2020年5月2日の中日新聞朝刊によると、ギャラリーHAMの元代表、神野公男さんが4月22日、死去した。73歳。自宅兼画廊は名古屋市千種区内山(今池)。
ギャラリーたかぎを経て、1992年、名古屋市東区東桜、桜通り沿いのGINNOSUKE BLD. 地下に開廊した。草間彌生、黒田アキなどの展覧会を手掛けた。
筆者も、1990年代半ば以降、新聞記者時代に取材し、黒田アキ、金山明、田中敦子、イケムラ・レイコ、平川典俊、三輪美津子、セシル・アンドリュー、加藤豪、井手日出志などの展覧会を取材した。
特にGINNOSUKE BLD.のスペースに画廊があったとき、足繁く通い、取材させていただいた。アラーキーの展覧会など、とてもエキサイティングだったし、具体の金山さん、田中さんへの取材など、当時のアキライケダギャラリーなどとともに、若輩の30代記者に現代美術を学ぶ機会を提供してくれた。神野さんがデュメジル・コレクション の翻訳に参加した時には、新聞文化欄に文章を書いてもらったこともあったと記憶している。残念です。