報道によると、フランスの映画監督、ジャンマリー・ストローブさんが2022年11月20日、スイス西部ロールの自宅で死去した。89歳。2006年に死去した妻のダニエル・ユイレさんと共同で、ストローブ=ユイレとして、文学作品などを翻案した詩的な映像を紡いだ。
1933年、フランス北東部のメッス生まれ。ヌーベルバーグの旗手だったフランソワ・トリュフォー監督やジャンリュック・ゴダール監督、エリック・ロメール監督、ジャック・リヴェット監督らと親交を深めた。
代表作は『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』など。
商業性と対極的な完璧な作品性を貫き、ミニマルでありながら、美学、政治、歴史を突き詰めた独自の映像美を追究。最重要な映画作家の1人とされている。