場として歴史を刻み、2002年12月には、映画に軸足を移してリニューアル。2004年からは、2スクリーン体制で上映を続けてきた。
お知らせでは、そのうえで、「建物・設備の老朽化と共に、ここ数年の経営環境の悪化を受け、本年3月23日をもって映画上映活動を暫時休止させていただくこととなりました。この間、名演小劇場をご支援いただきました関係者の皆様、映画・演劇ファンのお客様方に感謝を申し上げると共に、この先、どういった形であるにせよ、再びお目に掛かれる日が来ることを心より願っております。本当にありがとうございました」と書いている。