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岐阜県美術館で2024年1月13日-3月17日にアートまるケット「展覧会を準備してます、展。」を開催

岐阜をアートまみれにして美を楽しむ 9回目のプロジェクト

 岐阜県美術館で2024年1月13日〜3月17日、アートまるケット「展覧会を準備してます、展。」が開催される。

 「アートまるケット」は、2015年度から始まった日比野克彦館長ディレクションによるプロジェクト。

 岐阜の言葉で「まみれる」を意味する「まるけ」と「マーケット」に「アート」を結び付け、岐阜をアートまみれにして美を楽しもうという企画。今回で9回目になる。

 今回のアートまるケットでは、「展覧会を準備してます、展。」と題し、美術館学芸員の舞台裏を紹介。展覧会の開催まで、何年もかけて続けられるさまざまな準備を見せていく。

 岐阜県美術館のコレクションによって、美術館と世界がつながる。どっぷりアートにまみれている学芸員の調査研究活動に触れながら、アートへの新たな興味をかき立てられる展示となる。

 2015年度から3年間は、展示室から庭園へ、次に美術館を飛び出し公園へと、人が自由に集まる場所で魅力を発信した。2019年度は、コロナ禍でオンライン企画にシフトし、現在も配信し続けている。2022年度は、「知る」をテーマに2組のアーティストを迎え、展示室と庭園で、リアルへとリスタートするためのプロジェクトを展開した。

展覧会概要

展覧会名:アートまるケット「展覧会を準備してます、展。」
会  場:岐阜県美術館 展示室2(岐阜市宇佐4-1-22)
会  期:2024年1月13日(土)〜3月17日(日)午前10時ー午後6時
休 館 日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
※夜間開館は2024年1月19日(金)、2月16日(金)は午後8時まで
※展示室の入場は閉館の30分前まで
料  金:観覧無料
主  催:岐阜県美術館
同時開催:日比野克彦アートコミュニケーション作品《Such Such Such》

見どころ

 こんなところまで見せちゃうの? コレクションを活用した展覧会準備の様子をリアルタイムで紹介。展示会場やカタログだけでは知ることができない舞台裏を公開する。

作品を調査するってナンヤローネ
 展覧会への出品作品は、ほんの一握り。たくさんの作品調査を行い、展示構成や出品作品への研究を深めていく。今回はその一部を紹介。美術館では、どんな調査が行われているのだろうか。
作品を燻蒸くんじょうするってナンヤローネ
 美術館に運び込まれた作品は、収納や展示する前に虫菌害対策を行う。今回は、会場で実際の燻蒸作業の様子を公開する。
作品を装丁・修復するってナンヤローネ
 作品の額装作業や修復作業も展示の前に行う美術館の仕事の一つ。会期中、その作業の様子を見ることができるかもしれない。
「つないでいく人 日比野克彦」新プロジェクト始動!
 現在準備中の展覧会をきっかけに、日比野克彦館長ディレクションによる新プロジェクトがはじまる。岐阜県美術館が誇るルドンコレクションが世界とつながる試み。

同時開催

「走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代」2023年12月19日(火)~2024年2月18日(日)
・「フォルムーやきものから」2023年11月14日(火)~2024年3月3日(日)
・「ルドンコレクションから:聖アントワーヌの誘惑」2024年1月5日(金)~2024年4月7日(日)
・「フランスに渡った日本人画家」2024年1月5日(金)~3月31日(日)
・「ぎふの日本画 おいしかったよ すばらしい鮎だ 書簡にみる画家と岐阜の人々の交流」2024年3月12日(火)~6月16日(日)

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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