絹格子着尺 青田美穂
近年収集した手工芸品、寄贈を受けた資料など約150点を展示
愛知・豊田市民芸館で2024年4月9日~6月30日、 企画展「美しき手仕事 -新収蔵品を中心に-」が開催される。「美しき手仕事」をテーマに、近年収集した手工芸品、寄贈を受けた資料など約150点を紹介する。
第一民芸館では、日本民藝館展(年に一度開かれる全国公募の新作工芸品展)の優品、絞り染めなどの染織品、手漉き和紙やざぜち(切り紙)等を展示する。
第二民芸館では、故・髙松静男氏が収集したアイヌの工芸品や瀬戸の石皿、そば猪口など、300点を超える資料の受贈を記念して、多数の優品が含まれた髙松コレクションの中から厳選した作品を披露する。
民藝運動の創始者・柳宗悦(1889-1961年)は、著書『手仕事の日本』のなかで、「手はただ動くのではなく、いつも奥に心が控えていて、これがものを創らせたり、働きに悦びを与えたり、また道徳を守らせたりする」と語った。
本展は、こうした手仕事がいかに大切な意味をもつのかを、あらためて省みる機会となるだろう。
展覧会概要
会 期:2024年4月9日(火)-6月30日(日)
会 場:豊田市民芸館 第 1・第 2 民芸館 愛知県豊田市平戸橋町波岩86-100
開館時間:午前9時30分-午後5時
休 館 日:月曜日 ただし祝日(4月29日、5月6日)は開館
観 覧 料:一般300円 高大生200円 中学生以下と豊田市内在住の70歳以上、障がい者は無料(要証明)
※その他の減免あり
主 催:豊田市民芸館
同時開催 森の本多コレクション展「本多静雄の眼」
会 場:豊田市本多記念民芸の森・田舎家 (愛知県豊田市平戸橋町石平 60-1)
会 期:2024年4月4日(木)-6月16日(日)
観覧料:無料