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アーツ・チャレンジの作品募集

ARTS CHALLENGE 2022の作品募集

 国際芸術祭「あいち」組織委員会 が2021年6月17日、「ARTS CHALLENGE 2022」(アーツ・チャレンジ)の作品募集の概要を発表した。 募集期間は2021年7⽉3⽇〜8⽉30⽇。展⽰期間は2022年1⽉22⽇〜2⽉6⽇。

 アーツ・チャレンジは、現代アートの公募展で今回が12回目になる。若⼿アーティストから作品プラン募集。発表の場を提供することによって、愛知から世界を舞台に活躍するアーティストの輩出を⽬指す。

 活動奨励費は、30万円を⼊選した8人(組)全員に⽀給。審査員賞は、3人(組)のそれぞれに20万円を贈る。また、観客賞1人(組)を展⽰期間中に来場者投票で決定する。

 結果は、2021年10⽉11⽇に特設サイト上で公開。⼊選作品は、「ARTS CHALLENGE 2022」展⽰期間の2022年1⽉22⽇〜2⽉6⽇、愛知芸術⽂化センターのアートスペースXおよびパブリック・スペースに展示する。

審査員

○審査員

・沢⼭遼[美術批評家]
・新藤淳[国⽴⻄洋美術館主任研究員]
・⽵村京[アーティスト]
・中村史⼦[愛知県美術館主任学芸員/国際芸術祭「あいち2022」キュレーター]

○特別審査員

⽚岡真実[国際芸術祭「あいち2022」芸術監督/森美術館館⻑/国際美術館会議(CIMAM)会⻑]

今回の「ARTS CHALLENGE」はここが違う!

■ 国際芸術祭「あいち2022」にちなんだテーマ「I Got Up ⽣きなおす空間」を設定

 「I Got Up」は、愛知県出⾝のアーティスト、河原温による同名のシリーズに由来する。 世界各地から、河原の起床時間が印字された絵葉書を送る作品で、国際芸術祭「あいち2022」のテーマ「STILL ALIVE」が、河原が電報で⾃⾝の⽣存を発信し続けた「I AM STILL ALIVE」シリーズに着想を得ていることに呼応している。

 応募する作品プランは、「I Got Up」を直接参照したものから、独⾃に解釈を加えたものまで、多様な展開が可能となる。

  本展では、愛知芸術⽂化センターのパブリック・スペースを活⽤する作品を募集する。普段は作品展⽰で使⽤されることの少ない空間が「⽣きなおす」ようなプラン、空間の様相を⼤きく変化させる作品や、場所の特性に応答したアイデアに期待がかかっている。

■ 「審査員賞」「観客賞」を設置

 公募展開幕前⽇に実作審査を実施。沢⼭遼さん、新藤淳さん、⽵村京さんが各1人(組)に「審査員賞」を授与する。

 公募展開催期間中に来場者投票で「観客賞」を決定する

■ 応募⽅法の簡略化

 規定の応募⽤紙を減らし、オンラインで応募できるようになった。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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