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あいち2022 ローリー・アンダーソン  アーティストトーク 10月10日に開催

ローリー・アンダーソン  アーティストトーク

 国際芸術祭「あいち2022」の会期最終日となる2022年10月10日午前10時30分から、名古屋・栄の愛知芸術文化センターで、芸術祭の参加アーティスト、ローリー・アンダーソンさんのトークイベントが開催される。

  ローリー・アンダーソン さんは、同センターの会場で、没入型のインスタレーションにVRを組み込んだ《トゥー・ザ・ムーン》を展示している。

 同作品や、「あいち2022」のテーマ「STILL ALIVE」などについて語る予定。申し込みの受け付けは、10月1日午前10時に始める。

  登壇者は、ローリー・アンダーソンさん。ほかに、オンラインで芸術監督の片岡真実さんと、「あいち2022」パフォーミングアーツ・アドバイザーの前田圭蔵さんが加わる。日本語による逐次通訳あり。※本イベントは、後日、公式サイトでアーカイブを公開する。

 イベント概要

日 時:2022年10月10日(月・祝)午前10時30分から正午まで
場 所:愛知芸術文化センター12階 アートスペースA(名古屋市東区東桜1-13-2)
参加費:無料(要事前申し込み)
定 員:100人
※申し込みは、10月1日(土)午前10時から、公式サイトで。

ローリー・アンダーソン

 1947年、米国シカゴ生まれ。ニューヨークを拠点に活動する。パフォーマー、演奏家、作曲家、作家、映画監督、ビジュアル・アーティスト。

 1970年代より、コンセプチュアル・アートなどに触発され、美術、劇場、実験音楽、テクノロジーなど多領域で活動する。

 言語、音声、身体表現とテクノロジーの関係性に着目したパフォーマンスを次々と展開。「オー・スーパーマン」(1981年)以降の長い経歴には、「ホーム・オブ・ザ・ブレイヴ」(1986年)や「ライフ・オン・ア・ストリング」(2002年)が含まれる。日本へは1984年に初来日し、東京と大阪で公演を行った。

 2002年には、《トゥー・ザ・ムーン》につながるNASA初のアーティスト・イン・レジデンスを実施。2005年に愛知県で開催された世界博「愛・地球博」では、委嘱インスタレーション作品《WALK》やパフォーマンス作品《10枚のポストカード》を上演した。

 同年は、NTTインターコミュニケーションセンター[ICC]で、日本での初個展「時間の記録」も開催した。

 最新の大規模個展はスミソニアン/ハーシュホーン美術館(2022年、ワシントンD.C.)での「The Weather」。

《トゥー・ザ・ムーン》

 「あいち2022」で展示する《トゥー・ザ・ムーン》は、ローリー・アンダーソン&黄心健(ホアン・シンチェン)両アーティストによるコラボレーションの最新作。
 
 デンマークのルイジアナ近代美術館による委嘱作品で、来場者はVRで作品を体験した。没入型のインスタレーションにVRが組み込まれた本展のバージョンは、2019年にマンチェスター国際フェスティバルで初めて発表された。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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