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愛知・豊田市博物館で開館記念展「旅するジョウモンさん -5千年前の落とし物」2024年10月12日-12月8日に開催

縄文時代の生活、地域間の交流を紹介

 愛知・豊田市博物館で2024年10月12日〜12月8日、「旅するジョウモンさん -5千年前の落とし物」が開催される。2024年4月26日に開館した同館で最初の企画展となる。

 国宝の火焔型土器(笹山遺跡出土、十日町市博物館蔵)など、縄文土器の国宝、重要文化財を含め、幅広い展示で縄文時代の生活、地域間の交流を紹介する。

 約1万年にわたって長く続いた縄文時代。特に約5千年前は、地域色が豊かで、火焔型土器をはじめとするユニー クな縄文土器を作った人びとが各地で暮らしていた。

 その暮らしの中で、縄文人たちが落としていったモノは、遺跡や出土品といった形で今の私たちの前に現れ、暮らしぶりや使っていた道具、共に生きた植物や動物までもが分かるようになってきた。

 また、現在の研究では、縄文人は広範囲に交易を展開し、ヒト・モノが日本列島全体を 行き来していたことが分かってきた。

 そんな縄文人、「ジョウモンさん」と、約5千年前の縄文時代を一緒に旅してみよう、という展覧会である。

開催概要

会  期:2024年10月12日(土)〜2024年12月8日(日)
開館時間:10:00-17:30(入場は17:00まで)
休 館 日:月曜日(ただし祝日の場合は開館)
観 覧 料:一般1,200円(1,000円)、高校生・大学生1,000円(800円)、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※無料対象者は、中学生以下、豊田市内在住・在学の高校生、豊田市内在住の18歳以下の方、豊田市内在住の70歳以上の方、身体障害者等手帳お持ちの方
※観覧料の詳細及び減免、割引等については博物館ウェブサイトで確認。

公式サイト:https://hakubutsukan.city.toyota.aichi.jp

関連イベント

◆とよはくセミナー

会場:豊田市博物館 セミナールーム
※先着100名、事前申込不要、聴講無料
※観覧券の提示が必要

第1回とよはくセミナー『子どもの学びと縄文時代』
11月9日(土)午後1時30分〜午後3時30分
・名和奈美(豊田市博物館) 「ジョウモンさんが旅した約5千年前」
・伊藤俊満(豊田市博物館) 「豊田市での縄文学習と展示活動」
ワークショップ 「教科をこえた縄文学習」(参加者と考える学習プラン)
 ファシリテーター 駒野雅彦(豊田市博物館)
 コメンテーター 長田友也(中部大学講師) 、日高則行(豊田市教育研究会社会部会長)

第2回とよはくセミナー『縄文中期の土器とくらし』
11月30日(土)・12月1日(日)
11月30日(土)午後1時30分〜午後5時
基調講演「縄文中期の土器‒東日本」
 建石徹(独立行政法人国立文化財機構 皇居三の丸尚蔵館/文化財防災センター)
・「八ヶ岳周辺の縄文中期の土器とくらし」
 佐野隆(特定非営利活動法人茅ヶ岳歴史文化研究所)
・「火炎土器とヒスイ」
 長田友也(中部大学講師)
・「北陸地方の縄文中期の土器とくらし」
 横幕真(小松市埋蔵文化財センター)
12月1日(日)午前10時30分〜午後4時
基調講演「縄文中期の土器‒西日本」
 冨井眞(大正大学文学部歴史学科教授)
・「南九州・琉球の縄文中期の土器とくらし」
 東和幸(鹿児島県立埋蔵文化財センター)
・「豊田市周辺の縄文中期の土器とくらし」
 髙橋健太郎(豊田市博物館)
・パネルディスカッション

◆ミュージアムシアター

ドキュメンタリー映画「掘る女 縄文人の落とし物」上映会&松本貴子監督トーク
会 場:豊田市博物館 セミナールーム
日 時:11月16日(土)午前10時30分〜午後1時(開場 午前10時)
定 員:先着70名(事前電話申込・自由席)
参加費:無料
※申込は10月19日(土)11時から
※問合せ・申込先は夢現屋(0565-31-6977)
※WE LOVE CINEMA事業(主催:映画を活かしたまちづくり実行委員会)

◆ワークショップ

・「JOMONクッキング!」[10月20日(日)]
・「縄文ミサンガを作ってみよう!」[10月27日(日)]
・「体験! 石器を作ってみよう」[11月23日(土)]

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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