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第77回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門 正式出品『ぼくのお日さま』2024年9月13日から伏見ミリオン座(名古屋)など全国公開

第2弾予告編解禁 7月12日から特製ポストカードセット付きムビチケカード(前売券)発売

 第77回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門に正式出品された奥山大史監督の最新作『ぼくのお日さま』が2024年9月13日、伏見ミリオン座(名古屋)などで全国公開される。

 『僕はイエス様が嫌い』で第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞し、2024年5月に開催された第77回カンヌ国際映画祭では、長編2作目『ぼくのお日さま』が8分間ものスタンディングオーベーションで歓迎された。

 本作は、雪の降る街を舞台に、吃音のあるアイスホッケー少年のタクヤ(越山敬達)と、フィギュアスケートを学ぶ少女さくら(中西希亜良)、そして元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ荒川(池松壮亮)の3人の視点で紡がれる物語。

 このほど解禁された第2弾予告は、アイスホッケーの練習のためにスケート場に来ていたタクヤがフィギュアスケートを練習する少女・さくらの姿に心奪われる瞬間を捉えたシーンから始まり、カンヌ国際映画祭ディレクターのクリスチャン・ジュンヌ氏の「日本映画に新しい波がきた」というコメントがつづく。

 そして主題歌「ぼくのお日さま」のハンバート ハンバートの佐藤良成が手がけた劇伴が流れると「アイスダンスに挑戦してみよう」という荒川からの提案による3人が練習の日々が始まるー。

 第2弾予告のラストは、橋口亮輔監督が寄せた「痛みを描いていて、ちゃんと痛かった」というコメントで締められる。

 ポスタービジュアルは、写真家・木村和平が撮影した、田舎町のスケートリンクで出会った3人が、湖の氷の上で満面の笑顔で寄り添う姿を捉えた写真を使用。

 お日さまの光の中で、尊い時間を過ごした彼らの「3つの心がひとつになった」瞬間を切り取ったビジュアルとなっている。

 7月12日から、特製ポストカードセット付きムビチケカード(前売券)も発売された。

 映画「ぼくのお日さま」は、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテで9月6〜8日の3日間先行公開され、9月13日から全国公開。

あらすじ

 吃音のあるアイスホッケー少年・タクヤ(越山敬達)は、「月の光」に合わせフィギュアスケートを練習する少女・さくら(中西希亜良)の姿に、心を奪われてしまう。

 ある日、さくらのコーチ荒川(池松壮亮)は、ホッケー靴のままフィギュアのステップを真似て、何度も転ぶタクヤを見つける。

 タクヤの恋の応援をしたくなった荒川は、スケート靴を貸してあげ、タクヤの練習をつきあうことに。

 しばらくして荒川の提案から、タクヤとさくらはペアを組みアイスダンスの練習をはじめることになり……。

監督・撮影・脚本・編集:奥山大史  出演:越山敬達、中西希亜良、池松壮亮、若葉竜也、山田真歩、潤浩ほか  主題歌:ハンバート ハンバート 本編:90分   配給:東京テアトル   (C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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