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《愛知県美術館》

☆パウル・クレー展 創造をめぐる星座 2025年1月18日~3月16日
抽象的でありながら、豊かな詩情と物語性のある作品を描いたパウル・クレー(1879-1940)は、日本でも親しまれているスイス生まれの画家。しかしながら、彼が表現主義やシュルレアリスムといった同時代の運動と、どのように関わっていたのかは、あまり知られていない。 スイス・ベルンのパウル・クレー・センターの協力を得て開催する本展では、同時代の芸術家の作品との比較を通じて、歴史を超越した天才、あるいは内省にふける孤高の芸術家としてではなく、多くの人や情報との交差のなかで生きた芸術としてクレーを捉え直す。
☆どうぶつ百景―江戸東京博物館コレクションより 2025年4月11日~6月8日
本展は、東京都江戸東京博物館とパリ日本文化会館が2022年にパリで共同開催した「いきもの:江戸東京 動物たちとの暮らし」展をさらに拡充したもの。江戸時代、長く続いた平和を背景に発展した江戸の街で、人々の暮らしと動物は密接に結びついていた。人々は、犬や猫などを家族の一員として可愛がり、牛や馬などと共に労働し、鳥や虫の鳴き声から四季を感じ取っていた。明治10(1877)年に来日した米国の動物学者エドワード・S・モースは、市井の人々がこうした動物を親切に扱うことに驚く。彼は、親しみを込めて猫を「さん」付けして呼ぶ人々や、路上の動物を避けて通行する人力車の車夫、草履を履き日除けをつけてもらった荷牛などについて日記に記した。人々にとって動物が身近であったことは、様々な生き物のかたちを着物や装身具、玩具のデザインに取り込んだことからも読み取れる。東京都江戸東京博物館の珠玉のコレクションのなかから多様な美術作品・工芸作品を展示し、江戸・東京の都市空間における人と動物の関わり合いをご紹介する展覧会である。
☆愛知万博20周年記念事業 特別展示 フランス・オービュッソンのタピスリー:『千と千尋の神隠し』 2025年4月11日〜6月8日/7月4日〜8月17日
2025年は、2005年日本国際博覧会「愛知万博」開催から20周年の節目。これを記念し、愛知県では、愛知万博20周年記念事業「愛・地球博20祭」を開催する。2025年日本国際博覧会「大阪・関西万博」との連携企画として、フランスのオービュッソン国際タピスリーセンターが制作したスタジオジブリ作品にもとづくタピスリーを愛知県美術館において特別展示。フランス中央部の街オービュッソンは、15世紀頃からタピスリーが織られてきた街として知られ、2009年にはこの地方で織り上げられたタピスリーやその伝統的な技術がユネスコの無形文化遺産に登録された。2016年にオープンしたオービュッソン国際タピスリーセンターでは、タピスリーや絨毯の豊富な作例を通じて、その歴史や技術を紹介している。2019年からは、宮﨑駿監督のアニメーション映画から選んだ場面を、巨大なタピスリーとして織り上げるプロジェクトが進行している。この特別展示では、そのプロジェクト作品の一つである映画『千と千尋の神隠し』の一場面を表現したタピスリーを日本で初公開する。大阪・関西万博のフランスパビリオンでは、映画『もののけ姫』のタピスリーを日本初公開。
☆竹内栖鳳展 2025年7月4日~8月17日
近代の日本画界に大きな足跡を残した竹内栖鳳(1864ー1942年)。明治初期、円山・四条派の師に弟子入りし、画法を学ぶ一方で、室町水墨画や江戸絵画など、古画の模写を通じて、流派を越えた画技を研究し、写生にも励んだ。1900年の渡欧を機にヨーロッパの芸術に感化され、その技法も巧みに取り入れ、近代的な日本画を創作。伝統の継承と革新の双方を体現した。本展では、その表現世界の多様さが紹介される。
☆国際芸術祭「あいち 2025」 2025年9月13日~11月30日 会場:愛知芸術文化センター、瀬戸市の愛知県陶磁美術館、同市まちなか
コンセプト(要約版) by国際芸術祭「あいち2025」芸術監督フール・アル・カシミ
国際芸術祭「あいち2025」は、詩人アドニスの詩集『灰と薔薇の間の時』から出発します。その心情とヴィジョンに共鳴するこの芸術祭は、現在の人間と環境の間の分断を照らし出す国家や領土といった目先の視点からではなく、地質学的な時間軸によって見えてくる未来の展望を提示します。本芸術祭は、極端な終末論と楽観論を中心に据えるのではなく、環境正義*の重なり合う複雑さを扱うことで、自らの責任に向き合い、不正義への加担を自覚するよう促しています。そしてまたこの芸術祭は、破壊と開花のあいまにある陰影のニュアンスや表現、人間と環境の複雑に絡み合った関係を強調します。
世界中から招くアーティストやコレクティブによる作品は、私たちが生きる環境について既に語られている、そしてまだ見ぬ物語を具現化してくれるでしょう。キュレーターの使命とアーティストの作品は、この芸術祭の地域性を掘り下げ、陶磁器や「せともの」の生産に触発された環境の物語を掘り起こします。こうした産業は地域の誇りの源であり、人間と環境の関係の新しく実験的なモデルを模索する本芸術祭の枠組みを支えています。愛知の産業史において、陶磁器生産によって灰のように黒く染まった空は、環境の汚染や破壊よりもむしろ繁栄を意味していました。こうした地場産業や地域遺産は、人間と環境の複雑に絡み合った関係について、ニュアンスに富んだ思考への道を開いてくれるのでしょうか。「灰と薔薇のあいまに」とは、当然視されてきた位置づけやヒエラルキーが解きほぐされるよう、幅を持ち中間にある状態を引き受けること、そのような横断的なあり方なのです。
☆ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢2026年1月3日~3月23日⇨公式サイト
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の作品は、今日までどのように伝えられてきたのか。本展は、ファン・ゴッホ家が受け継いできたファミリー・コレクションに焦点を当てる。フィンセントの画業を支え、その大部分の作品を保管していた弟テオ。テオの死後、その妻ヨーは膨大なコレクションを管理し、義兄の作品を世に出すことに人生を捧げる。テオとヨーの息子フィンセント・ウィレムは、コレクションを散逸させないためにフィンセント・ファン・ゴッホ財団を設立し、美術館の開館に尽力する。人びとの心を癒す絵画に憧れ、100年後の人びとにも自らの絵が見られることを期待した画家の夢も、数々の作品とともにこうして今日まで引き継がれてきた。 本展をとおして、家族の受け継いできた画家の作品と夢を、さらに後世へと伝えてゆく。
《名古屋市美術館》

☆特別展 空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン 2025年1月11日~3月23日
ジャン=ミッシェル・フォロン(Jean-Michel Folon 1934-2005)は、ベルギーが生んだユニークなアーティスト。詩的でユーモアに富み、やわらかな色彩と軽やかなタッチで表現されたフォロンの作品は、見る人を空想の旅へと連れ出してくれるとともに、この世界で起きているさまざまなことがらへの気づきをもたらす、豊かなメッセージ性をもそなえている。フォロンの没後20年、そして彼が生前に設立したフォロン財団の25周年を記念する本展は、絵画、彫刻、ポスターなどの多彩な作品約230点によって、そのあたたかく深遠な魅力を紹介する。
☆博物館連携事業 なごやのうつりかわり 2025年1月11日~3月23日
☆特別展 珠玉の東京富士美術館コレクション 西洋絵画の400年 2025年4月12日~6月8日
1983年、八王子に開館した東京富士美術館は、絵画、彫刻、写真、陶芸、武具など、約3万点のコレクションを誇る、日本でも有数の美術館。中でも西洋絵画の充実ぶりは群を抜き、ルネサンスから現代まで400年を超える西洋絵画の歴史を一望できる。さらにルネサンスからロココ、新古典主義など、日本の美術館では珍しいオールド・マスターの優品がそろっているのも、このコレクションの大きな特徴である。今回の展覧会では、厳選された約80点の絵画によって、西洋絵画400年の歴史を振り返る。きら星のごとき巨匠たちの傑作の数々に目を奪われるだけでなく、理念や思想を伝える手段としての絵画から、色彩と形態の喜びをうたい上げる絵画へと、時代とともに変貌するその本質を学ぶことができる。
《金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)》

《名古屋市博物館》

《徳川美術館》

☆企画展 めでたきかなお正月 2024年1月4~26日
門松を立て、鏡餅を供え、年の初めを祝うお正月は、現在に至るまで日本人の年中行事のなかで最も大切にされた営みである。日本のお正月のさまざまな「めでたい」アイテムや、その由来を紹介しながら年の初めを寿ぐ。
☆特別展 尾張徳川家の雛まつり 2024年2月1日~4月2日
大名家の格式を示す気品ある雛道具や、明治から昭和にかけての尾張徳川家3世代の夫人たちの雛人形が飾られた豪華な雛段飾りなど、春を迎える慶びと華やぎに満ちた品々。
☆企画展 江戸絵画に新風が吹く 2024年2月1日~4月2日
本草学の進歩や文学・芸術における復古思潮などを背景に、江戸時代後半は絵画史にも新たな変化が見られる。名古屋地域でも顕著な新潮流となった「長崎派」「南画」「復古やまと絵派」の作品を紹介する。
☆特別公開 千利休 泪の茶杓 2024年2月22日~3月2日
☆国宝 初音の調度 2025年4月12日~6月8日
国宝「初音の調度」。それは、徳川美術館の1万件あまりの所蔵品の中でも一際、輝きを放つ、世界に誇る不朽の名品。国宝「初音の調度」は寛永16年(1639)、3代将軍家光の長女・千代姫が尾張徳川家2代光友に嫁ぐ際の婚礼調度として誂えられた。逸失の危機を乗り越え、計70件が一括で伝わる、江戸時代を代表する蒔絵の名品である。黄金に輝く精緻で豪華な大名婚礼調度、国宝「初音の調度」を全点一挙に公開する。
☆千代姫の華麗なる生涯 2025年4月12日~6月8日
千代姫(1637~98)は、3代将軍徳川家光の第一子として江戸城に誕生した、生まれながらの将軍姫君。当初、男子に恵まれなかった家光の後継ぎを確保するため、わずか2歳6か月で尾張徳川家2代光友に嫁いだ。その後に誕生した弟の家綱と綱吉、2代にわたる将軍の姉として権勢をふるった千代姫の生涯は華麗の一言に尽きる。将軍家との橋渡し役となり、尾張徳川家の繁栄の基礎を築いた千代姫の生涯を振り返る。
☆時をかける名刀 2025年6月14日~9月7日
大名・尾張徳川家に伝来した名刀のなかには、複数の天下人の手を渡り、戦乱をくぐり抜けてきたというような輝かしいエピソードを持つ刀剣や、戦功や慶事の祝儀に贈られたという縁起の良いエピソードを持つ刀剣が数多くある。刀剣それぞれの価値・重要性は、こうしたエピソードによって高められていたといってもいい。本展覧会では徳川美術館の所蔵刀のうち国宝・重要文化財、また古くから名高い名物刀剣を軸として、歴史に名を馳せた武将や大名ら所縁の名刀を展示し、歴史的背景の面白さと、刀剣そのものの美しさの両側面から、刀剣の奥深い魅力を紹介する。
☆尾張徳川家 名品のすべて 2025年9月13日~11月9日
令和7年(2025)11月、徳川美術館と蓬左文庫は開館90年を迎える。昭和10年(1935)、徳川美術館は名古屋で開館し、蓬左文庫は東京目白の尾張徳川家邸内に開館ののち、同25年に名古屋市に移管された。ともに御三家筆頭であった尾張徳川家の収蔵品を守り伝える施設として、活動を続けている。本展では、重要文化財を含む名品と、昭和から令和に至る90年の歩みを物語る関連資料を通して、徳川美術館と蓬左文庫の全貌を紹介する。
☆国宝 源氏物語絵巻 2025年11月15日~12月7日
国宝「源氏物語絵巻」は、日本を代表する最も有名な絵巻の一つ。『源氏物語』の絵画作例として現存最古を誇り、静謐な画趣の中に物語の世界観や登場人物の心理を見事に表現している。美麗な装飾料紙に流麗な筆跡でしたためた詞書など、原作に近い時代のみやびやかな雰囲気を伝え、今も見る者を魅了する。開館90周年という記念すべき年にあたり、10年ぶりに名古屋の地で一堂に公開。
《ヤマザキマザック美術館》
☆布施知子 ORIGAMI -紙の鼓動- 2024年11月29日~2025年3月23日
《古川美術館(為三郎記念館)》
《愛知県陶磁美術館》

☆リニューアルオープン記念 新シュウ蔵品展-美術館シュウシュウのあれこれ 2025年4月1日〜5月6日
「蒐集」は趣味や研究のために集めることを指し、美術館の活動に深く関わっている。集める「集(シュウ)・蒐(シュウ)・聚(シュウ)」のほか、探し求める「捜(シュウ)」、受け取る「受(シュウ)」、ひろい集める「拾(シュウ)」など、様々な経緯で集められた作品を紹介。
☆盛田昌夫コレクション寄贈記念 イタリアの磁器-リチャード・ジノリのクラシックとモダン 2025年5月17日〜7月27日
リチャード・ジノリの歴史は、1737年にカルロ・ジノリ侯爵がドッチア窯を開き、磁器を完成したことに始まる。イタリア芸術の伝統を守りながらも、時代を代表する芸術家やデザイナーらとのコラボレーションによって多くの名品を生み出してきた。本展では初公開となる盛田昌夫コレクションを中心に、18世紀前半の初期のテーブルウエアから現代まで、ジノリの名品を紹介する。
☆国際芸術祭「あいち 2025」 2025年9月13日~11月30日 会場:愛知芸術文化センター、愛知県陶磁美術館、瀬戸市まちなか
2010年から3年ごとに開催してきた「あいち」の国際芸術祭は6回目を迎える。初めて海外から芸術監督を招く今回の「あいち2025」は、愛知芸術文化センター、愛知県陶磁美術館、瀬戸市のまちなかを会場に、国内外から多数のアーティストを招き、現代美術、パフォーミングアーツ、ラーニングなど、ジャンルを横断した多様な作品やプログラムを発信する。中東の詩人アドニスの詩の一節から採った「灰と薔薇のあいまに」をテーマに掲げ、人間と環境との複雑に絡み合った関係を、地質学的な時間軸から考察し、破壊と開花のあいまにあるニュアンスに富んだ思考への道を模索する。
☆This is SUEKI ―古代のカタチ、無限大! 2025年12月13日~2026年3月8日
古墳時代生まれのやきもの「須恵器」。幅広い造形が次々と生み出された須恵器からは、底しれぬ古代の社会や人々の思考がうかがえる。平安時代までの約500年間に全国各地で生まれた須恵器の名品を結集し、やきもののイメージを突き破る世界観を紹介する。
☆茶の饗宴―和洋茶器くらべ 2026年3月20日〜5月17日
愛陶コレクションを中心に、茶の湯・煎茶・西洋のそれぞれの茶器を一堂に展示。タイトルにも取り入れた「饗宴」は恋愛をテーマに熱烈な演説を繰り広げるプラトンの対話篇でもある。本展は、それぞれの茶器の美意識を語らうように、その特徴や魅力を紹介する。
《豊田市美術館》

☆「しないでおく、こと。—芸術と生のアナキズム」 2024年10月12日~2025年2月16日
☆玉山拓郎:FLOOR 2025年1月18日〜5月18日
玉山拓郎(1990年-)は絵画制作を出発点としながら、立体的な造形や光、映像、音を組み合わせたインスタレーションを展開してきた、現在最も注目を集める若手作家の一人。美術館での初めての個展となる本展では、同館の特徴的な展示空間に巨大な物体を貫入させ、未知なる領域を作り出す。
☆生誕120 年 黒田辰秋展(仮) 2025年3月15日〜5月18日
漆、貝、木竹など多様な素材を生かす高い技量と造形力により、独自の足跡を工芸史に残した黒田辰秋(1904-1982年)。華やかさとおおらかさを併せ持つ作品を文人墨客は日常的に愛した。本展では、初期から晩年にいたる代表作に未発表資料も加えて展観し、人間国宝・黒田辰秋の作品世界の真髄にせまる。
☆髙橋節郎館 リニューアル記念展(仮) 2025年1月18日〜5月18日
現代工芸を代表する漆芸家の髙橋節郎(1914-2007年)。髙橋は、これまで生活道具であった漆芸を、屏風や絵画などの美術作品として展開した。本展では、髙橋節郎館のリニューアルオープンを記念して、その革新的な漆作品の数々を紹介する。
☆モネ 睡蓮のとき 2025年6月21日〜9月15日
印象派を代表する画家のひとりであるクロード・モネ(1840-1926)は、一瞬の光をとらえる鋭敏な眼によって、自然の移ろいを画布にとどめた。しかし後年になるにつれ、その芸術はより抽象的かつ内的なイメージへと変容してゆく。モネの晩年は、最愛の家族の死や自身の眼の病、第一次世界大戦といった多くの困難に直面した時代でもあった。そのような中で彼の最たる創造の源となったのが、ジヴェルニーの自邸の庭に造られた睡蓮の池に、周囲の木々や空、光が一体となって映し出されるその水面だった。そして、この主題を描いた巨大なカンヴァスによって部屋の壁面を覆いつくす “大装飾画”の構想が、最期のときにいたるまでモネの心を占めることになる。本展の中心となるのは、この試行錯誤の過程で生み出された、大画面の〈睡蓮〉の数々。このたび、パリのマルモッタン・モネ美術館より、日本初公開となる重要作を多数含むおよそ50点が来日。さらに日本各地に所蔵される作品も加え、モネ晩年の芸術の極致を紹介する。日本では過去最大規模の〈睡蓮〉が集う貴重な機会となる。
☆(仮)アンチ・アクション 2025年10月4日〜11月30日(予定)
1950年代から60年代にかけて、日本では女性作家が前衛美術の領域で大きな注目を集めた。しかし、「アクション」の概念が導入され、男性批評家による男性作家の評価に適用されるようになると、女性作家たちは批評の対象外とされる傾向が強まった。本展では、こうした女性たちのアクションへの対抗意識を「アンチ・アクション」として見直し、当時の美術の別の姿を描き出す。
☆(仮)髙島野十郎展 2026年1月6日〜3月15日
日本美術史で特異な位置にあり、この 30 年ほどで全国的に知られるようになった洋画家・髙島野十郎(1890-1975 年)。「蝋燭」「月」などの特異な主題を独特の写実的な筆致で描いた作品は、観る者の心を静かに震わせ魅了する力を宿している。旧制八高出身で、東海地区で初開催の個展となる本展は、過去最大規模の回顧展。自らの理想と信念にひたすら忠実であり続け、「孤高の画家」と呼ばれた髙島野十郎の芸術観を紐解く。
☆開館 30 周年コレクション展 第1期:2025年6月21日〜9月15日、第2期:2025年10月4日〜12月21日、第3期:2026年1月6日〜3月15日
1995年に開館した豊田市美術館は、2025年に30周年を迎える。長きにわたる活動を振り返りつつ、決して一つに収斂することのない美術の多様なありようを見つめなおすきっかけとなり、また未来への眼差しを提示できるよう、いくつかのテーマを設定し、コレクション展を3期連続して開催する。また、コレクションに関連した様々な教育事業やこどもを対象としたイベント等を開く。
《豊田市博物館》
☆特別展 和食 ~日本の自然、人々の知恵~ 2025年1月18日~4月6日
「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されて10年。世界中でますます注目の高まる和食を、バラエティ豊かな標本や資料とともに、科学や歴史などの多角的な視点から紹介する。日本列島の自然が育んだ多様な食材や、人々の知恵や工夫が生み出した技術、歴史的変遷、そして未来まで、身近なようで意外と知らない和食の魅力に迫る。
☆開館1周年記念 岸田吟香没後120年「岸田吟香と岸田劉生ー近代、それは東洋にありー」 2025年4月26日~6月15日
旧挙母藩士で、日本初の和英辞書や液体目薬を創出した事業家、そしてジャーナリストの先駆けであった岸田吟香。吟香の子で、「麗子像」などでおなじみの洋画家の岸田劉生。吟香は、西洋の知識や技術を体現する一方、中国に渡り、最新の東洋文化を日本にもたらした。劉生は、精緻な写生画を描く一方、中国の宋・元時代の絵画等から影響を受け、画風を展開させていった。本展では、吟香他近代日本の書と、吟香が影響を受けた趙之謙ら清朝の書作品を取り上げるとともに、劉生の画風の変遷から、西洋化とは別の「日本の近代化」の姿を紹介する。
☆ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト 2025年6月28日〜9月7日⇨公式サイト
現代人の想像をはるかに超える高度な文化を創出した古代エジプト。考古学者や歴史学者のみならず、多くの人々がこの最古の文明に興味を抱き続けているが、その全貌は未だ解明されていない。本展は、米国ニューヨークにあるブルックリン博物館所蔵の貴重なエジプトコレクションを軸にしながら、今まであまり触れられてこなかった古代エジプト人の暮らしや考え方に着目。彼らの「常識」や「真実」を、現代の私たちにとっての“謎”として展観。TV等でおなじみの名古屋大学で博士号を取得したエジプト考古学者 河江肖剰氏の取り組みも紹介する。
☆「深宇宙展~人類はどこへ向かうのか」 2025年10月18日~2026年1月18日
近年、新たな発見や技術により目覚ましい成果が上がっている宇宙開発。アルテミス計画をはじめとした月面開発、小惑星探査、果ては火星での生活や宇宙旅行まで、最新技術や知見をテレビ番組と連動し、分かりやすく紹介する。トヨタ自動車が開発に関わる月面探査車ルナクルーザーなど、天文ファン以外も楽しめる展覧会である。
☆豊田市合併20周年記念「(仮)伊能忠敬の時代ー新しい地図・その時代のとよたー」 2026年 1月31日~3月29日
測量調査で日本中を踏破し、「大日本沿海輿地全図」(伊能図)の作製に尽力した伊能忠敬。測量のため、彼は市域にも滞在していた。本展では、伊能図や、使用した測量道具の数々、自筆の記録類などの国宝をとおして、彼の偉業と活動を紹介。また、伊能自筆の「測量日記」などから、市域での活動も紹介する。加えて、安土桃山期の「日本地図屏風」や、江戸時代の日本を描いた古絵図から、当時の人々の世界観・空間認識の様子を紹介するとともに、合併から20 年となる市域を描いた古絵図の数々を展示する。
《豊田市民芸館》
☆特別展「民窯-食のうつわ」 2025年1月11日~5月25日
「民窯(みんよう)」とは、一般民衆が日々の生活のなかで使う器や道具などを焼く窯、またはそのやきもの自体を指す。民窯という言葉は「民藝」という言葉とともに昭和初期から広く使われるようになった。今回の展示では、愛知県の瀬戸焼や常滑焼はもちろん、北は岩手県の久慈焼、南は沖縄県の壺屋焼まで、職人の手仕事による食にまつわるやきもの約200 点を紹介する。また本展は豊田市博物館で開催予定の特別展「和食-日本の自然、人々の知恵-」との連携企画として開催する。
☆(仮)世界の染織 -藤本均コレクション 2025年6月28日~9月21日
故・藤本均(島根県出身)は、染織品を愛した著名な蒐集家。1968年に大阪で「三彩工芸」工芸部門を立ち上げ、工芸品の販売や作家の展示会、工芸関係の書籍制作・販売業を営む傍ら、自身で世界を回り、特に染織品に力を入れて蒐集した。そのコレクションは国内外問わず量・質ともに豊かで、日本民
藝館(東京・駒場)でも展覧会を開催している。本展ではこの藤本コレクションより、世界の絣(かすり)・絞り・夾纈(きょうけち)・更紗(さらさ)の染織品を中心に紹介する。
☆鈴木繁男 手と眼の創作 2025年10月11日~2026年1月12日
柳宗悦の唯一の内弟子である鈴木繁男(1914―2003)は、柳にその非凡な才能を認められて1935 年に入門し、工芸や直観について厳しく教育された。鈴木による仕事は漆絵、陶磁器、装幀など多岐にわたるが、特筆すべきは雑誌『工藝』の装幀である。一つひとつ和紙に漆で描かれた表紙は、多くの民藝の関係者や読者を驚かせた。本展は日本民藝館(東京・駒場)で開催された「鈴木繁男展-手と眼の創作」の巡回展として開催。これまで認知されることの少なかった工芸家・鈴木繁男の多彩な仕事とその蒐集品を紹介する。
☆ふたつの特集展示 「本多静雄と杉本健𠮷」「館蔵品による 芹沢銈介」 2026年2月中旬~5月下旬
豊田市名誉市民で実業家、日本有数の古陶磁研究家として知られる本多静雄(1898-1999)と名古屋市出身の画家・杉本健𠮷(1905-2004)。本展では、杉本氏の絵画をはじめ、杉本が手掛けた本多氏のお茶会や創作狂言に係る作品など、二人の深い交流と文化活動に焦点をあてた展示をおこなう。また同時開催として、日本を代表する染色家・芹沢銈介(1895-1984)の作品を同館所蔵品によって特集展示する。
《岡崎市美術博物館》

☆改修工事のため休館 2024年9月24日~2026年6月末(予定)
《碧南市藤井達吉現代美術館》

☆足利市立美術館所蔵・浅川コレクション 夢を追いかけた“前衛”の鼓動 2025年1月4日~2月24日
浅川邦夫氏(1932‒)は、半世紀にわたり現代美術を扱うギャラリーに深く関わり、優れた画商としての眼力で蒐集した900 点を越える美術品を、足利市立美術館に寄贈した。本展は“前衛”と呼ばれた時代(1950年代後半‒1970年代初頭)にスポットを当て、小野忠弘・桜井孝身・工藤哲巳の抽象画、中西夏之・菊畑茂久馬・三木富雄のオブジェ、細江英公や羽永光利の写真、ゾンネンシュターンの個性的な色鉛筆画やラウシェンバーグのコラージュなど厳選した国内外の作品群を当時の熱気とともに紹介する。
《豊橋市美術博物館》
☆銅鐸の国 -伊奈銅鐸出土100年- 2024年11月30日~2025年2月2日
1924年に旧小坂井村伊奈から3点の銅鐸が出土し、地元は狂騒に沸き立った。本展は、出土から100年の節目を迎える伊奈銅鐸の里帰りを果たすとともに、国内有数の銅鐸集中地帯である三河・遠江地方を「銅鐸の国」と見なし、出土した銅鐸30点を一堂に会することで、銅鐸の果たした意義と弥生時代の社会を考える。
☆豊橋市民展 前期:2025年1月28日~2月2日 後期:2月4~9日
☆生誕100年 中村正義展 2025年2月22日~3月30日
日本画壇の風雲児と呼ばれた豊橋出身の画家・中村正義の生誕100年を記念する回顧展。正義の周辺作家にも着目し、師・中村岳陵や同門の作家をはじめ、日展時代に影響を受けた髙山辰雄や山本丘人、日展脱退後に交流を深めた片岡球子や横山操などの在野作家も紹介し、台風の目のように周囲を巻き込んで多様な活動を展開した正義の全体像に迫る。
《一宮市三岸節子記念美術館》
☆静物の時代(常設)2024年11月30日~2025年3月6日
☆企画展「中谷ミユキ展―語り合う静物」 2025年1月25日~3月16日
☆ベストセレクション (常設) 2025年3月22日~
《岐阜県美術館》

☆特集:小本章 2025年1月7日〜3月23日
☆特集:フランス19世紀版画 2025年1月7日〜3月23日
☆イメージとイリュージョンー田口コレクションから 2025年1月7日〜3月23日
☆こいつぁ春から縁起がいいわえ 能・歌舞伎・文楽・・・絵画にみる舞台芸術の世界 2025年1月7日〜3月23日
☆IAMAS ARTIST FILE #10 繭/COCOON:技術から思考するエコロジー 2025年1月10日〜3月9日
イタリア出身の哲学者、E.コッチャによれば、「繭」とは「生まれたあとの卵」。テクノロジーについての近代的な考えを反映させるこの思想は、新しい技術哲学を紡ぐ。クワクボリョウタ、J.L.ボワシエ らによる豊かな芸術表現を通じて、エコロジー問題にアプローチする。
☆第12回円空大賞展 2025年1月24日〜3月9日
岐阜県ゆかりの江戸時代の修行僧円空は、人々の幸せを願って、全国を行脚しながら、かず多くの新仏像を残したとされている。円空の作品は、力強い美しさや、慈愛の心を感じさせ、今でも私たちに感動ややすらぎを与えてくれる。岐阜県では、郷土の偉人である円空を彷彿とさせるような顕著な業績をおさめている芸術家を顕彰することにより、芸術文化を振興することを目的に、平成11年度に「円空大賞」を制定した。
第12回円空大賞展では、受賞者である5名の現代作家の優れた作品を、円空仏とともに展示する。
円空大賞はYee I-Lann(イー・イラン)、円空賞は池内晶子、鴻池朋子、坂茂、吉田喜彦。
☆生誕120年 矢橋六郎とその時代 2025年4月8日~7月13日
大垣市出身の画家矢橋六郎の生誕120年を記念して特集展示。東京美術学校時代から新時代洋画展、自由美術家協会、モダンアート協会など、共に活動した作家たちの作品とあわせて、矢橋六郎の画業を岐阜県美術館コレクションにより紹介する。
☆マルク・シャガール《サーカス》/近代ドイツ版画 2025年4月8日~7月13日
本展の前半では、20世紀の巨匠マルク・シャガールによる版画連作《サーカス》を、後半では、19世紀末から20世紀初頭に活躍したドイツ作家による版画作品を中心に紹介する。
☆象徴主義からナビ派まで―ルドンと19世紀末フランスの画家たち 2025年4月8日~7月13日
眼に見えない人間の内面世界を視覚化しようとした象徴主義から、それらの影響を受けた総合主義やナビ派まで、20世紀以降の多彩な芸術運動の素地を築きあげた19世紀末のフランス芸術を、オディロン・ルドンを中心に紹介。
☆アーティスト・イン・ミュージアム AiM Vol.17 ニュー銀座堂 2025年4月19日~5月31日
17回目となる「アーティスト・イン・ミュージアム」では、岐阜柳ヶ瀬商店街にある表現者のためのサードプレイス「ニュー銀座堂」のメンバーたちが、アトリエで公開制作と作品展示を行う。
☆培広庵コレクション 美人画の雪月花 2025年4月19日~6月15日
江戸時代の浮世絵で人気を博した「美人絵」は、明治以降に「美人画」へと発展した。美人画は大正時代に黄金期を迎え、現代でも人々の心を魅了している。本展では、日本有数の美人画コレクションである「培広庵コレクション」から厳選し、上村松園、鏑木清方、伊東深水、竹久夢二など様々な作家による美人画を、四季の移ろいに合わせて紹介する。
☆美を纏う 朝長染織コレクションを中心に 2025年5月1日~7月13日
2020年、着物愛好家である朝長義子氏から、鎌倉芳太郎、志村ふくみ、土屋順紀などの染織作家作品が寄贈された。四季折々の豊かな自然の中から、あるいは物語の中から紡ぎ出された工芸作品を朝長コレクションを中心に紹介する。
《岐阜県現代陶芸美術館》

☆人間国宝 加藤孝造 追悼展 2024年11月30日~2025年3月16日
重要無形文化財「瀬戸黒」の保持者(人間国宝)で、2023年に他界した加藤孝造の回顧展。加藤は10 代のころより、画家を目指して日展(洋画)で入選を重ねるが、五代加藤幸兵衛、荒川豊蔵の指導によって陶芸の道に進み、穴窯での制作を追求した。展覧会では、初期の洋画から岐阜県陶磁器試験場時代の鉄釉作品、独立後に終生挑んだ瀬戸黒をはじめ志野や黄瀬戸、さらには作陶の傍らで晩年まで描き続けた水墨画まで、そのすべてを紹介する。
☆卒寿記念 人間国宝 鈴木藏の志野展 2025年3月29日~6月1日
美濃陶芸の現在を代表する重要無形文化財「志野」の保持者(人間国宝)、鈴木藏(1934年生まれ)の力強い表現力を紹介する。薪窯でしかできないとされていた志野をガス窯で焼成し、美濃桃山陶の伝統表現を現代の心と技で革新してきた。卒寿を機に開催される本展では、70年以上にわたる作陶の軌跡をたどり、鈴木の志野の真髄に触れることができる。
《中山道広重美術館》
☆企画展 狂歌とめぐる広重の東海道 2025年1月23日〜2月24日
☆春季特別企画展 潜入! 江戸の浮世絵出版社 2025年4月3日〜6月15日
☆企画展 三代豊国&国芳の謎解き!木曽街道 2025年6月19日〜8月24日
☆秋季特別企画展 出版190年記念 渓斎英泉・歌川広重 木曽海道六拾九次之内―摺り違いの愉しみ― 2025年8月28日〜12月7日
☆企画展 浮世絵に描かれた忠孝の士たち 2025年12月11日〜2026年1月18日
☆企画展 浮世絵東海道旅の空―隷書東海道を中心に― 2026年1月22日〜3月29日
《三重県立美術館》
☆美術館のコレクションⅠ 2025年4月1日~6月29日
☆柳原義達の芸術 2025年4月1日~6月29日
☆コレクションによる特別展示 ルックバック:近代 洋画 2025年4月26日~7月6日
19世紀後半、西洋からはさまざまな技術や思想がもたらされ、その波は美術の分野にも到来する。日本の画家たちは近代という大きなうねりの中、西洋から多くを学びつつ、試行錯誤を重ねながら、日本独自の油彩画=「洋画」を生み出してきた。本展ではコレクションの中でも重要な位置を占める洋画を軸に、明治から昭和前期までを振り返る。
☆美術館のコレクションⅡ 2025年7月1日~9月28日
☆柳原義達の芸術 2025年7月1日~9月28日
☆没後90年 橋本平八展 2025年8月2日~10月13日
近代木彫界に彗星のごとく現れ、高い期待を寄せられながら、39歳の若さで亡くなった橋本平八(はしもとへいはち、1897-1935)。現在の伊勢市に生まれ、日本美術院展覧会を舞台に活躍した。生涯の多くを郷里で過ごし、郷里の自然や古今東西の哲学に刺激を受けつつ、独自の思想を深めたことで知られている。本展では、代表作や資料からその創作世界に迫る。
☆美術館のコレクションⅢ 2025年9月30日~12月21日
☆柳原義達の芸術 2025年9月30日~12月21日
☆ポップ・アート 時代を変えた4人 2025年11月3日~12月28日
商品パッケージや報道写真など日常の物を芸術作品に取り込み、1960年代のアメリカのアートシーンを席巻したポップ・アート。本展では、ポップ・アートを代表する4人の作家ロイ・リキテンスタイン(1923-1997)、アンディ・ウォーホル(1928-1987)、ロバート・ラウシェンバーグ(1925-2008)、ジャスパー・ジョーンズ(1930-)の版画作品を中心に、その魅力に迫る。
☆美術館のコレクションⅣ 2025年12月23日~2026年3月29日
☆柳原義達の芸術 2025年12月23日~2026年3月29日
☆ライシテからみるフランス美術 信仰の光と理性の光 2026年1月17日~3月22日
「ライシテ」とは、国家が宗教から自律し、信教の自由を保障すること。近代フランスにおいて、しばしば論争を引き起こした脱宗教化の過程は、美術表現の展開にも大きな影響を及ぼした。本展では、ロダンやユトリロ、シャガールらの油彩画や彫刻、版画等を展示し、新しい視点〈ライシテ〉からフランス近代美術に光を当てる。
《三重県総合博物館》
☆開館10周年・三重県総合文化センター開館30周年記念特別展・第39回企画展 金曜ロードショーとジブリ展 2025年1月31日~4月11日
スタジオジブリは、高畑勲監督(伊勢市出身)や宮﨑駿監督らの作品を中心に、数々の優れたアニメーション映画を世に送り出してきた。その作品が多くの人に愛されるきっかけを作り、ともに育んできたのが日本テレビの映画番組「金曜ロードショー」である。本展では、「金曜ロードショー」の歩みをたどりながら、ジブリ作品の魅力を時代の記憶と記録を通じて体感できる。会場では、これまで語られなかった作品の秘密が明かされるほか、作品の世界に飛び込めるようなさまざまな空間が登場する。
《亀山トリエンナーレ》
《静岡県立美術館》
☆生誕140年記念石崎光瑤 2025年1月25日〜3月23日
まばゆいばかりに輝く花鳥画。明治後期から昭和初期に京都で活躍した画家・石崎光瑤(1884 –1947)が切り開いた、豊麗な色彩溢れる独自の世界である。富山に生まれた光瑤は、江戸琳派の山本光一に学んだのち、京都に出て竹内栖鳳に入門。大正5年(1916)にインドを訪れて熱帯の風物に魅せられたのを機に、絢爛、濃密な花鳥画の世界を確立した。狩野派の障壁画など日本の古画にも真摯に学んだが、特に、大正末期というごく早い時期に伊藤若冲に注目し、若冲再評価の先駆けになった点は重要。 花と鳥の理想郷を目指して探求を続けた光瑤。その画業を全国規模で紹介する初めての展覧会となる。
☆ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト 2025年4月19日〜6月15日⇨公式サイト
ブルックリン博物館が誇る古代エジプトコレクションから、選りすぐりの名品群が集結。彫刻、棺、宝飾品、陶器、パピルス、そして人間やネコのミイラなど約150点の遺物を通じて、私たちの想像を超える高度な文化を創出した人々の営みをひも解く。謎に満ちた三千年をともに旅する案内人は、いま注目を集める気鋭のエジプト考古学者、河江肖剰。人々はどんな暮らしを営み、何を食べ、何を畏れていたのか。彼らはどんな言語を話し、何を書き残したのか。ピラミッドはなぜ、どのようにして造られたのか。ミイラに託されたメッセージは。そして死後の世界とは。これまでのエジプト展で見過ごされてきた「知っているようで知らない事実」から最新技術を使ったピラミッドの研究成果まで、映像や音声も交えて紹介する。三千年の謎を掘り起こし、知への探求心を呼び覚ます空間。
☆これからの風景世界と出会いなおす6のテーマ 2025年7月5日〜9月23日
同館の収集の柱である風景画・風景表現のコレクションを、いま私たちを取り巻く身近な問題にも接続する6つのテーマ(記憶/鑑賞/観光/場所/環境/対話)で捉えなおす。そのうち「鑑賞」をテーマとする章では、触図(触って分かる図や絵)や音声ガイドなどを手がかりに、視覚以外の感覚を通して風景画を鑑賞する方法を提案。風景画は、時代や立場を越えた多様な他者のまなざしを通して、世界と出会いなおすきっかけを、これからも与えてくれる。美術館を出たら、夏がもっとあざやかになる。-そんな風景との出会いが待っている。
☆金曜ロードショーとジブリ展 2025年10月11日〜2026年1月4日
宮﨑駿氏や高畑勲氏らによる名作アニメーションの数々を世に送り出してきたスタジオジブリ。その作品が広く愛されるようになったきっかけの一つが、日本テレビの映画番組「金曜ロードショー」だった。同番組での放映は、多くの人々が同じ作品を同時に観るという特別な体験を提供してきた。本展では「金曜ロードショー」の歩みと同時代の記録をたどりながら、スタジオジブリ作品の魅力に迫る。さらに、驚きと発見に満ちた迫力のある展示空間により、作品の世界を体感することができる。
☆中村宏展アナクロニズム(時代錯誤)のその先へ 2026年1月20日〜3月15日
浜松市出身で日本の戦後美術を代表する画家、中村宏(1932〔昭和7〕年~)を包括的に紹介する大規模回顧展。アートにおける表現が目まぐるしく変化し多様化する中で、中村は70年以上にわたり描くことにこだわり制作してきた。本展では、1950年代半ばの「ルポルタージュ絵画」をはじめ、1960~70年代の時代精神を映し出し広く知られたセーラー服姿の女学生や機関車をモチーフとする絵画・イラストレーションなど代表的な作品を幅広く展示。あわせて中村の表現における映画や漫画からの影響、同時代芸術家との交流といった視点からの考察を加えるとともに、彼の1970年代以降の絵画表現についても再検証を行う。
《静岡市美術館》
☆キース・へリング展 アートをストリートへ 2024年11月28日〜2025年1月19日
明るくポップなイメージで世界中に多くのファンを持つキース・ヘリング(1958-1990)。「アートはみんなのために」という信念のもと、1980年代のニューヨークを中心に地下鉄駅構内やストリートなど日常にアートを拡散させ、混沌とする社会への強いメッセージを発信し続けた。本展では中村キース・ヘリング美術館の所蔵品を中心に、絵画や版画、ドローイングなど約150点の作品を通して、31年という短い生涯を駆け抜けたヘリングの多彩な表現活動を紹介する。
☆北欧の神秘 ―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画 2025年2月1日〜3月26日
19世紀後半から20世紀前半にかけて、北欧の国々では豊かな自然風景や都市の景観、古くから伝わる神話、おとぎ話を題材として、数々の絵画作品が手がけられた。本展ではノルウェー国立美術館、スウェーデン国立美術館、フィンランド国立アテネウム美術館が所蔵する約70点の作品を通して、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの絵画史をひも解く。日本でも有名なノルウェー出身のエドヴァルド・ムンクを筆頭に、北欧の画家たちが紡ぎ出す幻想的な絵画世界を紹介する。
☆笠岡市立竹喬美術館名品展 うつりゆく自然を描く 小野竹喬の世界 2025年4月12日〜5月25日
岡山県笠岡市出身の小野竹喬(1889—1979)は、近代を代表する日本画家のひとり。明治36(1903)年に14歳で京都に上り竹内栖鳳に師事して以降、昭和54(1979)年に89歳で死去するまでの75年間にわたり、日本のみずみずしい自然を描き続けた。季節の移ろいの中で目にするささやかな自然の表情を温かい眼差しで素直に捉え、鮮やかかつ明快に表現している。後半生の作品では、夕焼けの茜空を題材に刻々と変化する空や雲の様相を詩情溢れる色彩で柔和に表現。こうした生涯にわたる画業が評価され、昭和51(1976)年に文化勲章を受章した。 本展覧会では、笠岡市立竹喬美術館が所蔵する名品の数々により、竹喬が生涯を通して追い求めた自然表現の精華を紹介する。
☆パウル・クレー展 創造をめぐる星座 2025年6⽉7⽇〜8⽉3⽇⇒公式サイト
抽象的でありながら、詩情豊かな物語性のある作品で知られるスイス・ベルン近郊生まれのパウル・クレー(1879-1940)。孤独に瞑想する芸術家としてのイメージが強いクレーだが、同時代の芸術家との交流や美術動向との関わりのなかで作品が生み出されてきたことはあまり知られていない。本展はベルンのパウル・クレー・センターの学術協力のもと、同センター、バーゼル美術館、日本各地の美術館から集めたクレー作品約60点を核に、カンディンスキー、ピカソ、ミロなどの作品を加え、クレーの生涯にわたる創造の軌跡を捉え直す。
☆柚木沙弥郎 永遠のいま 2025年8月16日〜10月13日
2024年1月に101歳の生涯を閉じた東京出身の染色家、柚木沙弥郎。柳宗悦らの民藝運動と出会い、芹沢銈介のもとで染色の道を歩みはじめた柚木は、清水や由比で修業時代を過ごした、静岡にもゆかりある作家。本展では、染色作品をはじめ、版画、絵本原画、立体作品など約300点により、染色を主軸にジャンルの垣根を超え展開した創作活動の全貌を紹介する。日々のくらしの中に見出した喜びから作品を紡いだ柚木の仕事は、大切に慈しみたい「いま」を私たちに示してくれる。
☆きもののヒミツ 友禅のうまれるところ―京都 千總コレクションを中心に 2025年10月25日~12月21日
日本の伝統的な衣装・きもの。反物を直線縫いで仕立てるため強い平面性をもつ一方、施された多彩な意匠は、衣服として身にまとうことで立体性が生まれる。この平面と立体を行き来するところに、はじめから立体裁断で制作される洋服とは異なるおもしろさがある。本展では友禅の老舗・千總のコレクションを中心に、近世・近代のきものや当時の流行を反映した雛形本、円山応挙と近代の京都画壇の絵画、工芸品等を通じて、きもののデザインが生み出された背景や制作者の創意に迫り、これまでにない視点から「きもののヒミツ」を紹介する。
☆日本中の子どもたちを笑顔にした絵本作家 かがくいひろしの世界展 2026年1月10日〜3月22日
累計発行部数1000万部を超え、子どもたちに広く愛される絵本「だるまさん」シリーズの作者、かがくいひろし(1955-2009)。50歳でデビューし、病で急逝するまでのわずか4年の間に16冊もの絵本を発表する。特別支援学校の教員だったかがくいは、長年の現場経験で培われた知見や実感をもとに、誰もが笑顔になれる絵本の制作に情熱を注いだ。没後初の大回顧展となる本展では、全16作品の絵本原画をはじめ、創作の源泉となったアイデアノートや教員時代の映像記録などの貴重な資料により、かがくいの足跡と絵本の魅力に迫る。
《MOA美術館》
☆吉田博 今と昔の風景 2024年11月29日〜2025年1月21日
明治から昭和にかけて、わが国の西洋画壇を牽引した吉田博(1876-1950)が、49 歳からてがけた木版画約70点を展観。山岳を愛した博が自然に没入する中で生まれた作品の数々を紹介するとともに、現在の風景写真も対比して展示する。また博による独創的な技術で表現された作品の魅力をオリジナル映像で紹介する。
《長野県立美術館》

☆信州から考える 絵画表現の50年 2025年2月1日~4月6日
第二次世界大戦が終結した1945(昭和20)年から、未曾有の大災害が起こり、戦後史の転換期ともいわれる1995年までの50年間。本展では長野県にゆかりある作家、池田満寿夫や草間彌生、辰野登恵子などの作品を辿ることにより、激動の社会の流れに挟まれた50年間に表出した「絵画」という基本的なメディアの変遷を再考する。
《松本市美術館》
☆フィロスコレクション ロートレック展 時をつかむ線 2025年1月18日〜4月6日
《松本市立博物館》
《北アルプス国際芸術祭》
《セゾン現代美術館》
2023年11月1日から2026年4月(予定)まで長期休館
《金沢21世紀美術館》

☆すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー 2024年11月2日~2025年3月16日
動物や植物、それに身近に転がる様々なモノたち。人間を取り巻く、あらゆる存在と共にダンスするように、この地球の抱える諸処の問題を乗り越えたい。金沢21世紀美術館は、開館20周年を迎える今年、「新しいエコロジー」という年間テーマに呼応して、本展を開催する。社会や精神までを含みうる、総合的なエコロジー理論の行く末を、アーティストの鋭敏な感性と観察を通じて作品として展示する。また本展では、同じヴィジョンを共有する科学者や哲学者などの研究者たちと協働し、専門的な内容を視覚化、可感化することで、感覚を通した学び(Sensory Learning)として見るものに伝える。辺境を含めたアフリカ、南アメリカ、アジア、欧米の芸術家、クリエイターが集い、美術館空間の中でお互いにダンスを踊るように生命と共に生き延びるための知恵を分かち合う。鈴木大拙を生んだこの金沢の地ですべてのものを包摂するヴィジョンが共生のプラットフォームとなる。
☆コレクション展 3 2025年2月1日~5月11日
☆積層する時間:この世界を描くこと 2025年4月29日~9月28日
環境問題、紛争や戦争、貧困や経済格差、人種差別、性的マイノリティの権利、移民・難民問題、新しい感染症など、今日、人類は多くの深刻な問題と直面している。しかし、我々は類似した問題の多くを過去にも経験してきた。一方で、この数百年という時間をかけて科学技術の進歩から社会的・文化的な発展まで、より良い未来のための土台を築いてもきた。このように私たちの今生きているこの世界は、過去の膨大な時間の重なりの上にある。本展では、過去の歴史や記憶、現在という時間、あるいは未確定な未来について、様々な時間を取り上げることで私たちの「世界」の様相 を浮かび上がらせる。絵画、ドローイング、アニメーション、版画などの手法を使って、過去の出来事への鋭い批評、土 地が持つ歴史や神話、植民地化や戦争の歴史、風景や自然の中に潜在する過去との接続や時間の流れ、生と死という生命 の時間など、アーティストそれぞれの問題意識や関心から複数の積層した時間が描き出された作品を紹介する。
☆ALTEMY MAGIC -次元の窓- (仮) 2025年5月20日~10月5日
☆アペルト19 森本啓太 2025年5月20日~10月5日
☆ジャネット・カーディフ 40声のモテット 2025年5月24日~9月15日
同館コレクション作家のジャネット・カーディフに よる『40声のモテット』を国内巡回展示する。 16世紀イングランドの作曲家トマス・タリスの 「40声のモテット」(Spem in Alium)を基に、 40台のスピーカーから再生される聖歌隊の40人の声が、空間を彫刻のように構築するサウンドインスタレーション。楕円形に配置されたスピーカー1台ごとに個々の声が響き、重層的に音が重なり合うことで、まるでその場に40人の合唱が生まれるかのような臨場感と、音と空間の融合が体験できる。
☆コレクション展1 マテリアル・フィーバー(仮) 2025年5月24日~9月15日
本展は同館の所蔵作品から、物質世界への関心を出発点とした作品を紹介。素材の物理・ 化学的性質をいかし、表現の可能性を拡げた作品、または通常では目に見えない物理法則を現前させ、観る人の知覚を揺さぶる作品を通して、 私たちが身を置く世界への眼差しを拡張させる創造力を体感できる。
☆禅をテーマに市民とチェルフィッチュの岡田利規がつくる映像演劇 2025年6月21日~29日
☆オトボン・ンカンガ(仮) 2025年9月27日~11月24日
ナイジェリアに生まれ、ベルギーを拠点に活動するオトボン・ンカンガは、土や大地、海などが人間との関係の中で持つ物語や政治性に焦点を当ててきた。作家が石川県内のさまざまな素材や工芸技術をリサーチした成果として、職人たちとのコラボレーションでできあがる新作をお披露目する。同館が新たに収蔵したタペ ストリー作品も合わせて公開。
☆コレクション展2 文字の可能性(仮) 2025年9月27日~2026年1月18日
私たちが日常生活の各所で使っている文字は、 コミュニケーション手段としてだけでなく芸術表現としても様々な展開を見せている。本展では、現代アート作品における文字の存在という切り口から、書・絵画・陶・インスタレーションなど多様なコレクション作品を紹介する。作品の文字がもたらす意味や、文字を書く(描く)/読むという行為の表れに着目しながら、文字を用いた表現の魅力と奥深さに迫る。
☆SIDE CORE 2025年10月18日~2026年3月15日
SIDE COREは、ストリートカルチャーを切り口に「公共空間における表現の拡張」をテーマに活動するアートチーム。都市や路上で生まれる表現の可能性を探求し、公共空間を舞台としたプロジェクトベースの作品を多数発表してきた。彼らの作品は、その土地と風景に新たな視座を与えることを重視している。本展では、SIDE COREが2024年度の同館アーティスト・イン・レジデンス(AIR)プログラムに参加し、金沢市内および能登半島で行ったリサーチと作品制 作の成果を展示。特に能登半島でのリサーチは、2024年1月1日に発生した能登半島地震を契機に行われ、震災 がもたらした土地の変化への理解を深めることを目的としている。これまでの地域リサーチの蓄積を踏まえ、本展では 「危機に対してアートは何ができるのか」という根源的な問いに挑戦し、SIDE COREの公共空間に対する独自の視点と、 芸術がどのように社会に対して新たなバイパス(抜け道)としての可能性をもたらすのかを紹介する。
☆江康泉 ドラゴンズ・デリュージョン(仮) 2025年10月18日~2026年3月22日
香港とロンドンで活動するマレーシア出身のアーティスト江康泉(Kongkee)の代表作、SF 漫画・アニメシリーズ《Dragonʼs Delusion》(原題 《離騒幻覚》)を中心に展示。同作が描くのは、人間とアンドロイド、サイボーグが共存する不老不死が実現した世界。そこでは、不老不死と引き換えに完全な監視下に置かれる人々と、それを放棄する「祭司」と呼ばれる人々がいる。 祭司であった屈原の記憶と人格を複製されたアンドロイドの主人公「祖」が、現実と記憶を行き来しながら己の自由意志を確かめる時空を超えたサイバーパンクの物語を展開する。マスメディアが世界中に広げた西洋中心の未来像と異なる、江が描くアジアの文化と歴史に基づく未来像「アジア・フューチャリズム」を紹介。
☆アペルト20 津野青嵐 2025年10月18日~2026年3月22日
☆令和6年能登半島地震・令和6年奥能登豪雨復興支援事業 ひと、能登、アート。 2025年12月13日~2026年3月1日
東京国立博物館をはじめとする東京所在の美術 館・博物館の所蔵作品を一堂に公開。能登半島の地震と豪雨で被災した人々に寄り添い、心を癒し励ますため、復興を支援する想いを込めた作品を参加する各館が自ら選び、同館ならびに石川県立美術館(2025年11月15日~12月21日)、国立工芸館(2025年12月 9日~2026年3月1日)で観覧できる。
☆コレクション展3 2026年1月31日~5月10日
《石川県立美術館》
☆「ひと、能登、アート。」 2025年11月15日~12月21日
被災した人々に寄り添い、心を癒やし励ますため、東京国立博物館(東京・上野公園)が中心となり、東京所在の各文化施設に呼び掛けて、所蔵する文化財に復興への祈りを込めたメッセージを託す事業を実施する。本事業は、東京所在の美術館・博物館が連携し、本事業趣旨に賛同する各館が自ら選んだ、復興を支援する想いを込めた文化財を石川県金沢市内各施設で展示する展覧会を2025年秋に開催するもの。また、能登に生まれた桃山絵画の巨匠・長谷川等伯の国宝「松林図屛風」を題材とした映像コンテンツ事業や教育普及事業を石川県内で開催を予定している。
《国立工芸館》

☆所蔵作品展 反復と偶然展 2024年12月17日~2025年2月24日
反復と偶然という対照的な言葉を鍵に、工芸・デザイン作品を紹介。反復する技術が造形につながる作品や、複数揃える用途のあるものなど、反復から生まれる形には工芸やデザインならではの特徴がみられる。一方で、自然素材がもつ偶然性が反復を打ち破り、作品の魅力となることもある。両極の特徴から工芸の魅力を探る。
☆所蔵作品展 移転開館5周年記念 花と暮らす展 2025年3月14日~6月22日
日本には春夏秋冬の四季があり、季節ごとの花や色彩を生活に取り入れ、日々の暮らしを楽しんできた。本展では国立工芸館の所蔵品を中心に、春から夏にかけて咲いている花をテーマにした工芸・デザイン作品を紹介する。身の回りにある花々だからこそ、それぞれの技法や個性が際立つ。身近な自然と工芸・デザインの関係に注目する。
☆移転開館5周年記念 重要無形文化財指定50周年記念 喜如嘉の芭蕉布展 2025年7月11日〜8月24日
「沖縄の風土が生んだ最も沖縄らしい織物」といわれる芭蕉布だが、現在、沖縄本島の大宜味村喜如嘉でその製法が伝承されるのみになっている。本展は、重要無形文化財の指定から50周年を記念して、芭蕉布の技術復興に尽力した人間国宝、故・平良敏子氏とその工房の作品を中心に、芭蕉布の歴史的名品もあわせ展示し、その魅力を紹介する。
☆移転開館5周年記念 ルーシー・リー展ー東西を越えた優美のうつわー(仮称) 2025年9月9日~11月24日
ロンドンで活躍した20世紀を代表する陶芸家ルーシー・リー(1902-1995)。その作品は優美な形、色彩で今も多くの人々を魅了し続けている。本展では、同館に寄託されている井内コレクションを中心に彼女が出会った人、もの、場所、時代背景を交えながら魅力の源泉を紐解く。
☆移転開館5周年記念 令和6年能登半島地震復興祈念 工芸と天気展ー石川県ゆかりの作家を中心に(仮称) 2025年12月9日~2026年3月1日
工芸と天気の関わりをテーマに、石川県ゆかりの作家を中心とした工芸作品を展示する。北陸地方の特徴でもある湿潤気候は工芸の技法に恵みをもたらしてきた。工芸の作家たちがとらえた移ろいゆく空もよう、春の息吹を感じさせる作品を通して、北陸地方の天気のもとで育まれた表現を紹介する。
☆ルネ・ラリック -華麗なるジュエリーとガラスの軌跡-(仮称) 2026年3月20日〜5月31日
19世紀末から20世紀前半のフランスでデザイナーとして活躍したルネ・ラリック(1860-1945)の名品を、同館に寄託されている井内コレクションを中心に紹介する。本展では、ラリックの作品とともに、同時代の作品やラリックが着想を得た作品もあわせて紹介し、ジュエリーからガラスへと至るラリックの軌跡をたどる。
《富山県美術館》

☆没後20年 東野芳明と戦後美術 2025年1月25日~4月6日
《富山県水墨美術館》
☆卒寿記念・人間国宝―鈴木藏の志野展 2024年11月22日~2025年1月19日
日本を代表する陶芸家であり、「志野」における重要無形文化財保持者(人間国宝)、鈴木藏(1934生まれ)の作陶の軌跡と今を紹介する卒寿記念展。初期から最新作までの優品を通して、その神髄に触れる。
☆ひらけ墨画ワールド・園家誠二―つくる世界・そだてる絵 2025年2月21日~
水墨画ワークショップで子どもたちが制作した作品と、講師をつとめる富山県出身の画家・園家誠二の作品を展示する。作品と共に、日本画に使われる画材なども紹介する。
《福井県立美術館》
☆コレクション展 旅するコレクション~海を渡った画家たち~ 2024年12月19日~2025年2月24日
☆コレクション展 生きもの大集合! 2024年12月19日~2025年1月19日
☆いざ、冒険へ!めくるめく物語の世界~ルネサンスから絵本まで/新収蔵作品展 2025年3月4~30日
《滋賀県立美術館》
☆滋賀県立美術館開館40周年記念「BUTSUDORI展(仮)」 2025年1月18日〜3月23日
ふと目に入った日常の「モノ」にレンズを向ける。カメラを手にしたことのある人であれば、誰しもが経験したことがある行為。「モノ」を撮影するということが、写真家の表現や意図において、いかにその役割を果たしてきたのか。そして私たちの社会にいかに影響を与えてきたのか。「モノ」を撮影すること、「BUTSUDORI」写真の奥深さを展覧会を通じて考える。
《佐川美術館》

《MIHO MUSEUM》
《滋賀県立陶芸の森》
☆シリーズ・やきもの×グルメII ー近江の古陶磁を味わう・・・故国の料理とともにー 2025年3月15日〜6月22日
《京都国立近代美術館》

☆生誕120 年 黒田辰秋(仮称) 2024年12月17日~25年3月2日
☆〈若きポーランド〉―色彩と魂の詩 1890-1918 2025年3月25日~6月29日
☆きもののヒミツ 友禅のうまれるところ 2025年7月19日~9月15日
近世から近代のきものの優品や、近世の流行を支えた雛形本などの資料、さらに円山応挙から始まる京都画壇の展開と染織図案との関わり、図案を染織作品へと応用する過程、染織図案の流行が他の工芸品とも共有するものであったことも紹介。これまでにない視点から「きもののヒミツ」に迫る。
《京都国立博物館》

☆新春特集展示 巳づくし―干支を愛でる― 2025年1月2日~2月2日
☆特集展示 雛まつりと人形 2025年2月15日~3月23日
☆特別展「日本、美のるつぼ ― 異文化交流の軌跡」 2025年4月19日〜6月15日
☆特別展「宋元仏画ー蒼海を越えたほとけたち」 2025年9月20日~11月16日
《京都市京セラ美術館》

☆第11回日展京都展 2024年12月21日~2025年1月18日
☆コレクションルーム 冬期 2025年1月10日〜2月24日 特集「世界が見惚れた京都のやきもの〜明治の神業」
欧米の強国が日本に迫り来る明治時代、京都では、世界を驚嘆させたやきものが生まれた。万国博覧会で人気を博し、多くが海外へ輸出されたため、その存在は長らく謎に包まれていたが、近年になってようやく国内外で紹介されるようになった。中でも、この世のものとは思えない美しい釉薬や上品で精緻な浮彫が施された三代清風與平の器は、その希少さゆえに、多くの西洋人コレクターを魅了した。本展では、三代清風與平を中心に、初代宮川香山、初代伊東陶山らによる明治・京都が生んだ卓越した美と技術の粋を見ることができる。
☆蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影 2025年1月11日〜3月30日
「光彩色」と「影彩色」で表現された、“百人百様”の没入型絵巻体験。蜷川実花および各分野のスペシャリストによるクリエイティブチームEiM(エイム)として挑む本展は、蜷川が作品づくりを手掛ける展覧会としては関西で過去最大の大規模個展となる。本展のために制作した映像インスタレーション、立体展示などで構成され、京都国際観光大使も務めた蜷川が京都の街からインスピレーションを受け、EiMとともに手掛ける10話におよぶ”絵巻体験”の展覧会である。パンデミックや世界における紛争など、混沌とした昨今の情勢。ウェルビーイングの重要性は世界的にも広まっており、人々はいま、見失いがちな自分と向き合う時間が大切になっている。本展では、鑑賞者自身が物語のある展示の主人公となり、作品に滲み出たアーティストの内面を通し、自分の内面も覗くことで、自身の存在や周囲の世界と向き合う体験へと誘う。
☆ザ・トライアングル 坂本森海 2025年1月11日〜3月16日
☆ザ・トライアングル 迎英里子 2025年3月29日〜6月1日
☆モネ 睡蓮のとき 2025年3月7日〜6月8日⇒公式サイト
印象派の巨匠クロード・モネ。日本初公開作品7点を含む およそ50点が春の京都に集う、究極のモネ展。大画面の〈睡蓮〉に包まれた、風景の中へ。印象派を代表する画家のひとりであるクロード・モネ(1840-1926)は、一瞬の光をとらえる鋭敏な眼によって、自然の移ろいを画布にとどめた。しかし後年になるにつれ、その芸術はより抽象的かつ内的なイメージへと変容してゆく。モネの晩年は、最愛の家族の死や自身の眼の病、第一次世界大戦といった多くの困難に直面した時代でもあった。そのような中で彼の最たる創造の源となったのが、ジヴェルニーの自邸の庭に造られた睡蓮の池に、周囲の木々や空、光が一体となって映し出されるその水面だった。そして、この主題を描いた巨大なカンヴァスによって部屋の壁面を覆いつくす“大装飾画”の構想が、最期のときにいたるまでモネの心を占めることになった。本展の中心となるのは、この試行錯誤の過程で生み出された、2mを超える大画面の〈睡蓮〉の数々である。世界最大のモネ・コレクションを所蔵するパリのマルモッタン・モネ美術館より、日本初公開作品を含むおよそ50点が来日。さらに日本各地に所蔵される作品も加え、モネ晩年の芸術の極致を紹介。日本では過去最大規模の〈睡蓮〉が集う貴重な機会となる。
☆コレクションルーム 春期 2025年4月11日~6月15日 特集「染織をめぐる冒険―京都の作家を中⼼に」
京都では、⻑年にわたり培われた染織技術を基盤に数多くの染織家たちが優れた意匠を⽣み出してきた。近代以降は、様々な素材を使った撚り⽷で豊かな質感を表現した⼭⿅清華や中村鵬⽣による⼿織錦や、1960年代後半以降盛んになったファイバーアートなど、さらに⾃由な染織の在り⽅が追求された。本展では近年の新収蔵品も交え、技法や素材の選択、独⾃の表現に着⽬しながら、1930年代から今⽇にいたる京都の染織作品を紹介する。
☆KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2025 メインプログラム グラシエラ・イトゥルビデ Presented by DIOR 2025年4月12日~5月11日
1942年メキシコシティ生まれ。1969年にメキシコ国立自治大学の映画研究センターで映画を学び、高名なメキシコ人写真家マヌエル・アルバレス・ブラボの影響を受ける。故郷メキシコの地域社会を撮影したモノクロ写真で知られ、1979年の写真集『Juchitándelas Mujeres』は彼女の生涯にわたるフェミニズム支援のきっかけとなった。イトゥルビデは、メキシコのソノラ砂漠やフチタンデサラゴサをはじめ、キューバ、パナマ、インド、アルゼンチン、アメリカなど世界各地にて撮影を行っている。ハッセルブラッド国際写真賞、ウィリアム・クライン賞、メキシコ市芸術科学国家賞など数々の賞を受賞。
☆第4回PATinKyoto京都版画トリエンナーレ 2025 2025年4月15日~5月11日
2013年に第1回展を開催して以来、2016年、2022年と回を重ねてきた。激動する世界情勢は政治や経済のみならず、アートにも大きな影響を与えている。高度なデジタル技術により、イメージの複製や印刷技術は常に進化し続けており、NFTや生成AIによる作品への介入についても議論を呼び起こしている。今日の現代版画は、伝統的な版画技法から写真や映像による空間表現にまでまたがる豊かな表現領域として独自の存在感を示している。第4回PATinKyoto京都版画トリエンナーレ 2025は、変容する世界情勢の中で真摯に現実と向き合い、多彩なメディアを取り込みながら創作活動を展開してきた17人(含1組)の作家による作品を紹介する。複数コミッショナーの推薦制と、広い展示空間の提供を企画の2本柱に、日本の伝統文化としての版画、そして現代の版画表現の豊かさを、文化芸術都市京都から世界に向けて発信する。
☆松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界―反復と増殖― 2025年4月25日~9月7日
世界的前衛芸術家・草間彌生(1929~)の版画の世界を紹介。草間彌生は1993年第45回ヴェネチア・ビエンナーレにおいて、日本を代表する作家として世界の舞台へと立つが、その前段で積極的に版画制作に取り組んだことも現在の評価につながる大きな原動力となった。草間彌生は1979年に版画作品を初めて発表。そこには米国から帰国後の死や苦悩をテーマにした作品とは対照的に、華やかなモチーフが色彩豊かに表現されている。それまでの抽象的な表現に加え、南瓜、ドレス、葡萄、花や蝶など日常的なモチーフが網目や水玉で構成され、明瞭な色彩をまとう。網目や水玉の増殖が創作活動の根幹にあった草間と、複製芸術である版画は必然的に出合ったと言っても過言ではない。近年は、富士山を主題に浮世絵の木版画の技法を用いた連作や、モノクロームの大型シルクスクリーン作品「愛はとこしえ」シリーズなど、特徴的な作品を発表している。本展覧会では、世界最大級の草間コレクションを誇る草間彌生の故郷・長野県松本市にある松本市美術館が所蔵する340点にも及ぶ版画作品から厳選した作品に作家蔵の作品を加え、草間彌生の版画芸術の魅力と軌跡を展観する。
☆ザ・トライアングル 寺岡海 2025年6月17日~8月24日
☆コレクションルーム 夏期 2025年6⽉20⽇~8⽉31⽇ 特集「洋画の夜明け―⿊⽥重太郎にならって」
京都洋画壇の重鎮であった⿊⽥重太郎は、画家であると同時に多作な⽂筆家でもあった。その著作は、フランスを中⼼とするヨーロッパの美術動向を伝え、⻄洋美術受容において重要な役割を果たした。1947年に出版された『京都洋画の黎明期』は、京都を中⼼に据えた⽇本洋画全体の発展経過が体系的に記述され、2006年に増補改訂版が刊⾏されるなど現在においても京都洋画壇を語る上で⽋くことのできない⼀冊である。本特集では、⿊⽥が紡いだ京都洋画壇の形成過程を所蔵品で辿り、紹介。先覚として登場する⽥村宗⽴から京都府画学校設⽴と関⻄美術会の結成、そして浅井忠の京都来往まで、京都洋画の発展の礎を堪能できる。
☆どこ見る?どう見る?西洋絵画! ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 feat.国立西洋美術館 2025年6月25日〜10月13日⇨公式サイト
サンディエゴ美術館のコレクションを中心に、国立西洋美術館の名品とともに「西洋絵画をどのように見ると楽しめるか」という観点から、鑑賞のヒントを提案。サンディエゴ美術館から出品されるジョルジョーネやサンチェス・コターンなど、世界に冠たる傑作のほとんどは日本初公開。ルネサンスから19世紀末までの600年にわたる西洋美術の歴史をたどりながら、ひとりひとりの 「どこみる」を会場で探す。
☆ザ・トライアングル 薬師川千晴 2025年9月9日~11月16日
☆特別展 民藝誕生100年—京都が紡いだ日常の美 2025年9月13日~12月7日
思想家の柳宗悦、陶工の河井寬次郎、濱田庄司が京都に集うことで始まった「民藝」運動。木喰仏の調査旅行をするなかで議論を深め、1925年「民衆的なる工芸=民藝」という言葉が生まれた。このたび、「民藝」という言葉が誕生して100年を迎えるにあたり、特別展「民藝誕生100年—京都が紡いだ日常の美」を開催する。
☆Hello Kitty展―わたしが変わるとキティも変わる― 2025年9月25日~12月7日
ハローキティはデビューから半世紀を迎え今や世界中で知られ、愛されている。世の中を見渡しても稀な存在と言える。なぜそのようになり得たのでしょうか?そのヒントは、実はファンひとりひとりとの関係性にあった。本展では史上最大量のグッズ展示をはじめ、個性あふれるアーティストとのコラボ作品、オリジナル映像コンテンツなど様々なコーナーでそのユニークさを紐解く。
☆コレクションルーム 秋期 2025年10⽉24⽇~12⽉14⽇ 特集「こどもへのまなざし」
⼦どもとは、いったいどのような存在だろうか。かわいらしくて、純粋。⾃由で、少しあやうさも感じるもの。こうした⼦どもに対する認識は、近代になって改めて発⾒されたものともいえる。明治期になると学校が創設され、児童教育が発達していく。その後、⼤正期にいたって、児童向け雑誌や童謡など、⼦どものための⽂化が確⽴され、⽂筆家や作曲家など多くの⽂化⼈が⼦どもという存在に視線を向けた。そうした⾵潮のなかで、近代の画家たちもまた、その多くが⼦どもを⾒つめ、作品に描いた。純粋さの象徴として、あるいは若々しい⽣命⼒を⽰すものとして、また愛する家族の⼀員として。⼦どもを扱った作品は当館のコレクションにも多数存在する。本特集では、⼦どもをテーマにした絵画作品を展⽰し、近代における「こどもへのまなざし」を振り返る。
☆ザ・トライアングル 佐俣和⽊ 2025年12月3日~2026年2月15日
☆コレクションルーム 冬期 2025年12⽉19⽇~2026年3⽉15⽇ 特集「お雛さまと⼈形の世界〜絵画と共に四季をめぐる」
京都で江⼾時代・明和年間に創業した⼈形司「丸平⼤⽊⼈形店」の雅やかな⼈形を、五節句や季節の⾏事を描いた絵画と共に展⽰。丸平は、公家のしきたりである有職を基本とし、装束から調度品に⾄るまで品位あふれる⼈形づくりを⾏ってきた。本展では、宮家や財閥などの名家に愛されてきた雛⼈形を中⼼に、丸平ならではの御所⼈形や⾐裳⼈形、市松⼈形を、所蔵品の近代画家の作品と取り合わせ、京都に息づく伝統美を振り返る。
☆第12回⽇展京都展 2025年12月20日~2026年1月17日
☆特別展 戦後京都の前衛⽇本画(仮称) 2026年2月7日~5月6日
京都は、近代⽇本画を牽引する⽂化的中⼼地のひとつとして発展し、多くの優れた⽇本画家の輩出の基盤となってきた。しかし戦後になると、旧体制の反省の⾵潮のなかで、伝統⽂化としての⽇本画への批判の声が⾼まり、既存の権威や制度への反発からも「⽇本画を滅ぼすべし」という主張も⾒られるようにもなり、⽇本画に逆⾵が吹く。そうしたなか、京都画壇では⽇本画の枠組みを⾒つめ直し、継承/⾰新を模索して前へ進もうとする「前衛⽇本画」の運動が 1940年代以降に活発化していった。戦後を担う気鋭の若⼿画家たちがその中⼼となり、同志が集まり意欲的な美術団体が結成された。京都という⽇本画制作の中⼼地にいたからこそ、旧態依然とした⽇本画を⾝近に批判することができ、⽇本画の将来を創造する底⼒を⾒せることができたといえる。京都市⽴絵画専⾨学校、のちの京都市⽴美術⼤学(現在の京都市立芸術大学)もまた、同世代の⽇本画家たちをつなぐ場となり、前衛運動の基盤となった。本展では、戦後京都画壇の注⽬すべき前衛運動として、創造美術、パンリアル美術協会、ケラ美術協会の3つの団体を中⼼にして紹介し、⽇本画の系譜がいかにして現代へつながったのかを振り返る。主な出展作家は徳岡神泉、堂本印象、上村松篁、秋野不矩、三上誠、下村良之介など30⼈以上。
☆ザ・トライアングル 三橋卓 2026年3月10日~5月17日
☆⻄洋絵画400年の旅―珠⽟の東京富⼠美術館コレクション 2026年3月20日~5月24日
東京富⼠美術館のコレクションは、⽇本・東洋・⻄洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆⼯・武具・⼑剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点を収蔵し、とりわけルネサンス時代からバロック・ロココ・新古典主義・ロマン主義を経て、印象派・現代に⾄る⻄洋の油彩画コレクションは最⼤の特徴となっている。「珠⽟の東京富⼠美術館コレクション」をテーマに開催される本展では、その油彩画コレクションから厳選された作品によって⻄洋絵画400年の歴史を紹介する。
《京都府京都文化博物館》
☆世界遺産 大シルクロード展 2024年11月23日〜2025年2月2日
☆カナレットとヴェネツィアの輝き 2025年2月15日〜4月13日
ヴェネツィアを訪れた英国の貴族たちが旅の記念にと争うように買い求めたのが、18世紀を生きた画家・カナレット(1697-1768)のヴェドゥータ(景観画)。輝く水面に整然とした建築物、祝祭的な雰囲気など、ヴェネツィアに対する理想的なイメージは、雄大さと緻密さを併せ持つカナレットのヴェドゥータを通して定着していった。本展は、ヴェドゥータの巨匠・カナレットの全貌を紹介する日本初の展覧会。カナレットが描く壮麗なヴェネツィアの景観を通して、ヴェドゥータというジャンルの成立過程をたどるとともに、カナレットとは異なる眼差しでヴェネツィアを捉えた19世紀の画家たちの作品もあわせて紹介する。
☆古写真と絵葉書で巡る京の名所 2025年3月20日〜4月13日
日本に写真術が伝わった江戸末期の写真は、一部の写真師のみが撮影可能だった。しかし、技術や機材の進歩により、明治後期からは写真が市井に普及。乾板写真によって屋外の撮影が可能になったことで、好事家や写真師は日本の風景を撮影するようになった。このような写真は明治33年(1900)に私製葉書の使用が認可されたことで生まれた絵葉書にも用いられた。絵葉書の登場により人々が安価に写真を鑑賞することが可能になり、人々の中で写真に写された風景を楽しむ文化が確立されていった。本展では、明治後期から昭和初期の写真と絵葉書に残された京の名所の姿が紹介される。
☆「日本のハリウッド・京都」撮影所特集 2025年3月20日~4月29日
☆和食 ~日本の自然、人々の知恵~ 2025年4月26日~7月6日
2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」。それから10年。東京・国立科学博物館を皮切りに、全国を巡回してきた特別展「和食~日本の自然、人々の知恵~」が、和食の本場・京都にやってくる。世界中でますます注目の高まる和食を、バラエティ豊かな標本や資料とともに、科学や歴史などの多角的な視点から紹介。日本列島の多岐にわたる自然が育んだ多様な食材、人々の知恵や工夫が生み出した技術、歴史的変遷、そして未来まで。身近なようで意外と知らない和食の魅力に迫る。
☆特別展「世界遺産 縄文」 2025年10月4日~11月30日
2021年に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」。この地域には、日本最大級の縄文遺跡である特別史跡三内丸山遺跡(青森市)や特別史跡大湯環状列石(秋田県鹿角市)をはじめ、数多くの縄文遺跡がある。これらは日本の歴史と文化の成り立ちを考える上で非常に重要で、貴重な文化遺産である。本展覧会では、世界に誇る縄文文化と、豊かな自然環境のもとで一万年以上続いた持続可能な縄文社会について、世界文化遺産「北海道・東北の縄文遺跡群」をはじめとした遺跡から出土した土偶や装飾品を中心に紹介し、縄文人の豊かな暮らし・精神性を考える。
《美術館「えき」KYOTO》
