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「ぼくらのレシピ図鑑シリーズ特集in名古屋」シアターカフェ(名古屋)で2023年10月21-27日に開催

自治体と組み、「地域」「食」「高校生」をキーワードに作る映画シリーズ

 「ぼくらのレシピ図鑑シリーズ特集in名古屋」が2023年10月21~27日、名古屋市東区白壁のシアターカフェで開催される。

 映画「ぼくらのレシピ図鑑シリーズ」とは、映画制作、プロデュースの映画24区が全国の自治体と組み、「地域」「食」「高校生」をキーワードに作る映画シリーズ。

 2018年にスタートし、『メンドウな人々』は第3弾となる。今回は、第1弾『36.8℃サンジュウロクドハチブ』、第2弾『夏、至るころ』も上映する。

スケジュール・料金・予約

日時: 10/21(土)~27(金) ※火水定休
 
・10/21(土)  15:00~『メンドウな人々』
       18:00~『36.8℃』 
 ※15時/安田真奈監督、鳴海翔哉さん 18時/安田真奈監督舞台挨拶予定 
・10/22(日)  15:00~『メンドウな人々』
       18:00~『メンドウな人々』 
 ※各回安田真奈監督、鳴海翔哉さん舞台挨拶予定
・10/23(月)  15:00~『メンドウな人々』
       18:00~『夏、至るころ』
・10/26(木)  15:00~『メンドウな人々』
       18:00~『メンドウな人々』
・10/27(金)  15:00~『メンドウな人々』
       18:00~『メンドウな人々』

料金:1作品1200円(1日2作品の場合は2400円)+ドリンク(600円~)  
定員:各回19名
予約はこちら
来場者プレゼントあり。
〇『メンドウな人々』台本ノート 先着10名にプレゼント!
〇『36.8℃サンジュウロクドハチブ』ポストカード (2枚)全員にプレゼント!
〇『夏、至るころ』ロケマップ 先着10名の方にプレゼント!

三谷一夫(映画24区代表・プロデューサー)コメント

 本シリーズは、全国各地で作られている「ご当地映画」とは異なります。従来の商業映画の作り方とは異なる形を模索し続ける中で、地域(自治体)を製作主体とした、新たな映画の作り方を日本映画界に提示するものです。

 単に東京の映画スタッフが地域に乗り込んで、映画を撮影するだけではなく、映画の企画段階から地元の高校生ら市民と、演技や脚本のワークショップを通じて、プロの映画スタッフと同じ時間を共有しながら、シナリオ作りやロケハン、美術の準備、地元料理の開発、キャストオーディションなどを丁寧に進めていきます。

 世界に1つしかないオリジナル映画が完成すれば、その後は市民一丸となって、全国の映画館や日本の地域映像や食に関心の高い海外に向けて幅広く発信していきます。

 2018 年にスタートした本シリーズですが、コロナで3年間動けない時間が続き、ようやく第3弾(『メンドウな人々』)の9月2日公開が決定し、2024年度に向けて新企画を全国各地で再開します。

 今後は、新進の監督や俳優たちも積極的にチャレンジできるシリーズに育てていければと考えています。お楽しみに。

作品紹介

シリーズ第3弾『メンドウな人々』(2023年/71分)山梨県富士吉田市が舞台

監督・脚本:安田真奈 
出演:片岡千之助、的場浩司、筒井真理子、藤嶋花音、柳明日菜、大迫一吹、翔、佐藤鯨、鳴海翔哉、瑚海みどり、坂本ちえ、西山宏幸、内山由香莉、上村健也

 遠山雄大(片岡千之助)は、地味で友達も少なく、学校生活もパッとしない高1男子。ある日、学校をサボっていたところ、酔っ払った洋食店の主人・桑原猛(的場浩司)にぶつかり、足を怪我させてしまう。雄大は買い出しなどを手伝うため洋食店に通いだし、隣人の千鶴(筒井真理子)は二人の様子に興味津々。やがて高校の「うどん部」が現れるが、彼らはやたらと一生懸命で…。ちょっぴりメンドウな人々が、うどんをこねたり、理屈をこねたり。荘厳な富士山の麓で繰り広げられる、アツくてメンドウな青春物語です。⇒公式サイト

シリーズ第1弾『36.8℃サンジュウロクドハチブ』(2018年/65分)兵庫県加古川市が舞台

監督:安田真奈 
出演:堀田真由、岸本華和、西野凪沙、平井亜門、渡辺真起子、寺脇康文

 『36.8℃』…。このなんとも言えない微熱のような数字は、青春の揺らぎそのものです。激しく不幸でもなく、幸せの絶頂でもなく、毎日は、ちょっと嬉しかったり、ちょっと不安だったり、の繰り返し。そんなリアルで普遍的な青春模様を、加古川の素朴な風景や食を織り込みつつ、優しく描いてみました。⇒公式サイト

シリーズ第2弾『夏、至るころ』(2020年/104分)福岡県田川市が舞台

監督:池田エライザ 
出演:倉悠貴、石内呂依、さいとうなり、安部賢一、杉野希妃、大塚まさじ、高良健吾、リリー・フランキー、原日出子

 翔と泰我は高校最後の夏を迎えていた。二人は幼い頃から祭りの太鼓をたたいてきた。だが、泰我が突然、受験勉強に専念するから太鼓をやめると言い出す。ずっと一緒だと思っていた翔は急に立ちすくんでしまう。自分はどうしたらよいのか、わからない…。息子の将来を気にかける父と母、やさしい祖父と祖母、かわいい弟。あたたかい家族に囲まれると、さらに焦りが増してくる翔。ある日、そんな翔の前にギターを背負った少女、都が現れる…。⇒公式サイト

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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