2025年のゴヤ展
《長崎県美術館》
☆ゴヤからピカソ、そして長崎へ 芸術家が見た戦争のすがた 2025年7月19日~ 9月7日
2025年は開館20周年という記念すべき年であるとともに、長崎にとって被爆80年という節目の年。長崎県美術館は、被爆地に在る美術館として、このたび戦争をテーマとした展覧会を開催する。一方で、同館はスペイン美術を標榜する美術館であることから、収蔵作品であるフランシスコ・デ・ゴヤの版画集『戦争の惨禍』を中心に据え、そこで表された戦争の真の姿、そこから導き出される戦争の本質について考える。そしてプラド美術館からはゴヤの油彩画、ソフィア王妃芸術センターからはスペイン内戦期に制作されたピカソの版画、さらに国内美術館に所蔵されている戦争や原爆にまつわる作品が一堂に会する。
2026年のゴヤ展
《東京富士美術館》
☆東京富士美術館コレクションフランシスコ・デ・ゴヤ 四大連作版画展 2026年2月7日~3月22日
スペインを代表する画家フランシスコ・デ・ゴヤ(1746-1828)は、デューラーやレンブラントと並ぶ傑出した版画家としても知られている。彼が生み出した『気まぐれ』Caprices『戦争の惨禍』Disasters of War『闘牛技』Bullfighting『妄』The Folliesの連作版画シリーズには、社会に対する鋭い批判や戦争の残虐さ、人間精神の内面が、深い洞察に基づく表現力で鮮烈に描き出されている。同館が所蔵するゴヤの四大連作版画215点を一挙公開する本展では、時代を超越した独特の魅力を放つゴヤ版画の全貌を見ることができる。