2020年3月18日の朝日新聞(WEB)などによると、2020年9~11月に広島県東部で開かれる国際芸術祭「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」に対して、県が外部委員会を設置し、事前に展示内容を確認する方針だという。美術関係者からは表現の自由への憂慮の声が上がっている。
同紙によると、県などでつくる実行委員会が主催。2月下旬の県議会の代表質問で、県側は、昨年実施したプレイベントに批判が多く寄せられた原因の1つが、事前に展示内容を把握できていなかったことだと説明。トリエンナーレの展示内容の全てを事前に外部の委員会で確認すると表明したという。
美術評論家連盟は、声明を発表。「もし報道されている通り、『ひろしまトリエンナーレ 2020 in BINGO』に検討委員会と称される外部機関が設置されるとすれば、美術評論家連盟は、『ひろしまトリエンナーレ 2020 in BINGO』を信頼に足る健全な国際展として認めることも相対することもできない」とした。
ひろしまトリエンナーレ 広島県が事前確認の方針
- 2020年3月18日
- 2020年3月18日
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