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「ボイド・サウンド映画祭」5月20日-6月9日 名演小劇場で初開催!

boidsound映画祭

 名古屋市東区東桜の名演小劇場で2022年5月20日〜6月9日、映画館の音響機材を使って1作品ごとに調整した音を体全体で楽しんでもらう「ボイド・サウンド映画祭」が開かれる。

 同劇場では初めての開催となる。主催は同劇場。映画評論家、音楽評論家で、boidを主宰する樋口泰人さんが監修、シー・ワークスによる企画。

 上映するのは、『プロミシング・ヤング・ウーマン』『ラストナイト・イン・ソーホー』『マッドマックス 怒りのデスロード』『スウィング・キッズ』『AKIRA』『パプリカ』『アメリカン・ユートピア』『ゆらゆら帝国 2009.04.26LIVE 日比谷野外大音楽堂』『ミッシェル・ガン・エレファント”THEE MOVIE “ーLAST HEAVEN 031011ー』の9作品。

Boidsound とは

 爆音上映で知られる《boid》の音響調整チームが、音楽ライヴ用の機材を映画館に持ち込むのではなく、映画館に備え付けられた機材を使って映画の音を1本1本調整。

 耳のみならず、身体全体で音を感じることを目指して音量を上げ、映画の音響のバランスをとることによって、映画、映画館と観客の身体をつなぐ可能性を最大限に広げる試み。

 1本ごとに音を調整して、その設定をミキサーに記憶させ、上映の際には、作品ごとに設定を呼び出して上映する。

プログラム・料金

料金:一般¥1800/大学生¥1500/シニア¥1300/高校生以下¥1000
前売券¥1300(1作品)

公開記念トークイベント『AKIRA』

日時・ゲストなど

日 程:5月26日(木)
時 間:10:00 の回上映後 (12:05~12:35)/17:50の回上映前(17:50~18:20)
ゲスト:佐々木望さん(声優/『AKIRA』鉄雄役)
進 行:樋口泰人さん(boid 代表/企画監修)
料 金:一般¥1800/大学生・専門学校生¥1500/シニア¥1300/高校生以下¥1000

佐々木望 プロフィール

 『幽☆遊☆白書』幽助、『AKIRA』鉄雄、『銀河英雄伝説』ユリアン、『MONSTER』ヨハン、『からくりサーカス』ギイ、『無限の住人』天津影久など、多くの作品で主要キャラクターの声を担当。

 独特の存在感がある声で、熱血キャラからクールなヒール役まで、幅広い役柄を演じ分ける。オーディオブックなど、朗読も好評価。

樋口泰人 プロフィール

 1957年、山梨県生まれ。『カイエ・デュ・シネマ・ジャポン』の編集委員をへて、ビデオ、単行本、CD などを製作・発売するレーベル「boid」を1998年に設立。

 2004年から、吉祥寺バウスシアターで、音楽用音響システムを使用しての爆音上映シリーズを企画・上映。2020年、より小さな動きと声を伝える新レーベル「Voice Of Ghost」を立ち上げた。

 著書に『映画は爆音でささやく』(boid)、『映画とロックンロールにおいてアメリカと合衆国はいかに闘ったか』(青土社)。(株)boid 代表。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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