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ドニ展 2024年-2025年開催

2024年-2025年のドニ展

新潟県立近代美術館

☆日本が見たドニ|ドニの見た日本 2024年8月27日~ 10月20日

 モーリス・ドニ(1870-1943)は19世紀末フランスで、次世代への橋渡しとして、かけがえのない役割を担った前衛グループ「ナビ派」(ヘブライ語で「預言者」の意)の中心人物だった。セリュジエやボナール、ランソンらとともに、絵画の枠を超え、建築、演劇、文学、音楽などと結びつくような創作活動を実践した。優れた批評家でもあり、造形と文筆の両輪で近代西洋美術史に足跡を残した。ドニやナビ派の影響は遠く日本にも及んだ。「ナビ派の学校」であるアカデミー・ランソンで、梅原龍三郎のように直接指導を受けた日本人画学生もいた。本展ではドニの生涯を国内の名品を通して展観する。そして、それぞれの時期に彼と日本の美術がどのように関わってきたのか、黒田清輝が目にしたであろう初期作品から、ドニに学んだ留学生たちの作品、早くから来日して日本で展示された作品を振り返ることで辿る。本展は、ナビ派の収集で知られる新潟県立近代美術館と日本洋画研究に力を入れている久留米市美術館の共同企画。2会場のみの開催となる。モーリス・ドニと日本に焦点を当てた展覧会は国内で初めての試みである。

久留米市美術館

☆日本が見たドニ | ドニの見た日本 2024年11月2日〜2025年1月13日

 19世紀末のパリで、画家として、また、20世紀美術の到来を予告した美術評論家として活動をはじめたモーリス・ドニ(1870-1943)。その生涯と作品、ならびに、同時代に生きた日本の画家たちとの接点を辿る展覧会である。ジャポニスムの時代に育ったドニは、画業形成にあたり日本の美術から大きな示唆を受けた。20世紀初頭、仲間と一緒に画塾で教えはじめてからは、梅原龍三郎ら日本の画学生たちと直接かかわりを持つことになった。また、彼の作品は日本人のコレクターの手によって早々に来日し、1920年代には早くも我が国で紹介展示された。本展では、そのように幾たびも出会い、互いに手を差しのべあってきたモーリス・ドニと日本との幸福な関係を、約130点の作品と関連資料によって振り返る。

2025年-2026年のドニ展

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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