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美術

  • 2019年6月13日
  • 2019年7月16日

アイチアートクロニクル1919-2019座談会「公立美術館と地方の反芸術」

 愛知県美術館で6月23日まで開催されているリニューアル・オープン記念全館コレクション企画「アイチアートクロニクル1919-2019」の記念座談会「公立美術館と地方の反芸術」が2019年6月8日、名古屋・栄の愛知芸術文化センターで開かれた。同館主任学芸員の石崎尚さんに小松健一郎さん(北九州市立美術館 […]

  • 2019年6月12日
  • 2023年3月25日

内なる身体の形象 その変容の生々しさ Figure|阿部大介展

AIN SOPH DISPATCH(名古屋)  2019年5月25日〜6月8日   阿部さんと言えば、発泡バインダーで日常的な物を写し取り、表面や形態を立体コピーとして再現する作家という印象が強かった。  鷹野健さんとのユニットで、それを大型化し、家屋一軒を青焼きのような青っぽい被膜で複写し、剥がし […]

  • 2019年6月11日
  • 2019年6月26日

超資本主義への疾走—

二〇〇七年十一月、東京国立近代美術館地階の講堂で、美術評論家連盟主催のシンポジウム「超資本主義への疾走 中国現代美術の過去と未来」が開かれた。当時、さまざまな美術系メディアで現代美術のバブル的な状況が指摘される中、シンポジウムからは、その中心的舞台・中国で展開する経済主導型文化開発の生々しい一端が浮 […]

  • 2019年6月10日
  • 2022年11月4日

松澤宥と水上旬 ニルヴァーナの頃

 名古屋の美術家水上旬と、松澤宥との最初の接点は、長良川河畔や岐阜市民センター(金公園)を会場に、岐阜アンデパンダン・アート・フェスティバルが開かれた一九六五年八月である。  既に六〇年代初頭から京都や名古屋でハプニングを展開していた水上も、岐阜の前衛芸術グループ「VAVA」がオーガナイズしたこの地 […]

  • 2019年6月10日
  • 2022年11月20日

水と円環—遠藤利克さんが語る初期作品

 岐阜県高山市出身の彫刻家、遠藤利克さんの「平成十八年度芸術選奨文部科学大臣賞」受賞を記念する講演会が二〇〇七年九月二十九日、名古屋市の名鉄ニューグランドホテルで開かれた。主催は、遠藤さんの母校である名古屋造形大学・短大(遠藤さんは、名古屋造形芸術短大彫刻科を一九七二年に卒業)の関係者らでつくる実行 […]

  • 2019年6月7日
  • 2023年2月22日

芸術の共同性について思ったこと

 日経新聞二〇〇九年九月五日付の記事「邦画のセオリー変える」は読み方によっては、かなり辛らつな内容に思える。  「芸術性の追求より観客の満足感優先」。そんな見出しが躍る記事自体は、テレビの連続ドラマを映画化するだけの製作手法にクギを刺したよくある内容のものだが、当のテレビ局プロデューサーが「いわゆる […]

  • 2019年6月7日
  • 2019年6月26日

アジアの美術、遠いアイデンティティの傷について

というのも、モーセはエジプト人であり、したがって彼は、そのアイデンティティの内部で夥しいまでに数多くの事どもがそうしたアイデンティティに抗い、その結果、アイデンティティが傷つき、そしてついには、かかるアイデンティティという内部を創りあげた当の本人であるにもかかわらず、おそらくは、彼に対する凱歌の声さ […]

  • 2019年6月7日
  • 2021年6月15日

距離が生み出す強度 長谷川哲展—平面作品(Mixed media)&ビデオ—

ギャラリーA・C・S(名古屋) 2019年5月11日〜5月25日  長谷川哲さんの作品は、コピー機を使った独自の過程で制作される。風景などのモノクロ写真を撮り、プリントした後、改造したコピー機にかけ、トナーの黒粉が定着せず未だ浮いている段階で、へら状のものなど様々な道具によるストロークとともにトナー […]

  • 2019年6月6日
  • 2019年7月17日

竹田大助の謄写版モノタイプ「Kへのオマージュ」をめぐって 1950年代の沈黙ともう一つの沈黙

序 沈黙について  「豊穣なカオスから眼覚めるコスモスへの渇望を僕の喉に啓へた熱い沈黙の画家へ」。古びた詩集の表紙をめくると、いくらか鋭角的な文字でこう書かれてある。今からちょうど五十年前の1955年5月、最初で最後の詩集を発表した若き詩人、前田耕(1935年、名古屋市生まれ)が、その一冊を親友だっ […]

  • 2019年6月5日
  • 2022年3月10日

都市の自然を見つめて—その変わらぬ意思について 国島征二展

なうふ現代(岐阜) 2019年5月18日〜6月9日  岐阜市のギャラリー「なうふ現代」での国島征二展の初日。午後にギャラリーを訪れると、既に国島さんは「命の水」と称する冷酒を飲みながら、早い時間に訪れた旧知の作家らと語らいの中にあった。  新聞記者として美術を担当するようになった25年ほど前から付き […]

  • 2019年6月3日
  • 2021年11月17日

豊田市美術館がリニューアル 6月30日まで記念コレクション展

 改修工事のため休館していた豊田市美術館が2019年6月1日にリニューアルオープンし、式典が開かれた。太田稔彦市長は「所蔵品から約150点と市が誇る織田信長像が展示でき、まさに豊田市の底力を示すオープニングになった。派手ではないが、市民目線、お客さん目線のリニューアルになった」とあいさつ。続いて、村 […]

  • 2019年6月1日
  • 2019年6月19日

漂流物、廃棄物に眼差しを向ける佐藤貢さんの生き方 108 Crosses Mitsugu Sato 

Gallery NAO MASAKI(名古屋) 2019年5月18日〜6月2日  Gallery NAO MASAKIの佐藤貢さんの個展は、新作のシリーズに旧作を加え、見応え十分だった。自分の元に流れ着いた、あるいは、たまたま出合ったおびただしい「ゴミ」をブリコラージュのように集積させていく。釣り糸 […]

>文化とメディア—書くこと、伝えることについて

文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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