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「リサ・ラーソン展 知られざる創造の世界-クラシックな名作とともに」岐阜県現代陶芸美術館で2024年6月8日-8月25日に開催

リサ・ラーソンのこれまで知られてこなかった創作の側面に光を当てて

 岐阜県現代陶芸美術館(多治見市)で2024年6月8日~8月25日、「リサ・ラーソン展 知られざる創造の世界-クラシックな名作とともに」が開催される。

 リサ・ラーソンは、素朴で温かみのある、動物や人物をモチーフとした作品で知られるスウェーデン生まれの陶芸家。

 1931年、同国のグスタフスベリ社に長くデザイナーとして勤め、世界中で親しまれる数多くのプロダクトを手掛けた。

 1980年にフリーのデザイナーとなって以降も幅広く活動し、惜しくも今年 3 月に亡くなるまで、自身の工房で楽しみながら制作に向き合っていた。

 本展覧会では、「Seen and Unseen」をテーマに、リサ・ラーソンのこれまで知られてこなかった創作の側面に光を当て紹介する。

 愛らしい動物のシリーズなどおなじみの名作に加え、学生時代の作品、プロダクトと並行して制作を続けていた一点物の作品(ユニークピース)、ガラスなど異素材を用いた作品、互いに影響を与えた、夫である画家グンナル・ラーソンの作品など約250点の作品を紹介する。

展覧会情報

会  場:岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ
会  期:2024年6月8日(土)~2024年8月25日(日)
休 館 日:月曜日(ただし、7月15日(月・祝)、8月12日(月・祝)は開館)、7月16日(火)、8月13日(火)
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
主  催:岐阜県現代陶芸美術館
共  催:中日新聞社、東海テレビ放送、TOKAI RADIO
特別協力:リサ・ラーソン・デザイン AB、リアン・デザイン・ミュージアム
後  援:スウェーデン大使館
協  力:フィンエアー、フィンエアーカーゴ
企  画:株式会社アートインプレッション、株式会社松屋
企画協力:株式会社トンカチ
観 覧 料:一般1,000円(900円)、大学生800円(700円)、高校生以下無料
*( )内は 20 名以上の団体料金
*以下の手帳をお持ちの方および付き添いの方1名まで無料
 身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、特定医療費(指定難病)受給者証

見どころ

名作たちと知られざる一面
 リサ・ラーソンは長い作家人生の中で、世界各地で愛されるプロダクトのシリーズをデザインしてきた。本展では、それらの一目見ただけで彼女のデザインと分かる、古典的名作ともいえるシリーズに加え、これまで多くの人が知る機会のなかった一点物の作品(ユニークピース)や初期の作品に光を当て、彼女の知られざる創作の一面を紹介する。

初公開!「未知の動物たち」
 リサ・ラーソンの動物というと、ライオン、ネコ、イヌなどの愛らしい姿がおなじみだが、彼女は他にも様々な動物からインスピレーションを得てきた。特に特殊な作品群として、彼女が1960年代末にグスタフスベリ社のアトリエでモデリングを開始し、その後も自宅で作り続けた空想上の動物のシリーズがある。本展では、これら「未知の動物たち」を初めて公開する。

新しい素材への挑戦
 リサ・ラーソンは陶芸家だが、今日までさまざまな企業とコラボレーションして、異なる素材を用いて製品を作ってきた。すでにグスタフスベリ社でデザイナーとして働いていた頃から、フリーランス作家として他のデザイン会社とも仕事を始めていた。1970年代末、スカンディア・プレゼント社のために小さなブロンズ塑像のシリーズをデザインした。この他、ロイヤル・クローナ社のガラス作品を展示する。

関連イベント

作家とみて・つくるワークショップ「いろいろやきものいいかんじ」
*要事前申込 *定員15 名
講 師:小平健一(陶芸家)
日 時:7月20日(土)13:30~15:30、8月17日(土)13:30~15:30(2 回連続講座)
会 場:岐阜県現代陶芸美術館 セラミックパーク MINO 作陶館
参加費:2000円(別途要観覧券)

季節のワークショップ「動物型の蚊やりをつくろう」
*要事前申込 *定員16名 *定員に達し、キャンセル待ちのみ受付中
講 師:奥村潤子(造形作家)
日 時:6月9日(日)13:30~15:30
会場:セラミックパーク MINO 作陶館
参加費:1500円

こどもむかデー
日時:7月27日(土)・28日(日)
 この日の展示室はおしゃべりウェルカム!また、一息ついていただける美術館内にキッズルームを設置する。

ギャラリートーク
*事前申込不要
日時:6月16日(日)、7月14日(日)、8月11日(日)各日 14:00~
参加費:無料 要観覧券(高校生無料)

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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