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空音央監督の長編劇映画デビュー作『HAPPYEND』が2024年10月4日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開 濱口竜介監督のコメント入り90秒本予告が到着!

濱口竜介監督のコメント入り90秒本予告

 短編映画「The Chicken」、コンサートドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto | Opus』で世界中の映画祭から注目を集めた新鋭・空音央監督の長編劇映画デビュー作『HAPPYEND』が2024年10月4日(金)、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国公開される。

 8月末から始まる第81回ヴェネツィア国際映画祭ではオリゾンティ・コンペティション部門への正式出品に加え、トロント国際映画祭、ニューヨーク映画祭、釜山国際映画祭への招待が決定。このたび、『ドライブ・マイ・カー』『悪は存在しない』の濱口竜介監督のコメント入り90秒本予告が到着した。

 大好きな音楽と、いつもの友達。この幸せはずっと終わらないと思ってたー独特なサウンドと圧倒的にエモーショナルな映像美が描き出す、「友情の危うさ」―。

濱口竜介監督 応援コメント(全文)
見終えた後もずっと『HAPPYEND』の登場人物たちが自分の中を生きている。
遥かな未来への予感を抱かせる、空音央と若者たちの出発点。
濱口竜介(映画監督)

 XX年後のとある都市。変わりゆく社会の中で、変わらない友情を育んでいた幼馴染で大親友の高校生のユウタ(栗原颯人)とコウ(日高由起刀)は卒業を間近に控え、いつもの仲間たちと悪ふざけをしながら楽しく過ごしていた。

 ある日、二人が仕掛けたいたずらが学校中を巻き込んだ騒動に発展し、監視システムを導入する事態に。この出来事をきっかけに、アイデンティティと社会への違和感について深く考えるようになったコウと、仲間と楽しいことだけしていたいユウタは少しずつすれ違い始める…。

 このたび解禁した90秒の本予告は印象的なテクノサウンドが響くクラブシーンから始まる。主人公2人は大好きな音楽に身をゆだね、ふざけながらいつもの仲間たちと楽しく過ごす。いつまでも終わらないように思える幸せな時間が流れるが、学校の中庭に黄色い車がそびえ立った場面から、少しずつ不穏な空気が漂い始める。

 コウに「普通の日本人とはデモグラフィックが違う」と言い放つ校長(佐野史郎)、AI監視システム、何かに弾圧される人々、ガタガタと揺れる学校。フィクションのはずなのに身近に感じざるを得ない未来の描写が、観る者の心をザワつかせる。

 「音楽以外のことも考えねぇの?」「お前のいう大事なことって何?」と、ついに2人は衝突し、これまで一緒に見ていた景色が少しずつずれ始めてきたことを予感させる。

 予告編の最後は「世界は変わっていくんだよ」というテキストと共にふざけあう後ろ姿が映し出される。果たして2人の選び取る未来は“HAPPYEND”なのだろうかー。

 普遍的でありながらも、これまでに見たことのない切り口で”友情の危うさ”を描いた。今の世の中と地続きでありえるかもしれない未来を、独特のサウンドと圧倒的にエモーショナルな映像美で表現した青春映画が誕生した。

場面写真11点を一挙解禁

 真っ直ぐにそびえ立つ黄色い車、クラブで楽しむユウタとコウの姿、赤いレーザーで囲まれる生徒たちなど、謎多き『HAPPYEND』の世界観が垣間見える場面写真11点を一挙解禁!

ストーリー

 ユウタとコウは幼馴染で大親友。いつもの仲間たちと音楽や悪ふざけに興じる日々を過ごしている。
 高校卒業間近のある晩、こっそり忍び込んだ学校で2人はとんでもないいたずらを仕掛ける。翌日いたずらを発見した校長は激昂し、学校に四六時中生徒を監視するAIシステムを導入する騒ぎにまで発展。
 この出来事をきっかけに、コウは、それまで蓄積していた、自身のアイデンティティと社会に対する違和感について深く考えるようになる。
 その一方で、今までと変わらず仲間と楽しいことだけをしていたいユウタ。2人の関係は次第にぎくしゃくしはじめ⋯。

出演:栗原颯人、日高由起刀、林裕太、シナ・ペン、ARAZI、祷キララ、中島歩、矢作マサル、PUSHIM、渡辺真起子、佐野史郎
監督・脚本:空音央
撮影:ビル・キルスタイン
美術:安宅紀史
プロデューサー:アルバート・トーレン、増渕愛子、エリック・ニアリ、アレックス・ロー、アンソニー・チェン
製作・制作:ZAKKUBALAN、シネリック・クリエイティブ、Cinema Inutile
配給:ビターズ・エンド
日本・アメリカ/2024/カラー/DCP/113分/5.1ch/1.85:1【PG12】
©2024 Music Research Club LLC
公式サイト:https://www.bitters.co.jp/HAPPYEND/
公式X:@HAPPYEND_mv
公式Instagram:@happyend.movie

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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